何人かの仲間とだけ24時間、LINEをやっているようなことのよし悪しです。
十代くらいの若者でも、そこで世界がクローズしてしまうのは、決してよいことではないでしょう。そのために、他の人と知り合ったり、一人で過ごす時間さえ奪われてしまっているのに、本人は気づかないのです。
それがその人の全ての世界となっていくのです。
学校のクラスにしか知り合いがいないというのは、現代の子のおかれた悲惨な現状です。
それまで、少なくとも家族や親族、地域のコミュニティ、血縁、地縁の社会など、別社会があったのです。友達もいたのです。
他の人に出会う前に、身近に出会う何人かを自ら選ばなくとも与えられて拘束されていると、孤独感からその中だけで処してしまうものでしょう。