日本語を外国人に教えられると思うのですが、相手の母語国語についての知識がないと効率が悪いもです。日本語教師は必ず、日本語だけでなく、相手の母語との音声での比較を学びます。
ヴォイストレーナーにおいても、自分がしゃべれる、話せる、歌えるだけでは足りません。相手がどういう状態かを知り、それと自分とを比べるだけでなく、ここがポイントで難しいのですが、相手の理想像をセットしてのアプローチが必要となります。それには多くの経験を他の人の心身を通じて積んでおくことです。
a:日本語
b:相手の母語
aとbの比較
を埋めるトレーニング
ヴォイストレーナー
a:自分の声と心身
b:相手の声と心身
aとbの比較
それに加えて
c:いろんな人の声と心身
aとbとcの比較
d:相手の理想イメージ
bとdの比較
e:自分(トレーナー)の理想イメージ
bと(aとcとd)から導いたeの比較
そのギャップを埋めるトレーニング
知識だけでない分、このように複雑なのです。