私は「吸う」トレーニングを原則として行っていません。「吐いたら入る」トレーニングをしています。つまり、鼻も口も耳も眼も開いていて、どこから入ってもよい、自由です、と。ちなみに、横隔膜は吸気筋です。吸うのは、生きために強制的にしぜんになされているのです。吐くのもその点同じですが、せりふや歌に使うから、そこは応用です。当然、生きるところで組み込まれていません。
口呼吸は健康上も悪者扱いされています。ですから、金科玉条のように鼻呼吸と、トレーナーが言うのは一理あります。それで、その後のケアまで引き受けていたらダメとも申しません。トレーニングですから、本番と異なることでよいのです。