夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

天性とマイケル・ジャクソン

子供を合唱団に入れるか、演劇部に入れるか、相談を受けたことがあります。どちらでもかまわないと思います。子供に選ばせるのがよいかとなると、本当は問題です。でも親が責任をとれないのですから、本人のやりたい方に、となります。好きな方、興味がもてる方がよいからとなるわけです。こういうときも第三者に相談する方がよい結果が得られると思います。

ヴォイトレも最終的には、本人次第です。しかし、トレーナーとしては、本人の好き嫌いや感覚での選択にだけ任せているのは、怠慢のようにも思うのです。天性の素質と本人の好みをどう捉えるのかは、とても難しい問題だからです。

マイケル・ジャクソンのような天性の素質のある人の幼年期は、タイプAの典型です。彼の30代以降の声の変化は、歌手からパフォーマー、アーティストへの転換ですから異なります。ヴォイトレとして、一般的に共通の見本としては、ジャクソン5時代のマイケルの声と歌唱の感覚の方がよいです。すぐれているだけでなく、他の兄弟、同じ環境に関わらず、兄たちに勝る分で、天分、天性プラスαが窺がえます。そこで、兄弟でさえ100パーセントまねできなかったものについては、コピーするよりも参考に留めることにして、何か気づいて何かしら学べたら充分です(ちなみに、同じ環境下での兄弟では、末っ子ほど有利なのは言うまでもありません)。