夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身声のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

バランス☆

歌やせりふをよくするなら、バランスを整えることになります。今の、呼吸―発声―共鳴に100の力があるとしたら、それの70%で完全な円をつくるようなイメージです。体―呼吸―発声、その発声も、発声-キープ―終止となります。

 もっている息を均等に同じスピードで吐いて確実に声立て、声に変換してそれを同じ息で声としてキープするのです。すると、ピッチと声量にもっとも規則的なビブラートがかかります。フレーズは、共鳴を残したまま納めて、終止となります。

 そこで素人は、息から完全にコントロールできずに声にするのも少し時間がかかります。円をはみ出して大きめに出て、それを円に戻すのにふらつきます。伸ばすときも不規則にビブラートすることになり、納めるところもぎごちなくなります。懐メロで、老いて、声のコントロールできなくなった歌手の、歌唱フレーズの不安定さを思い浮かべたらよいでしょう。

 だから、「バランスを取りなさい」というのが仕上げや不調の調整の目的となるのです。素人なら100でできないから70に、つまり、器を丁寧に小さくしてバランスをとります。そして、マイクで拡大し、エコーで荒く隠すのが、上達法になるのです。

 そこで忘れられてしまうのが、呼吸、特に呼気のことです。このケースでは、円でも呼気、発声だけでは半円にすぎない。発声後の吸気、吸気から呼気は行われていますが、円というほど懐がありません。