A芯、B共鳴、C歌、D表現で、C(A+B)→D、このうち、A、Dは日本の歌手があまり重視していません。トレーナーも触れないのです。A胸声、B頭声、そのバランスとしてのC歌です。
普通の人が、A’―B―C’―D’でプロが実力があり、プロの器がある理想がA―B―C―Dとすると、先の3つの事例でケアからのヴォイトレを超えて実力をつけるには、次の順をとります。
B’―Bの共鳴、頭部共鳴での回復、これは100のバッテリーが80や50になったとき、一時、放電するのに適しています。この場合、充電は休みでなく、補給です。
A'を体力を戻し、柔軟、呼吸を戻すとみてもよいでしょう。鐘なら小さく叩いて大きく響かすことです。強く叩いたり、鐘を大きくすることは控えます。少しずつ力を増していきます。
そのまま歌に結び付け本番に備えます。
1.B’―C
2.B’―C’
こうしてみると、使いようによっては、喉にリスクのあるのが、特にポピュラーのトレーナーです。現に喉を壊すトレーナーはとても多いです。そして声域高音重視の日本のポピュラーのトレーナー、ソプラノ、テノールのトレーナーもあまり触れないことがわかります。
3.A’―[B’―C’]
4.A’―[B’―C’]―D’
これで現状としての回復、リハビリ終了、調整としてもヴォイトレなら、ステージ対応レベルになりました。
ここまででよいと言う人も少なくありません。この場合、実際は、B’―C’で、A’、 D’は、そこに添えただけですから、アイドルやカラオケのうまい人、チャンピオンの歌える人のレベルです。