夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

気づき合うレッスン

すぐにわかることなど、一回で飽きられてしまうのです。わかりたいからと「科学的に」「理論的に」などということに頼るのは、あまり賢いことではありません。一つの手段として使うのは、悪いとはいいません。どの程度なものかを知るのもよいでしょう。それで声がわかるのでなく、それで声がわからないことを知るために、です。

 レッスンやトレーナーも、自分のわからない、知らないこと、気づかないことに出会うためにあります。

 少なくとも私のレッスンはそうですし、そうでした。レッスンを受けても、教えても、先生―生徒の授受などではありません。気づき合うことです。私が気づくと、相手も気づくようになります。そういうことが大切です。

上も下もない、勝負でもない、のが学ぶということです。気づき合い、力のつけ合いをするのです。よいレッスンでは、私も、とてもたくさん、深いことに気づくのです。

 昔、50人ほどの合宿の総合コメントで言ったことがあります。「準備も併せて、いつも私が一番、勉強になっているのではないか、それでよいのか」と。