入試に対応できる学習能力を実力と思ったまま、社会に出ていくのは、よくありません。昔は、仕事に出るとそうした能力が通じないことをすぐに現場で突き付けられて価値観を変えられました。よくも悪くも、そこから世の中の求める対応力をつけることができました。
今は、突き付けられず、本人が気づかぬまま、ずっといってしまうことが普通です。まだ、それに耐えられず、あるいは、自分を正当化して辞めてしまうなら、気づく機会がもてるかもしれませんし、失うかもしれません。
成人というか、社会人になる儀式が入社であったのに、もう無効になってしまったのです。
大学闘争をしていた団塊の世代は、髪を切って就職して社会に同化していったのです。
上に行くのに、上のしきたりに合わせたということです。