夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

待つ

大切なことは、共鳴をさせるのではなく、共鳴しているのを使うことです。そして発声をしっかりと支える呼吸を育てることです。声の芯を確保してください。そして体-息―声を一本化させること、ズレをなくすことです。☆

 共鳴について、あててはいけない、当たるのを待つようにすること、共鳴させるのでなく、共鳴するように、述べてきました。

 結果として、よしとすることを、先に結果をもってきて、そのようになるように固めることは却ってよくなくなります(ジラーレなど発声の技法などのデメリットについても同じです)。☆

 天性のヴォーカリストが歌っているなかで伸ばしてきたのは、効率・効果よりもパワー・器であったのです。器が小→大へ、元より大きかった人もいますが、それが器の限界によって効率化、つまり技術でカバーしようとしたときに、器が固定され、そこから小さくなるのです。

 つまり、100パーセントの出力ではうまくいくわけがないから、70パーセントで同じ出力のようにみせる、それが技術でもあるのです。そのうち、歌が声に頼らないでステージパフォーマンス力でみせる方へいくのが、多くのパターンです。つまりは、シンガーからエンターティナーに、です。

 一流の歌とカラオケやディズニーランドの歌との区別のつかない人、アートよりエンターティナーとして歌を取り入れてきた人、そういうのを期待するお客がファン層なら、この移行は早くなります。