現実の世界は、私たちが主観的に感じて組み上げているので、現実そのものとは違います。その現実感をリアルといってきました。
現実とか世界とか、リアルというのも、混同されて使われています。ここでいう現実とは、物理的世界のことで、そこに私たちが感じ取る世界は、五感などを通して捉えられた世界のことです。
視力のない人とそうでない人では、みえるものが違います。赤外線ゴーグルをつけた人は、闇のなかでもみえるので、つけない人とは全く違う世界をみます。
現実と現実感は違います。「世界」と言うときも、物理的な世界と私たちのみる世界というのでは、違うのです。