夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身声のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

02.呼吸

動きと呼吸

動いてくることを知ると、動けなければ、本人が自ら察します。 ときおり、流れが滞ったり迷いが生じたときに、一言二言、指摘すれば、済むのです。 呼吸が合ってくれば、ことばはいりません。

お囃子のコミ

お腹の力の入り方、息のつめ方をコミといいます。 「ぐぅー」と入れ込んで声にも「んー」とか「つ」と出ます。 これが丹田呼吸です。

日本人の丹田☆

頭部の「上丹田」、胸部の「中丹田」、臍下の「下丹田」、これが日本にきて、広まっていくうちに、臍下の「下丹田」のみを意味するようになったのです。 丹田は、物理的な体重心とは異なります。 身体の「中心感覚」は、熟練していくと位置や形が変化してい…

「養生訓」の丹田☆

貝原益軒は、『養生訓』で、中国の『難経』から引用して丹田のことを記しています。 「臍の下三寸を丹田という。腎間の動気といわれるものはここにある。(中略)気を養う術はつねに腰を正しくすえて真気を丹田に集め、呼吸を静かにして荒くせず、事をすると…

白隠の呼吸法☆

白隠は、「真人の息は踵をもってし、衆人の息は喉をもってす」、という荘子の言葉を借りて、臍下の丹田から下半身全体へ気を巡らすことを説いています。

呼吸と三昧

呼吸から感じてみましょう。生涯で呼吸は5億回、心臓拍動は20億回と言われています。 呼吸に注意集中して、一心不乱になりましょう。呼吸三昧です。 三昧とは、没頭することです。

丹田呼吸法とベルカント

呼吸を主体とした声のコントロールのために体の感覚を深めましょう。 日本では、古来、呼吸の中心、ひいては、歌やせりふの源を丹田と表してきました。丹田呼吸などと言われて、多くの人が継承してきました。 しかし、そこから、方法が派生していくと、偏り…

不しぜんを自覚する

立つということ自体が、緊張で支え重力にも反しているので、不しぜんなことです。 人によっては、横になって始めることをお勧めしています。 息を吐きながら上体を前屈します。声や体との連動を確認してみてください。しぜんに働きやすくなっていますか。 呼…

呼吸トレーニングの是非☆

無意識下の潜在能力を発揮させるには、呼吸が、もっともアプローチしやすいものとなります。意識的にコントロールもできるし、無意識でも働いているからです。 変わることは、必ずよし悪しの両面を伴うものです。 ですから、「呼吸の強化などはしない方がよ…

力を抜く

運転のときにハンドルを回して曲がったあと、手の力を抜けばハンドルは元に戻ります。 手で戻す必要はないわけです。ずっと力を入れていたら、うまく戻らないし疲れてしまいます。 たとえば、息は吐いたら入ってきます。声も出したら息は入ってきます。 勢い…

みえる呼吸☆

あなたの呼吸は、外からもみえます。私の体に感じられます。 体の動きは、上下、前後、左右、ねじるなどがあります。 呼吸では、吸うときは、上はなく、下と前後、左右の方向です。 肋骨と横隔膜の動きに連動します。 上に肩が上がるのは非常時の呼吸で、歌…

呼吸と発声の運転☆

呼吸は、静かに声を動かします。 そこから自在に表現をしたあとも、また静かに納まるものです。 発声を車の運転で、発進とブレーキに例えることがあります。 加速、減速をスムーズにして、スピードのキープを安定させて、静かに止まることが望まれるでしょう…

呼吸機能の向上

声の滞りは、気の流れの滞りです。多くは呼吸の力不足です。 それは、全身、そして呼吸筋群に支えられています。 呼吸が弱くなると、生命は死に近づきます。ですから、表現が他人に働きかけるパワーをもつほどに出すには、呼吸の機能を高める必要があるので…

高い目標と大きな呼吸

どこまで目指すかでトレーニングは、変わってきます。 それを決めるのは、最終的には、本人です。 全身を使うのなら、当然、体全体のトレーニングが必要です。 筋トレだけでなく、柔軟やコアトレもいるでしょう。 呼吸は深く、つまり、大きくしていくことが…

その後の呼吸

歌唱やせりふという実践に入ると調整や配分が第一となるから、呼吸の力が弱っていくのです。 器を使うことが求められ、器を大きくすることが忘れ去られます。 いつも3年から5年先から伸びるための基礎トレーニングを心掛けてください。 2、3年でできたことな…

全くもって足らない呼吸

「肩呼吸や胸呼吸はだめ、腹式呼吸ならよい」など、大雑把なことは言いません。 本やレクチャーでは、迷わせてはいけないので、そういうふうに大別をすることもありますが、「腹式呼吸」と多くの人が言って、行っているくらいの呼吸では、本当のところ、全く…

息を吐く

息を吸えない人、息を吐けない人が増えています。 昔は、「時間があれば息を吐いている」と言っていましたが、今こそ多くの人にそうした基礎のトレーニングが必要です。 くらくらとめまいがしたり、気分が悪くなる人もいるので、急にハードに行うのは危険で…

発声の呼吸に10年☆

ヨーガをしている人とか武道家やアスリートも、フィジカル・メンタルの両面から深い呼吸とそのコントロール力をもっています。 普通の人と比べると、呼吸のキャリアがあり、なかには体や呼吸づくりはできていると思われる人もいるのです。 でも、本当に「発…

呼吸のレベル

多くのヴォイトレで教わる腹式呼吸は、ここのレベルでいうなら1、2年分にも満たないでしょう。 他のスクールからいらして、呼吸がそれなりにできている人は、1割もいません。 10年も続けているという人も来ますが、多くは大同小異で、年月だけではないという…

呼吸が全ての支え

多くの人は、呼吸法の改善で発声がよくなります。 一言でいうと、「呼吸を学んでください」ですが、シンプルには、 「呼吸のコントロールができるようになってください」 「呼吸のトレーニングをしてください」 「息の吐ける体、強い息も制限された息も使え…

“イメージ言語”と呼吸法(1)イメージ言語☆

指導で使われる用語は、イメージ言語として説明しています。トレーニングの効果を出すために使うのですから、トレーニングを行う上でのインデックスとして、トレーナーとクライアントの認識が一致していたら、どんなことば、用語もパーソナルなレッスンでは…

“イメージ言語”と呼吸法(2) 支え☆

例としては、長くなりますが、せっかくの機会なので呼吸(法)について詳述します。 呼吸とお腹の動きの関係は、よく問われますが、厳密には説明しにくいものです。 腹式呼吸は、お腹がへこんで息=声が出るというように考えられています。しかし、声楽や邦楽…

ミラーニューロン

ミラーニューロンの働きとは、ミラ―のようにコピーすること、つまり、まねすることです。「ハイ」と言って渡すと「ハイ」と言って受け取る、「どうも」というと「ああ、どうも」と言って返すようなことです。私は、この写しとりをスキャン、スキャニングと説…

上下関係とパフォーマンス

パフォーマンスでは、常に上の立場の者は省エネです。下の者が多くの手間暇かけ、エネルギーを使うのです。きちんとするのは、だらしないよりもエネルギーを使うので、下位の方です。帽子をとり、サングラスを外し、ポケットから手を出し、まっすぐ立って、…

応援とブーイング

敬意を示すと言えば、応援もその一つで、けっこう高い声を出します。「キャーキャー」いうし、拍手のパチパチも高い音です。一本締めのように「イヨ~」ではないのです。ホイッスルや「ヒュ~」なんていう口笛など、冷やかしも高い音でしょう。 反対にブーイ…

呼吸の廃物利用

肋骨はふいご、横隔膜はピストンに例えられます。 生きるためには、空気を吸って新鮮な酸素を血中に取り入れます。その循環路を中心に体はできています。 吐いた息は廃物です。その働きを利用して二酸化炭素を出すのです。この吐息を声にして、話すのに使っ…

ためと法華経

「ため」というのは、間ですが、呼吸の支え、声の支えです。 息を声にするのを声たてと言いますが、そこにも高度な技術があります。それは心身を伴い、心身に支えられたものです。 「声字即一切」は、法華経のことです。古くから修行と呼吸は関わりの深いも…

グロッタル・ストップと吸う音

Glottal stopとは、 声の破裂音で、咳やハッというような音です。 あまり使われない声に、吸う音というのがあります。すすり泣きで出る声です。 「スーッええ」のように話し出す人がいます。「えー」を使うよりも低い立場の人が使うことがあります。「ひいた…

横隔膜のリラックス

横隔膜が緊張すると体幹がうまく使えず、しぜん体になりません。 たとえば、声を出して、竹刀面に打ち込むとします。そのときに、息は出ます。素早く吸い込んで、次に備えます。このとき肩で息をしません。肩が動くと乱れるからです。 本番前は、深呼吸でリ…

筋力維持と腹圧

最近は、お腹が少し出ている体型が長生きするといわれ、反メタボの気運もあります。発声には、痩せているよりは少しぽっちゃりがよいといいます。 理想は、お腹が固くない、背中も柔らかく、筋膜、インナーマッスルも柔らかい、筋肉、関節も柔らかいことです…