自由に詞を書いたり曲をつくって、他人との優劣とは言わないまでも、すぐれているものが出ればわかるのです。そこでわかるものが出るようにしていくのがレッスンです。
それは、トレーナーが、予め知っているようなものであってはならないのですが、大体は、売れている先行パターンや、これまでのモデルをまねさせます。
何よりも本人がつかまなくてはならない、至高のパフォーマンスというのを目指していくべきと思います。周りの望んでいるものよりも、日本を超えた世界で望まれるもの、そこへ、個としての体、声を沿わせていくセンスということでしょうか。
そうであれば、周りとも日常とも、生きることとも離れません。よって、見放されたり衰えることもないのです。いや、そうなることで危機感をもち、また、創り出していく、そういうものが残るでしょう。芸も文化も人も、作品、商品も同じです。