表現→声でなく、声→表現に、ヴォイトレは、基礎→応用とすることです。
a.体→呼吸→声→共鳴→フレーズ
b.声→発音→ことば→歌詞
c.リズム→メロディ→フレーズ
左側が原点、右側へ行くほど応用です。体と声を一体化させていく、せりふ、歌にする。
そのための声は「アー」のロングトーン一つでもよいのです。くり返し、呼吸、共鳴のコントロールをしつつ、足らないところの強化トレーニングと脱力をして感覚、体を変えていくのです。
意識づけのためのアプローチとして、ときに右側から左側に行ってもよいでしょう。それは、異なる方向から気づくためです。それで、身につけるためではありません。それで、仮にすぐに何ができたとしても、何かがマイナスになっているということです。
身につけるのは基礎のところで得ることです。応用で得ても、それらは、大体はくせや独りよがりになるのです。そのことを覚えておいてください。基礎と応用との距離をとり、近づけず、一体化できるだけの大きな器になるのを待つのです。
rf.参考として、これまで私の述べたもので
・「バッテリー論」
・習字(筆)は3次元
など、関連する論はたくさんあります。読み返してみてください。