トレーナーのよし悪しや、合う合わないというのは、感覚的なことが大きいだけに難しいものです。自分が何を学ぶべきかわからず、友だちでもないのに相性を第一にするからです。それは趣味のようなものです。その人から自分が何を学ぶかを具体的にすることです。
多くのケースでは、根本的な問題に気づかない、気づいていたら直っていくのですから、気づかないように避けている、直面しない。そして、これまで通り自分の好むトレーナーを選ぶのです。せっかく、そうでないトレーナーについても、新しいことやこれまでの延長線上のことを学ぼうとします。本質的なことを臭いものとしてフタをしてしまうのです。せっかくのトレーナーのレッスンを自分に合わせて、自分のいいようにしか使えなくしてしまう人も少なくありません。トレーナーも、その人の満足度に合わせるから、なおさらです。
すぐに「大体わかった」とか、「前のトレーナーと同じ」などという結果になってしまうのです。
そういう人は、充分にやってもいないのに、「私は○○には向いていない」「○○は私にはできない」と思うのです。自分で、無理やりできないことを確認して、元に戻っていくのです。だからこそ、その二者の関係をチェックしてアドバイスする人が要るのです。