プロになりたい人の問題、それは、プロとのギャップの明確化と克服手段です。声優志望者は、何万人も学校へ行っています。そこで習ったことができても多くの人はプロになれません。国家資格を得るための学校のように、90パーセント以上の合格率とは真逆です。
となると、どこかで化ける、ワープしなくてはいけません。ビリからトップになる、最初は、「なりたい」「いつかなれないか」が、「なれるかもしれない」になって、「なれる」「なれないとおかしい」と、変わります。妄想でなく実感できる、そういう力がつくには、周りと現状の把握が、それぞれのレベルで必要です。
多くの人は、なりたい―絶対無理だ、なりたい―なれたらいいな、やはり絶対無理だ、となっています。そのままでは、学ぶ意味がありません。学校へ行っても、なりたい―絶対無理、となる人の方が多いというなら、その例外を目指すのです。
私のいうプロは、生涯、その仕事を続け、飯が食えるレベルです。年に数回、誰でもできる仕事が回るくらいの力では、AIやロボットに替わられてしまいます。
未来に対しての可能性は、誰にでも開かれています。時間を能力に変えるために学びに行くのです。このままでは無理、であっても、このままでなければ可能です。絶対可能にどうやってなっていくのか、そこが大切なのです。
それをトレーナーが教えないのは、ライバルを増やしたくない、からではありません。彼らも、優秀なパートナーには期待しています。どう教えたら育つのかや、そこからどうしたらよいのかに方法やノウハウが確立していないのです。ワープする力のつけ方をどこかで伝えます。私の生きてきた時代や世界でなく、未来へ向けて生きる力をつけるのです。