器が大→小、これを効率を高くしてもたせる、これが、技術を学ぶことの意味です。私の優先順では最後です。効率化で早くうまくなるというのは、本当の芸が遅く深くあるのと反対だと論じてきました。
早くということが、レベルが高く深くなる条件となるかはよく考えることです。早熟であるから大成したという例もよくあります。芸能の世界でアーティストは、幼い頃から始めていることが多いのです。そのメリットは、膨大な無駄、無理ができて鍛えられること、多様性がもてることと思います。
声は時間がかかるものです。歌やせりふは一日で変わっても、声は一日で変わりません。体だからです。しかも、十代では、声変わりという難問があります。