「この子は音楽に興味があって、いつもピアノを弾いている」、という親御さん。そんなのは、個性でも才能でもなく、親の欲目でしかありません。10年も経たないうちにわかります。0.0001パーセント以下の可能性で天才が現れることがあるとしても、残りの99.9999パーセントには無縁なことです。
しかし、その努力のプロセスで、人に役立ったり役立つことがみつかって続くならば、充分すぎることです。
個性などあろうとなかろうと、あるいは、生きているだけで個性といえるので、個性ということをそれほど特別視しなくてよいと思うのです。