夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

28.個人史

芸人と音源使用

お笑い芸人では、陣内智則さんやマツモトクラブさんあたりから、録音した音源を芸に使い始めました。顔や身体、その表情や動きの方に捉われるのは、人が視覚を優位にしているため、仕方のないことです。

幼児教育での音声

幼稚園児や低学年の生徒のお遊戯や劇の発表のことです。音楽に合わせて振り付けるのはまだしも、せりふを全て吹きこんだものに合わせて演ずるような形がとられたのには、驚いたものです。 確かに、そうすると、ことばを言い淀んだり忘れたりするような失敗や…

声の加工

これまでも、どうしてもヴィジュアルが音声よりも重視されてしまうということで、苦言を呈してきました。観客の方からは動きは見えるのですが、音声は、見えないからです。 マイクが使われてからは、声はスピーカーから流せるようになったわけです。となると…

音声とヴィジュアルの効果

特に日本では、歌唱能力不足を補うために音響や照明といったハード面での演出が発展しました。カラオケは、その代表的なものです。 前に録ったものを流すこともできるわけです。 生ではない音声に合わせて演者が動くことになります。

ハイレベルからのレッスン☆

私の場合は、早くに本を出したために、自分より優れた人たちに巡り会えました。それとともに、まだ大したことのなかった私の声や方法について興味を持ってくれた、ある意味で、とても優れた感性や才能のあった人たちに巡り会ってきたわけです。 例えば噺家さ…

ブレイクスルー

これまでブレイクスルーというのを、私は、自分の限界をスッと通り過ぎて上昇するものと思っていました。しかしスルーですから、場合によってはダウンすることもあると思ったのです。

レベルダウン

いきなり動けなくなってしまったり頭が働かなくなってしまったり、身体が痛んだり記憶が飛んだり、つまりレベルダウンです。これまでにない感覚や成果が得られたというのは、よくない感覚や無能力に転ぶこともあるわけです。

体育会的指導

そういうなかでは、身体を徹底的にいじめて、限界を知り、そこでブレイクスルーに持っていく体育会的なやり方は、絶大な力があったと思います。それは、なんとなくコツのようなものであり、身についたもの、わかったものだけがわかるというものです。

コツ

先輩が伝え、後輩が受けとったという実感があるだけに、魅力的だったに違いありません。 確かに、いくら口でいってもわからないことがたくさんあり、それは猛練習で叩き込んでおけば、いつかコツが身についている、それでブレイクスルーというのが、あるわけ…

期限内での効果

それは、目標の時点、つまり、期限を定めたときの、限界の打ち破り方です。とはいえ、それなりに月日はかかりますが。 ただし、長い人生の中で、続けていくということに対しては、限界やリスクを伴うことを知っておいた方がいいと思うのです。

継承と意味

我々の部活のときのトレーニングというのは、単に先輩から受け継いだだけのものでした。一つ一つのトレーニングが何の意味があるかなどということなどは考えもしませんでした。

意味と裏付け

準備体操もそれぞれ独自ということは、その裏付けがあったはずです。なのに、何のためにあり、どのようにすればより効果を上げるなどは、誰もいわなかったし考えもしなかったのです。

意味の不在☆

考えなくともそのことを他の人よりもうまく取り入れられて吸収していく人たちが伸びていったわけです。考えないで伸びていったから、伸びる人だけが伸びて、その意味が後輩に伝えられることもなかったわけです。意味があることも抹消されたのです。

全体を観る

コーナーキックが攻める方のチャンスと知ったのは、プロのサッカーをTVで見てからです。サッカーもバスケットボールと同じようにパスを回して、空きスペースからチャンスを伺う、だれもいないエリアにボールを出してシュートチャンスを狙うというゲームの本…

技能とフォーメーション

仮にそのときに知っていたとしても、誰も思ったように思ったところにパスができないし、パスが来ても受けられなかったから、意味もなかったわけです。 ちなみに、あるときから、アイスホッケーが面白いと思ったのも、フォーメーションを使いこなしているチー…

鳥瞰する

見ることでも、競技の、本当の意味をわかるのには時間がかかります。実際に体験したらわかるものでもないわけです。むしろ、中に入るほどみえなくなるものでしょう。上から全体を見ると、わかりやすいのですが、なかなかその視野をもてないものです。

タイムラグ☆

クラブ活動の経験などから、私がいえることは、身体の強化をして技術的に習得したことは、自在に使えるまでに、タイムラグがあるということです。 そこですぐに発揮できる勘や反射神経、運動神経といった身体能力のよい人もいますが、ハイレベルなものほどタ…

本質

私などは、かなり後になってから総合的に身についた形で出てくるのを感じたものです。 優秀なプレイヤーではありませんでした。自分なりの努力をしていましたが、試合の意味、競技としての本質がわかっていなかったわけです。

視野と技能

小学校の頃のサッカーは、ボールにみんなが集まって、とにかくゴール方向に蹴る、相手のコーナーキックにしてしまえば、それはゴールキックと同じように、ピンチをしのいだことになったのです。コーナーキックはゴールを狙うチャンスとは誰も考えなかった。…

自分と他人と世界

宗教や哲学や法律や芸術は、何のためにあるのか、全てがなくなってもよいのかと考えることがあります。 自分が外部に働きかけるということの効果というのは、いつもあまり考えていません。ただ、働き続けること。

私がレッスンで見ること

レッスンでは、話しは最小限で、相手をよく見るようにしています。時間をあけて何回も見るのがよいのです。とはいえ、何もしゃべらないと、今の人は、「何も教えてくれない」と思ってしまうので、ことばでもサジェストします。 その前に、本人にどうだったか…

課題とイメージ

私は今も声に関してとてもたくさんの課題があるし、歌もうまく歌えたと思ったことありません。できないから、おもしろいので挑み続けています。 できないということが自覚できると、それをどうやって埋めていくのかを考えるきっかけになります。そのときに新…

対象

世間とずれているところに関しては悩むことがありますが、世間とぴったりなというものは、すぐに終わってしまうわけです。ですからできれば1割、より素晴らしいものなら1%くらいの人を対象にするといいと思います。 誰一人、フォロワーがいない、支持者0で、…

エゴサーチ

教えることはわかるけれども、自分自身についてはわからないものです。 他人の自分への見方を知るのに、エゴサーチというのもありますが、それは自分のイメージとしての飛躍したもの、実体のないものです。それに影響されて落ち込んでしまったり、それに沿わ…

変わる

ときに昔、文章やいったことの矛盾を指摘されますが、そのときとは、私は違っているのですから、当たり前でしょう。それで、次の課題が見つかるわけです。 科学などで真実は見つかりません。そういった体系ができあがっている仮定で、高い視点からものが見え…

不足と補充

何が不足しているのか、それを補うためにどうすればよいのかなどをアドバイスします。 不足していることはわかっても、与え方がわからないこともあります。 めったにないことですが、何が不足しているのかわからない、けれども足らないと感じることもありま…

トレーニングでの偏りと是正☆

トレーニングというのは、どこかを強化していくことですから、そのときに崩れたバランスを修正します。いつどのように修正するのかというのは、見解が分かれるところです。 未熟なトレーナーは、常にバランスニばかり気をつかいます。すぐに、一時的に調子が…

価値と本質

私自身に限ると、よく売れた本より売れなかった本の方が、価値があると思っていることが多いのです。本も、市場商品である限り、マーケティング的な観点から、企画が決まりテーマが与えられて、それに合わせて書くものです。売れる本は、時流、市場に合って…

感じること

私なども出版される本について書くときは、モチベーションが高まります。毎日、書いている文章も今は、ブログで公開されるので、ある意味ですぐに価値が問われます。 でも、誰も見ることのないであろうノートにいろんなことを書いてきたわけです。 それは誰…

シチュエーション

お盆などで山のお寺の墓地などに行くのは、なかなか勇気のいることでした。私の幼児体験として強烈なのは、比叡山のお化け屋敷に行くのに、道中で地獄絵図を見ながらたどり着くというシチュエーションでした。入る前に、すでに心が凍てついているわけです。