夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

基準

芸術において、基準とは、難しいものです。多様性に支えられ独自の個性こそが問われるからです。とはいえ、ピアノ、バイオリンなど、楽器には個性があっても、聴くことだけで決まるので、基準は明確です。コンクールの採点のフェアさは、ときに疑われますが、それでも一流プレイヤー同士の共演などを聴くと、すぐれているものには、確かな基準がとれます。

師について何年、ついてもつかなくても、1万時間以上の練習もなく、一流の演奏をとことん聞き込むことなく、プロのプレイヤーは生まれません。

声は、こうした音と同じで、歌もラジオ、レコードの時代はそうだったのです。それが、今や、音声としての基準は、特に日本では、元より甘かったのですが、もはや、なくなりつつあります。☆

今回は、基準でなく実感の不確かさがテーマですから、ここで切ります。どの業界も、基準についての論議はつきないようですが。