夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

12通りでみる

共鳴の基本を下へ下へとると、共鳴―発声-呼吸―体となります。プロセスとして4つに分けていますが、いつも本当は一つ、一体なのです。これは、体-共鳴を分けているのです。 レッスンでは、体-呼吸、呼吸-発声、発声-共鳴、それぞれ、体から呼吸、呼吸か…

基本と方向

私は、一般的なヴォイトレの位置づけを「声の基本図」で説明しています。ここのトレーナーは、声楽の基礎をマスターしているので、共鳴についての専門家として紹介します。一言でヴォイトレを示すなら、その本質は、声の共鳴のためのプロセスをトレーニング…

口笛に学ぶ

体と一口にいっても、姿勢、体力(筋力)、心(精神的)統一など、いくつもの要素があります。それは呼吸に現れます。他のフィジカルなプレー、スポーツなどに比べると,発声は原理として,喉頭の中の声帯で外からは触れられないところを、しかも、呼気とい…

掘り進める☆

声が出ると思っても、それでは、まだまだ充分に出せてないかもしれません。声のおかれている状態ほど雄弁なものはありません。声の道は、計画的のようにみえてもその場しのぎもあります。ヴォイトレは、長くコツコツと繰り返しのなかでしか体得できないとい…

トレーナーとの出会い☆

トレーナーは、レッスンの方針や説明を自分のことばにできることが大切です。声には、生活、仕事、日常のこと全てが関わるのです。評価は、そうした体制とメニュ、ノウハウ、プログラム、そしてトレーナーの声そのものではないでしょうか。 声は、最初からわ…

日常からトレーナーに

トレーナーのレッスンによって変わるのではなく、日常から自ら変わっていくように努めることが理想です。自分のことはわからないのは、多くのトレーナーも同じです。それで、私は、ときに彼らにアドバイスします。そして、それを私自身のアドバイスともする…

合わせる

クライアントがトレーナーに合わせているのに、自分のレッスンに合っているとトレーナーは安易に肯定しがちです。それではいけないのです。なんといってもトレーナーですから。研究所では、入ったばかりのトレーナーにベテランの生徒やプロのアーティストを…

時間をかけて変わる☆

人が変わることは、ハイリスクです。場合によっては命にかかわります。表面の動きのよさと裏腹に、内面は、あせりとゆとりとのくり返し、ということもあります。 レッスンを受けるためでなく、話を聞いてもらいに会いに来る人もいらっしゃいます。そういうと…

主体性をもつ☆

かつて、日本人は、ものと心の区別をしないでいたので、ものによって心をコントロールできました。死にたい、というとき深呼吸で落ち着いて逃れたというようなことです。 ところがメールやネットで外のことを捉え、そのまま、外への要求がエスカレートするの…

認知行動療法

相手の何かに感心できるということなら、それは才能です。 例えば、人に教えてトレーナーの立場を経験してみるのもよいと思います。 ・主体的に悩めずにもやもやしている、悩めないという問題。 ・問題の解決の方法、メニュ、正誤を早急に求める。 ・自分の…

うつ病

うつ病は、内分泌系の異常です。原因や経過でなく、症状そのものに着目して操作的診断とならないようにします。気分が沈むのが2週間以上で、他の病名がつかないときに、そう命名するということになりました。 これによって、診る人によって診断が異なること…

会うことでの治療

くり返して会うことが重要です。それについて話します。ことばも歌も口から出てくるとしたら、それは、自らが毎回、研鑽しているからです。 意識が、一つのことに固執して、固まると悩みは深まります。意識すれば直るのに、こだわって深まるために、うまく解…

総合失調症

理論などは大体、願望していることの具体的事例の落としどころを知りたいためにあるものです。しかし、理論も受容して行動が伴うと、あらゆることが深い意味をもってきます。 わざと人に嫌われることをして人の関心を引きたい、好きなものをうまく選ばないと…

仮のレッスン

どうすればよいのかを聞かれるのですが、なかには、何もしない方がよい、今、言わない方がよい、ただ保つだけの方がよいというケースが、随分と多いのです。そいういうときにレッスンで黙っていられるか、我慢できるかの方が、そこで説明したり説得するより…

だめでよい☆

すぐれたトレーナーでも、いや、すぐれたトレーナーゆえ、そうでないタイプの人にはうまくいかないことは、声の場合は、よくある、どころか、あたりまえのことです。構造的に、トレーナーの長所が、レッスンを受ける人の誰かには短所となるのです。トレーナ…

感情と範囲☆

人間が関わること、特に個人レッスンは、マンツーマンであるから感情が入るのは当然です。それは、クライアント側だけでなく、トレーナー側でも同じでしょう。精神分析では、それを転移、逆転移といって戒めています。感情が生じるのは当然ですから、それを…

病気と障害

病気は治せるが障害は治せない、そう言われますが、表現者にとっては、治してもゼロ、何ら価値は生じません。障害があるといってもハンディとは限りません。それを知り尽くして活かそうと考えるべきです。この2つをきちんと区別しましょう。 素質と育ち、性…

変革する

心を扱うカウンセラーの半分は、かつてカウンセリングを受けてよくなった人、あとの半分は、まだよくならない人、病んでいる人と思うことがあります。それに対し、フィジカルトレーナーやヴォイストレーナーは、大体において明るくて元気でよいと思っていま…

声を出すだけでよくなる

まずは、今の自分のままの声をしっかりとみることから始めてください。そうしないと、いろんなところをぐるぐる回るか、あるところを気に入って最初は順調にいって、2、3年も経たずにパタッと進歩しなくなるものです。そこでOKとか、できたと思ってやめる人…

心と体のスキャン

心と体の問題に入らざるをえなかったのは、発声以前の問題がそこに大きく障害のように横たわっているからです。声、ここでは、その人の行っていることや内面で思うこと―心の声というようなものでなく、まさに声そのものです。が、声をずっと聞いて、その問題…

ともかくリラックスを☆

リラックスは、プレーの前提です。でも、プロセスにおいて、リラックスを覚えることとトレーニングは別です。何をするにも慣れるまでは、緊張して、心身を固めてしまうものです。ですから、心身をリラックスして発声すれば、よい声は出ます。 プロのアスリー…

原点に戻る☆

歌手よりもものまね歌手の方が客を呼べて食べられる―これは歌手に歌の力、声の力が落ちた、ものまね芸人の声の力と想像力が上がったこともありますが、まさにプロの歌そのものの力が落ちたと認めるべきことなのです。 初回に、体から声の出ている人をみるこ…

ギャップの拡大

声や歌は習うものではありません。日常に触れているものから身につけていく母語やダンス(踊り、舞い)のようなものでありたいのです。幼いときから声や歌に親しんでいたら、あるレベルまで行くので、トレーニングはさらに、その上を目指すものとしてあった…

現状適応のレッスン☆

すべては自分に活かすためのトレーニング、そして、自分に活かしていくプロセスです。自らそれを否定する、そういう人が、いつ知れず出てきたときがありました。 私のところは、かなり早い時期から複数で教えていました。今ほど役割分担をしていなかったため…

鈍さとセンス

急いで体や息の力を使って大きく声にしようとしたら、喉に負担がかかります。声を潰すリスクも出ます。一時、こういう方法が、指導者や若い人に否定されたのは、そのリスクのせいですが、それは自主トレでの無理な追い込みが、ほとんどの原因です。休みを入…

配分か積み増しか

声について、自分の体から考えること(この体には感覚も含みます)そして、人間の体から考えることです。世の中のすべてのものは、声についての見本、参考になります。 器を論じたのは、私の最初の本「基本講座」からです。そこには、器が10なら声域に5、声…

誰がふさわしいか☆

ここでは、自分だけが正しく、できていて、他の人の教え方は間違っていると思い、研究を怠たるトレーナーには、生徒がつかなくなります。これは、演奏面で評価されている人(特にプリマドンナタイプ)に多かったのですが、教える力が伸びません。自分が教え…

トレーナーの成長

日本においても、声のベース、体-息=声-共鳴までの器づくりにおいて、それなりにできているのは、邦楽(詩吟、声明などを含む)と声楽家です。演奏や歌については、それぞれの価値観、時代と場と客の好みもありますから除外します。 一括りにしても、一人…

まとめ☆☆

人は、声が出るようになってから、しゃべりました。感情で叫んだり、怒ったり、泣いたりします。それが歌の成り立ちというのなら、声量はいりません。しかし、体からの息を伴わなくては生きた表現にはなりません。声量は、そこで、より働きかける大きな要素…

歌での甘え

プロしかできないこと、それが声に基づくもの以外になってしまったのです。アイドルやコミックバンドなどのようにです。もちろん、亜流はいつの世にもあってもよいでしょうが、それは、本流があってこそ存在できたのです。 作詞作曲、演奏、ステージパフォー…