夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、noteをご活用ください。)

02.呼吸

呼吸法を通じた表現の深化

腹式呼吸という言葉は広く知られていますが、実際に正しい形で使いこなせている人は少ないです。呼吸は、胸や腹の動きだけでなく、全身のバランスで行うものです。 特にお笑いのように動きの多い舞台では、呼吸が乱れるとセリフのテンポも狂います。深い呼吸…

呼吸とリズムの関係

呼吸はリズムの源です。お笑いにおけるテンポや間(ま)は、呼吸のタイミングと密接に関係しています。リズムが乱れると、セリフの切れ味も笑いのタイミングもずれてしまいます。 深い呼吸を意識し、息をどこで吸ってどこで吐くかをコントロールすることで、…

呼吸と身体の使い方を意識する

ヴォイストレーニングの基礎は、呼吸にあります。腹式呼吸という言葉だけが先行しがちですが、実際に自由自在に使える呼吸法を体得している人は多くありません。呼吸は、胸やお腹の動きだけではなく、全身の連動によって成立します。 舞台で声を出すときには…

息を聞くこと

私が歌のレッスンで、最初に提唱したのは、息を聞くということでした。よく聞いていると、多くの人は、歌を聞いても、高いところ、大きく張ったところばかり、真似したがっているのです。 しかし、出だしの一言は、高くも声量が大きいわけでもありません。そ…

外国語の基本となる「S」の10秒トレーニング

「S」で10秒間伸ばしてみましょう。これを教えていただいたのは、「英語耳ボイトレ」の共著者、松澤先生です。

ため息の効用

上司へのため息攻撃の練習ではありません。ため息というネガティブな経験もまた、ポジティブなスキルを知るために大切なのです。少なくとも、「ヒュー、ヒュー」とはやし立てる息のトレーニングよりは有効です。 なぜため息が出るかというと、そうして、私た…

息読みで読むトレーニング

1.次の文章(ことばのトレーニング)を息で読んでみる (例文) 「これは、深い息を出せるようになり、しかもそれが声と結びつくためのトレーニングです。無理して急に強く行なうと、のどによくありません。」 2.文章を息で読んでメリハリをつける 3.文章…

息とことばから声にする

声のトレーニングのなかで伝わることを知るには、日頃、使っていることばの実感から学んでいくことが早いでしょう。短いことばをなるべく体から(お腹の底から)声をつかんで、ことばにします。簡単なことばで、しっかりと発してみることです。 最初は、正確…

声を出さないところでの息読みトレーニング

ため息 1.浅い 2.ふつう 3.深い 疲れたため息、投げやりなため息を出してみましょう。

腹筋の強化トレーニング

ここでは、腹筋の弱い人のために、それを鍛えるためのトレーニングを紹介します。 腹式呼吸に関して、お腹の前の方の筋肉はあまり固くならない方がよいので、補助的トレーニングとして用いましょう。これによって、側筋や背筋をつけ、対応しやすくしておくの…

呼吸の機能強化のためのトレーニング

1.ゆっくりと息を出し、出し切ったら、2~3秒止め、しぜんと息を入れる(10回) 2.息を(ハッハッハッハッ)と犬が走り終えたときのように速く吐きつづける(30秒間) 3.時計をみながら、5秒、なるべく速く吐き、5秒休む(1分間) 4.均等になるように意…

呼気の調整トレーニング

息を止めても、喉は開いたままです。 必ずお腹で切るようにしてください。 (各10~20秒) 1.均等に息を20秒流してください 2.初めは強く、だんだん弱くしてください 3.初めは弱く、だんだん強くしてください 4.3から2へ続けてください 5.2から3へ続け…

息の瞬発力を高めるトレーニング

「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」、「ハッ」と、 一回ごとに、お腹が少しふくらむ感じで吐きます。 これを、ドッグブレスといいます。 走ってきた犬のように、早く深くたくさん吐いてみましょう。 ※やりすぎは危険です(過換気症候群)。 具合の悪く…

呼吸のトレーニング

両足を少し開き、リラックスして立ってみてください。 息の量や長さをコントロールします。 息がわかりやすいように、スーッと言いながら練習します。 1.「スーーーーー」(長く吐く。息がくずれないように20~40秒くらい) 2.「スーーッ」(息を均等に吐…

腹式呼吸のトレーニング

1.息をお腹から出してみましょう。お腹が少しずつへこんできます。 苦しくなったら、そこで、お腹がもとに戻る反動を利用して、お腹に空気を満たしましょう。 吸えなくなって止まったら、そこでまた吐き出しましょう。 この動きを2~3分くり返します。 2.…

お腹に意識をすえる

お腹に力を入れようと考えると、全身が緊張してしまいます。こういうときは、下腹に、力でなく意識を持っていってください。意識が頭ではなく腹にすわっているときには、しぜんに力が抜け、思うようになっているものです。 声は、硬いところへ響きます。喉が…

息の支えを得る

吸気のときは、横隔膜が下がって平らになり、胸郭が広がります。お腹の方に圧力がかかって、左右に押し広げられます。肋骨の下の左右の筋肉に弾力が感じられます。 これをトレーニングによって、意図的にコントロールできるようにしていきます。 つまり、吐…

胸式呼吸をめだたせない

息を少し強めに何回か吐いてみてください。 このとき、胸や肩がもちあがるなら、腹式呼吸よりも胸式呼吸を過度に加えた呼吸を行なっているということになります。 胸式呼吸は、声帯周辺に無理な緊張を与えるため、発声に好ましくありません。 息を吐いたらそ…

腹式呼吸の習得

発声の勉強のときに必ず言われるのは、腹式呼吸です。といっても、腹式呼吸は、誰にでもできます。いや、できています。問題は、どの程度なのか、腹式呼吸で声をコントロールすることができているかどうかです。 仰向けに寝転がってみれば、腹式呼吸している…

毎日の腹式呼吸のトレーニング

街を歩くときも、食事をするときも、さっそうと胸を張って、背筋を伸ばし、あごをひいて、常日頃から格好よくしましょう。 胸を張り、少しやや上に向けて、もちあげると、腰のまわりに少し緊張を感じます。そこの筋肉(背筋、側筋)が、声を自在に扱うために…

腹式呼吸のときの注意

首を回したり、肩を動かしたりして、常に緊張を解きほぐしましょう。肩と首の間、胸とわき、肩との間の筋肉は、特によくほぐしておくことです。 息を吐いてみます。喉がかわくような吐き方でなく、お腹の底から楽に絞り出すような吐き方にしてみます。吐き切…

腹式呼吸を知ろう

腹式呼吸ができてくれば、お腹の周り全体がしぜんと外側へふくらむのが感じられるでしょう。 両足を少し開き、背筋を伸ばして立ってみましょう。肩の力を抜いて、手を腰の両わきへあて、そこに空気が入るように息を入れてみます。そのとき、肩、胸が盛り上が…

なぜ腹式呼吸が大切なのか

なぜ腹式呼吸が大切なのかを知っておきましょう。 腹式呼吸は、たくさんの息を横隔膜でコントロールして使えるので、発声上、さまざまなメリットがあります。 息を身体でコントロールして使えるので、声に意識的にメリハリがつけられます。 話を力強く展開し…

呼吸は鼻と口、どちらでするのか

鼻呼吸がよく、口呼吸はよくないと、よく言われます。 確かに鼻で吸う方が、喉を乾燥させない、異物を除去するなど、健康上も鼻呼吸がすすめられることでしょう。時間をとって行なうトレーニングでも、鼻呼吸がすすめられています。 呼吸の原理から考えると…

肺活量は気にしないこと

肺活量は、成人してからは減るだけです。一般的に、小柄な人や女性は肺活量が少ないのは確かですが、そのために声が悪いとか歌に向いていないというわけではないでしょう。 大切なのは、呼気量をどれだけうまく声に変えられるかということです。 息の使い方…

胸式呼吸(肋骨呼吸)と肩呼吸(鎖骨呼吸)

腹式呼吸に対して、声を完全にコントロールするのに適さないのが、注意されるときにいわれる胸式呼吸です。 これは、肋骨や鎖骨で、胸部を広げて空気を入れるようなことを意味しています。 ラジオ体操の深呼吸は、肋骨を引き上げて胸を広げて吸い、その逆の…

腹式呼吸のしくみ「ドンデルスの模型」

横隔膜は胸腔(肺)と腹腔(胃腸)の境にあり、しゃっくりのときに動くところです。お椀をふせたような形をしている筋肉質のものですが、これが収縮すると、全体が平らになって下がり、胸郭のなかが広がります。 肋骨の下に手をあて、息を吐いたり吸ったりし…

呼吸のトレーニングのチェックリスト

□喉が乾かない □息を吐くと、お腹と結びつきが感じられる □胸に力が入っていない □背中はまっすぐにしている □口をパクパクさせていない □重心があがっていない □肩があがらない □上半身に力が入っていない □首や頭がまっすぐになっている □あごはひいていて…

英語のs

「英語耳」でベストセラー、発音指導に定評のある松澤先生が来訪されたときのことです。私とトレーナーたちは、必ずしも英語が堪能ではないのに、この子音sについては、すぐに合格点を出していただきました。 皆、長年にわたる声楽のトレーニングをやってい…

日本語と息

日本人は、思っている以上に息を吐けていません。それは、日本語があまり息を吐かない言語だからです。その特徴は、高低アクセントと母音で終わる言語です。強弱アクセントの言語が、強い息を必要とするのに対し、高低を示すには、息は邪魔です。母音も共鳴…