夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、noteをご活用ください。)

02.呼吸

呼吸の機能強化のためのトレーニング

1.ゆっくりと息を出し、出し切ったら、2~3秒止め、しぜんと息を入れる(10回) 2.息を(ハッハッハッハッ)と犬が走り終えたときのように速く吐きつづける(30秒間) 3.時計をみながら、5秒、なるべく速く吐き、5秒休む(1分間) 4.均等になるように意…

呼気の調整トレーニング

息を止めても、喉は開いたままです。 必ずお腹で切るようにしてください。 (各10~20秒) 1.均等に息を20秒流してください 2.初めは強く、だんだん弱くしてください 3.初めは弱く、だんだん強くしてください 4.3から2へ続けてください 5.2から3へ続け…

息の瞬発力を高めるトレーニング

「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」と、 一回ごとに、お腹が少しふくらむ感じで吐きます。 これを、ドッグブレスといいます。 走ってきた犬のように、早く深くたくさん吐いてみましょう。 ※やりすぎは危険です(過換気症候群)。 具合の悪く…

呼吸のトレーニング

両足を少し開き、リラックスして立ってみてください。 息の量や長さをコントロールします。 息がわかりやすいように、スーッと言いながら練習します。 1.「スーーーーー」(長く吐く。息がくずれないように20~40秒くらい) 2.「スーーッ」(息を均等に吐…

腹式呼吸のトレーニング

1.息をお腹から出してみましょう。お腹が少しずつへこんできます。 苦しくなったら、そこで、お腹がもとに戻る反動を利用して、お腹に空気を満たしましょう。 吸えなくなって止まったら、そこでまた吐き出しましょう。 この動きを2~3分くり返します。 2.…

お腹に意識をすえる

お腹に力を入れようと考えると、全身が緊張してしまいます。こういうときは、下腹に、力でなく意識を持っていってください。意識が頭ではなく腹にすわっているときには、しぜんに力が抜け、思うようになっているものです。 声は、硬いところへ響きます。喉が…

息の支えを得る

吸気のときは、横隔膜が下がって平らになり、胸郭が広がります。お腹の方に圧力がかかって、左右に押し広げられます。肋骨の下の左右の筋肉に弾力が感じられます。 これをトレーニングによって、意図的にコントロールできるようにしていきます。 つまり、吐…

胸式呼吸をめだたせない

息を少し強めに何回か吐いてみてください。 このとき、胸や肩がもちあがるなら、腹式呼吸よりも胸式呼吸を過度に加えた呼吸を行なっているということになります。 胸式呼吸は、声帯周辺に無理な緊張を与えるため、発声に好ましくありません。 息を吐いたらそ…

腹式呼吸の習得

発声の勉強のときに必ず言われるのは、腹式呼吸です。といっても、腹式呼吸は、誰にでもできます。いや、できています。問題は、どの程度なのか、腹式呼吸で声をコントロールすることができているかどうかです。 仰向けに寝転がってみれば、腹式呼吸している…

毎日の腹式呼吸のトレーニング

街を歩くときも、食事をするときも、さっそうと胸を張って、背筋を伸ばし、あごをひいて、常日頃から格好よくしましょう。 胸を張り、少しやや上に向けて、もちあげると、腰のまわりに少し緊張を感じます。そこの筋肉(背筋、側筋)が、声を自在に扱うために…

腹式呼吸のときの注意

首を回したり、肩を動かしたりして、常に緊張を解きほぐしましょう。肩と首の間、胸とわき、肩との間の筋肉は、特によくほぐしておくことです。 息を吐いてみます。喉がかわくような吐き方でなく、お腹の底から楽に絞り出すような吐き方にしてみます。吐き切…

腹式呼吸を知ろう

腹式呼吸ができてくれば、お腹の周り全体がしぜんと外側へふくらむのが感じられるでしょう。 両足を少し開き、背筋を伸ばして立ってみましょう。肩の力を抜いて、手を腰の両わきへあて、そこに空気が入るように息を入れてみます。そのとき、肩、胸が盛り上が…

なぜ腹式呼吸が大切なのか

なぜ腹式呼吸が大切なのかを知っておきましょう。 腹式呼吸は、たくさんの息を横隔膜でコントロールして使えるので、発声上、さまざまなメリットがあります。 息を身体でコントロールして使えるので、声に意識的にメリハリがつけられます。 話を力強く展開し…

呼吸は鼻と口、どちらでするのか

鼻呼吸がよく、口呼吸はよくないと、よく言われます。 確かに鼻で吸う方が、喉を乾燥させない、異物を除去するなど、健康上も鼻呼吸がすすめられることでしょう。時間をとって行なうトレーニングでも、鼻呼吸がすすめられています。 呼吸の原理から考えると…

肺活量は気にしないこと

肺活量は、成人してからは減るだけです。一般的に、小柄な人や女性は肺活量が少ないのは確かですが、そのために声が悪いとか歌に向いていないというわけではないでしょう。 大切なのは、呼気量をどれだけうまく声に変えられるかということです。 息の使い方…

胸式呼吸(肋骨呼吸)と肩呼吸(鎖骨呼吸)

腹式呼吸に対して、声を完全にコントロールするのに適さないのが、注意されるときにいわれる胸式呼吸です。 これは、肋骨や鎖骨で、胸部を広げて空気を入れるようなことを意味しています。 ラジオ体操の深呼吸は、肋骨を引き上げて胸を広げて吸い、その逆の…

腹式呼吸のしくみ「ドンデルスの模型」

横隔膜は胸腔(肺)と腹腔(胃腸)の境にあり、しゃっくりのときに動くところです。お椀をふせたような形をしている筋肉質のものですが、これが収縮すると、全体が平らになって下がり、胸郭のなかが広がります。 肋骨の下に手をあて、息を吐いたり吸ったりし…

呼吸のトレーニングのチェックリスト

□喉が乾かない □息を吐くと、お腹と結びつきが感じられる □胸に力が入っていない □背中はまっすぐにしている □口をパクパクさせていない □重心があがっていない □肩があがらない □上半身に力が入っていない □首や頭がまっすぐになっている □あごはひいていて…

英語のs

「英語耳」でベストセラー、発音指導に定評のある松澤先生が来訪されたときのことです。私とトレーナーたちは、必ずしも英語が堪能ではないのに、この子音sについては、すぐに合格点を出していただきました。 皆、長年にわたる声楽のトレーニングをやってい…

日本語と息

日本人は、思っている以上に息を吐けていません。それは、日本語があまり息を吐かない言語だからです。その特徴は、高低アクセントと母音で終わる言語です。強弱アクセントの言語が、強い息を必要とするのに対し、高低を示すには、息は邪魔です。母音も共鳴…

呼吸のトレーニング(1)

息は背骨から吐く(背筋で声を出せ)イメージで、うなじ、後頭部、頭のてっぺん、額、眉間、鼻、前歯などの方向に出しているつもりでやりましょう。 ・お腹で息を切る (ヴェルディブレス) ・胸部からわき腹や腰の後ろ側に入れるトレーニング ・息で軟口蓋…

息をキープし、身体と結びつけること(フォームづくり)

最初は、出てくる声をあまり気にせず、身体全体がしっかりとそれを支えて、呼気が動いているかどうかを気にかけてください。つまり、身体がひとつ動いたら、声がひとつ出てトレーニング1回、というように考えてください。 最初のうちは、1フレーズで終わる…

横隔膜呼吸と呼吸の支え

「声を出すときにお腹は出るのかへっこむのか」ということをよく聞かれます。 まず、何か大きな声で言ってみてください。そのとき指をみぞおちにおいておくと、一瞬、お腹が盛り上がる動きを感じるはずです。 理屈から言えば、息が出るのですから、お腹の息…

肋骨の働きと横隔膜との関係

吸気が入るのは肺です。これは、胸部の肋骨、お腹の横隔膜で囲まれています。それを司る呼吸に関する筋肉で、コントロールするのです。呼気には、内肋関筋(下に、狭くする)、吸気に外肋開筋(上に、広くする)が働きます。 肋骨は12対で左右で24の骨です。…

息が苦しくて声が途切れがちになったり小さな声になる場合

息が短く、余裕のない発声になるのは、身体と呼気の使い方の問題です。 息を吐くとすぐに苦しくなってしまう人は、まず身体を鍛えることです。ただし、急に息を吐きすぎると、「過換気症候群(過呼吸)=吐きすぎるために、酸素を取り入れすぎて、具合が悪く…

息の強さを調整するトレーニング

均等に伸びる声を出すためには、息の強さをコントロールする力が必要です。息を調節してみましょう。 ・はじめは弱く、だんだん強くする。(そしてふたたび弱くする。) ・はじめは強く、だんだん弱くする。(ふたたびだんだん強くする。) ・はじめから終わ…

呼吸の正誤

ことばにしてしまうと、呼吸法などのところで、 そういう表現をせざるを得ませんが、 歌い手でいうと、歌ったときに支えが足りない、 もう少し伸ばせたらというところから、課せられるものです。

歌と呼吸

歌っていると、厳密な呼吸と声のコントロールが必要になってきます。 そこで、基本のトレーニングで、チェックしようとなります。 歌の中だけでは、なかなかチェックできないものです。

息の力

息の力は、ひとつの目安です。 息を伸ばせたから、歌や発声がよくなることは、あります。 とはいえ、直接には関係なく、ひとつの条件に過ぎません。

息の条件

息ならスポーツをやっている人は、最初からけっこう保てるし伸ばせます。 案外と深い息も持っています。 ですから、それを獲得しなければ、 次のステップにいけないということではありません。