ニュートンは、物理学者で、プリズムの実験では、光を七色に分けてみせました。色によって屈折する角度が違うことを発見したのは、18世紀初頭のことでした。
そこから1世紀ほど後、ゲーテは、色彩論で反論します。プリズムを目に当て、白と黒の間に色をみたのです。そして、色相環や補色の関係を導き出したわけです。人の目があって、自然の光がそうみえるということです。
マゼンタ(ピンク)の波長はないのに、私たちは、虹では、両端にある赤と青という色、つまり離れた波長を同時にみて、合成してみているそうです。ディスプレイは、RGB(赤緑青)の比率でフルカラーの画面をみせています(ヤングヘルムホルツの3色説)。現実ではそうではないのを、私たちの目が、そのようにみているということです。