夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

構造の原理

身体をその構造の原理通りに使うということで能力をアップしていきます。すると、どこかに限定がくるのです。アスリートは、競技でそこを制限されます。その自由度は、イメージに沿えばよいという、アーティスト、たとえば画家、書道家などに比べて低いでしょう。プレイヤーも、肉体と楽器とのつながり、道具の身体化、一体化で限界になるのです。

 もとより、一体化しているもの、体を高度に使いこなすとなると、歌手はアスリートに似ています。役者は、声に全てを負いませんし、日常の拡大をして個性をキャラに演技として使えます。しかし、歌手は、音楽を扱える声の楽器としての完成度を高めなくてはならないのです。

 体の動きには、腹直筋と大腿直筋でなく、その裏の腸腰筋を使うことで、達人になれるといいます。一方で、心の動きは、無我、無私、無心の境地を目指します。身体を感覚して余裕をもつことによって、よりよく対処できるのです。