夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

02.呼吸

呼吸過多とPH

慢性的な呼吸過多の人は、二酸化炭素を多く吐き出すので、血液がアルカリ性に傾き、PH値が上がります。となると、酸化するような食品を身体が求めやすくなります。つまり、それによって、太ったり、倦怠感が増したりしてしまうわけです。

一酸化窒素

一酸化窒素は、コレステロールを減らし、血管の中のプラークがたまらないようにするとか、血栓ができないようにするといった役割があります。つまり、防御機能、循環器系の病気を防ぐ役割をしているのです。一酸化窒素の生成により血行がよくなり、全身に血…

潜水反応

息を止めると、肺に酸素が入らなくなり、二酸化炭素が排出されなくなります。血液中の酸素が少なくなり、心臓や脳を優先するために、血管が収縮して、手足が冷たくなります。血圧が上がって脾臓も収縮します。体内で潜水反応が起きます。

息の止め☆

息を吸ってから息を止めるのと、息を吐いた後に息を止めるのでは、後者の方がよいのです。血液の酸素飽和度が下がり、血中酸素飽和度の変化が大きくなるからです。つまり、高地トレーニングの効果と同じことが得られるのです。乳酸の減少もみられます。重曹…

呼吸を止める

呼吸を何秒止められるかということよりも、何秒で、息を吐きたくなるから、ちょっと苦しく思うかを測って、その時間を伸ばす方が有効です。

PH

PH値の正常値は7.365から7.45の間です。肺と腎臓が関わっています。それよりも下がると、酸性になりすぎです。二酸化炭素をたくさん吐くことで正常に戻します。つまり、呼吸の量が増えるのです。 血液が酸性になる理由の1つとして、身体を酸化させる食品、フ…

浅い呼吸

胸いっぱいにたくさんの空気を吸い込むと、大体は、口呼吸で胸式呼吸になるものです。大きな呼吸なのですけど、深い呼吸でありません。浅い呼吸です。深い呼吸とは、肺の一番下まで空気を送り込むと思えばよいでしょう。

鼻詰まり

鼻詰まりを治すためには、鼻から息を吸い、鼻から出すことをします。指で鼻をつまんでみてもよいでしょう。鼻をつまんでできるだけ歩いてみるというのもよい方法のようです。鼻呼吸が苦手な人は、口にテープを貼って寝るとよいでしょう。サージカルテープが…

脾臓

体内の酸素が足りなくなると、脾臓は止めていた赤血球を出します。脾臓は、血液のヘマトクリット値、これは血液中の赤血球の割合ですが、これと、ヘモグロビン濃度を正常に保つ役割を果たしています。ですから、息を止めていられる時間とも関係するのです。

二酸化炭素の役割

空気中には二酸化炭素はとても少ないのです。体内の二酸化炭素が必要ともいえます。血中の酸素が体内の細胞に出されるのを助けているわけです。血液のPH値を調整しています。

口呼吸は特殊

動物は、鼻が呼吸のため、口が食事のためにあります。ですから、生まれたばかりの赤ちゃんは、鼻呼吸なのです。口呼吸をするときには、危険な状態です。戦うか逃げるかのモードに入ります。

深い呼吸☆

口呼吸が胸式呼吸、鼻呼吸が腹式呼吸になりやすいことを覚えておいてもよいでしょう。 深呼吸を深い呼吸と思ってはなりません。それは胸を膨らませて、肩を上げるので、ストレス対策になりますが、深い呼吸とは腹式呼吸で静かでゆっくりした呼吸のことです。…

呼吸の役割

呼吸は、二酸化炭素を排出する役割があります。食事によって脂肪や炭水化物が分解され、二酸化炭素が作られています。血管を通って肺に送られるのです。つまり、血中の酸素と二酸化炭素の量、それは血液の酸性度PH値で図られるわけです。

二酸化炭素

吸い込む空気が多くなると、吐く息の量も多くなり、二酸化炭素が吐きすぎになります。血中の二酸化炭素の濃度が下がるのです。すると、身体に酸素が行き渡らなくなり、呼吸過多になってしまうのです。パニック障害で息ができなくなるのです。

呼吸過多

呼吸によって、大量に二酸化炭素を体外に出してしまうと、血中の酸素が体内に放出されなくなります。それが倦怠感や息切れにつながります。呼吸過多の状態は、大きく息をしたりため息をついたりすることで現れます。必要以上の空気を常に体に入れているとい…

血液の酸素飽和度☆

血液はほぼ酸素が飽和状態にあります。そこにさらに酸素を送り込んでも、増えません。血中の酸素飽和度というのは、赤血球の中にあるヘモグロビンで酸素と結合している割合です。 1分間に4リットルから6リットルの空気を吸い込んで、95%から99%になっていま…

酸素と深呼吸☆

人間の体内の酸素は、安静時なら、75%が呼気として排出され、運動時には25%が呼気として排出されます。 深呼吸をすると気持ちがよくなるのは、酸素が入るからではなく、上半身が伸ばされるからです。肺には、空気とともに酸素が入りますが、血中に入るわけで…

呼吸の回数と量

呼吸は、その回数と一回に取り込むべき空気の量です。1分間に、10回から12回位呼吸をして、1回に500ミリリットルほどの空気を取り込みます。ですから、1分で5、6リットルになるわけです。

呼吸量

身体に取り込む呼吸量は減らした方がよいのです。たくさんの空気、つまり酸素を増やすことは、よいことのように思いますが、そんなことはありません。 太りすぎた人の方が、ハアハア、いって、たくさんの呼吸を必要としていますね。

呼吸疾患

鼻づまり、倦怠感、ふらつき、めまいなどが起きやすいなら、呼吸に問題があると思われます。

深呼吸の誤解☆

安静の時に大きく息をすることで、血中の酸素が増えるのではありません。多くの人はそれを勘違いしています。持久力を高めるためには、これはタブーなことなのです。大きく息する深呼吸はパフォーマンスを下げてしまいます。

ステージや基礎訓練と呼吸☆

ここにレッスンに来る人たちで、1年2年経つと、これまで、人並みにできなかった人でも、大体、人並みにはなります。3年から5年続けると、日本でのプロレベルになります。呼吸に関してのことです。 しかし、プロでも、ここで発声を整えて歌唱もよくなって、ス…

自由度を高める

ブレスは、口からか鼻からかなどというのは、問題にすることではないのです。 聞かれたら、トレーナーは「鼻からです」と答えるでしょう。 実際のところは、表現が優先されるのです。全てにおいて、本番における条件はそういうことです。そんな問題を問題と…

高度に身につける

本番に必要な条件を高めていくために、基本や形があり、フォームというものがあります。できるだけ自由に柔軟に扱えるようになるためです。単純にいうなら、どちらも自分がやりたいようにできるようになっていればいいのです。それだけ自由自在に器を広げて…

呼吸のリハビリ☆

いつも全身全力で、歌を歌ったりせりふをいったりしているわけではありませんから、活動し続けているなかでも衰えてしまう場合があるわけです。まして活動を休止してたら、相当に衰えていくわけです。 そのためにいろんな声の障害が起きて、レッスンにいらっ…

呼吸トレーニングの量

具体的に、ドッグブレスの回数や時間をどのようにするのかというと、ワンコーラス1分ぐらいは最低必要でしょう。例えば1秒で3回、息を吐くとします。それを5秒吐いて、5秒休み、1分で、90回です。 1秒で2回で1分続けても、120回です。

詰めてやり過ぎない

呼吸のトレーニングで、めまいがしたり頭が痛くなったり、苦しくなるようですと、息を吐くということ自体に悪いイメージがついてしまういます。ですから、きついところまでは行わないようにしましょう。 毎日、行うことによって、少しずつ慣れていけばよいで…

口で吸う

役者がせりふをいうときに、鼻から息を吸っているのを見たことありますか。現実世界の中で考えてみてもいいです。もちろん、ため息や呆れたときなどに、そういうことが起きるかもしれません、生理現象と結びついているからです。 あくびの演技をすることもあ…

息を入れる筋力をつけておく☆

ドッグブレスやロングブレスの練習をお勧めしています。発声や共鳴と同じくらい大切です。 声は毎日、使い、チェックしているでしょう。しかし、呼吸は意識しないと鍛えられないのです。少し怠ると維持できない、そのことに気づきにくいからです。

呼吸が基礎

呼吸については、いろいろと細かく聞かれることも多いのですが、本当のことをいえば、鍛えられるところまで鍛えておいて、後は維持ができればいいということです。 どんどんと鍛えていくことが目的なのではありません。 ただ発声が崩れたり歌が乱れたりする…