ある程度の教養への欲も必要です。飢えを満たす食べ物と高級レストランのごちそうの違いのようなものです。
教養は、文化につながりますが、マーケットとして仕掛けられたものも多数あります。それに振り回されても、売れたい、注目されたい、認められたいなどと思うものです。そして、そのために人生で何かを自ら選択し、何かを失っていくのです。
それは、自由であるほど自己責任となります。本人には何事にも増して大事なように思われてきますが、大局的にみると、世の中に合わせたものほど、大したことにならないことがほとんどです。それを突き抜けた一部の鬼才以外は、大した影響を与えられないのです。
それよりは、天災や大事件、身近な人の死や親しい人との別れなど、個の事情によって何かが変わったことで大きく乗り越えてしまうことが、よくあるのです。