多くの人は自分の真ん中に中心をとらないで、他人の歌や声に合わせようとします。時にオペラ、ミュージカル、合唱などでは、あたかも本人以外に正解や基準があるように思ってしまいます。トレーナーも、本人が望むのだから、それを正しい目標とします。わかりやすくまねられて早く上達するからです。すると可能性が狭くなり限界が早く来るのです。
それは、周辺を中心と思って深めようとするからです。これは、不利な勝負です。無駄とは言いませんが、最終的には、報われにくいし、努力の効率もよくない。
しかし、表向きの器用さで選ぶ日本のレベルでは、早く形をつけやすく認められやすいノウハウになります。深まらないが早くできるということで、売り物になりやすい。初心者が飛びつきやすく、トレーナーにしても教えやすい。それだけに、用心すべき点です。