若いとき、トレーニングしないで、もしくは少しのトレーニングで長く応用できたのが、年とともに、長いトレーニングで少ししかもたなくなるのが、ポップスです。それに比べ、声楽や邦楽は、若いとき応用できない、何もできないのに、年とともに長く応用できるようになります。若いときに培った体が助けてくれるのです。
第一に、年をとると日常の活動量が減るから、その分、補う必要があります。応用もレベルの高いものが求められたら、それなりの基礎がなくてはもちません。学ぶ力、ストックする力と学んだ力、ストックした力の違いかもしれません。
若いとき、100しかなくても100出せたり、ときに120出せたものが、年をとると100あっても100でなくて70くらいになります。となると、150や200をもたなくては通じなくなるのです。
若いとき100パーセント出せるというのがポップスです。声楽や邦楽では年をとらないと効率よく出せず、年月とともに効率的に出せるようになります。体幹、コアトレの流行もそういうことが関係するのでしょうか。