仕事にも人にも恵まれた人でも、自分の声にコンプレックスをもっているということでいらっしゃいます。そういう人に、私は、「必ずしもヴォイトレの必要性を感じませんが」と正直に言うこともあります。「いや、カラオケが…」というなら、引き受けます。
人生でうまくいっている人の声は、個性であり、顔と同じです。声は何でもありです。荒がある方が魅力的なものです。それで人生がよくなっていたら、声も魅力的なことが少なくありません。
しかし、そうでない例外もいます。また、完全主義者もいます。この二つのタイプには対応します。また、発音、滑舌といった、部分的、機能的なことは、トレーニングで直ります。老け声やしゃがれ声も大丈夫です。