お笑いも歌も、最終的には人の心を動かす芸です。人前に立って、身体一つで観客を感動させられるかどうかが勝負です。笑わせるだけでなく、泣かせたり、気づかせたりすることができれば、それが本当の芸になります。
落語でも、人情話で涙を誘う話芸が高く評価されます。
声の力だけでなく、表現全体で人を魅了できるようになること。それが舞台に立つ者の理想です。声を鍛えることは、その理想を支えるための手段であり、目的ではありません。
ダンスでも、楽器でも構いません。自分のなかに一つの軸を持ち、それを磨き上げることで、より深い芸の世界が見えてくるのです。