夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-01-01から1年間の記事一覧

型の違和感

型通りに行うことに対しては、嫌な感じ、変な感じというのをもってよいのです。 素直にこれまでと違うことをするのに違和感を感じてよいのです。 それを絶対に正しいとして、そう感覚しなくなるとしたら、感性の鈍化です。 その違和感がなくなるところまで、…

無駄の必要☆

喉の強化というのは、目指すものではなく、結果です。 プロセスでは、その負担を不安定から心地よさに変えていくのです。 それには、そこと反する嫌な感じを実感できることが必要です。量や時間をかけることは、それを知るためにあるのでしょう。つまりは、…

トレーニングの意味

生きる能力には、判断力、直観力、先見力、実行力など、いろんな能力があります。 生きる力、仕事をする力、人とうまくやっていく力などになるから、スポーツも芸、アートも歌や劇も役立つのです。 本番での結果だけではなく、そのトレーニング自体にも意味…

空気を飲む

緊迫した雰囲気で力が発揮できなくなりそうになるとき、私たちは、空気に飲まれているのです。そういうときは、深呼吸がすすめられています。 空気を飲むわけです。「人」を手の平に書いて飲むのと同じです。日本人は空気に抗えない民族なので、こういう訓練…

幽体離脱のように

まねることができるのは、ミラーニューロンのおかげという説が一般化しました。 相手を本当にまねるには、まねるだけでなく、チェックして修正しなくてはいけません。 まねている自分をチェックする自分が必要です。 つまり、自分を上からみる自分があるとい…

道案内のイメージトレーニング

研修で道案内でのイメージトレーニングをしたことがあります。道案内は、英語のレッスンなどに必ず入っているものです。まず、マップをイメージします。ことばとイメージを合わせて、体で覚えます。 最寄りの駅までなら、何も考えずにたどり着くでしょう。そ…

量の力

私も朝から晩まで、発声の練習をしていたことがありました。 質はともかく、その時間と量と熱意は、誰にも負けなかったつもりです。 この量が、自信にも選択という運命にもなったわけです。 しかし、今となると、40代以降は、総量として、一部の歌手や役者な…

動きと呼吸

動いてくることを知ると、動けなければ、本人が自ら察します。 ときおり、流れが滞ったり迷いが生じたときに、一言二言、指摘すれば、済むのです。 呼吸が合ってくれば、ことばはいりません。

ことばの有無

こちらの言うことがわからないうちは、まだ何も進んでいないのです。 ですから、説明をしたり、しなかったりしますが、どちらでも同じなのです。 どちらも一長一短があります。 なのに、ことばを求める人が多くなってきたので、それに応じています。 わかっ…

対象

私は、いつも一人に、どこかにいる一人に向けて語るようにしています。 対象は一人いればよいのです。 二人以上いることは必要条件ではないのです。 一人いれば、あとは、二人でも百人でも一万人でも同じと思うのです。

しぜんに活かす

森や海のように全身が包まれるようなところでは、一体感、調和が感じられやすいと思います。そうした自然の心地よさを、自然らしくではなく、しぜんにスポーツやアートに活かすには、かなりの年月がかかるものです。

部分と全体☆

部分―全体や全体―部分を捉える視点をもちつづけられる人は少ないです。 それでは、ピアノを指で弾く、刃を手先だけで振るのをずっと行っているようなもので、ステップアップしません。 芸事や手仕事は、それを捉えなおして高められるように進化していきます…

視点と対話

習熟してくると、道具が自らの意志で動くようになるように感じられてきます。足も手も表情も、そして、声もです。 それをヴォイトレでは、声からアプローチするのです。 声が自らどう動きたいか、そういう対話ができる関係になるのには、ゆうに10年かかるの…

お囃子のコミ

お腹の力の入り方、息のつめ方をコミといいます。 「ぐぅー」と入れ込んで声にも「んー」とか「つ」と出ます。 これが丹田呼吸です。

一体化と共同作業

感度を上げ、精査していきます。そういう身体で心もつくりあげていくのです。 対するのではなく一体化する、入り込む、組み込むような意識が大切です。 スポーツでも、タイムレースより競う競技の方がおもしろいのは、競うだけが見所ではないからでしょう。…

根本のチェック☆

歌うときやせりふと言うときに気づくことは、たくさんあります。 声が出ていないこと、呼吸が使えていないこと、体が使えていないことなどをチェックしていきます。 私たちは、理想的にしっかりと立てないし、歩けないし、動けないと、何一つできていないと…

理屈なし

最初、発声に関して、「どうしてやり方や説明が人によって違うのか」と考えたものです。 でも、「こうなっている」とか、「そう伝わってきた」というのは理屈なしです。 それがそれゆえにもっとも強いのです。 日本人であれば、芸の始源をそこを江戸時代、も…

主客同等

主人であるホストと客であるクライアントが同等、そして、それを超え、客が主役となるのが理想です。 私は、自他の区別がなくなるレッスンを目指していました。 無我夢中でやって、1990年代半ばに、その境地に到達したのを覚えています。 そのエネルギーがこ…

オーラと座

人や場から、その動きや言動にまねび、学べるところは多いものです。 パワースポットよりも舞台で人前に出て何かをなすこと、殊に、肉体表現芸術では、人や場にあるエネルギー、オーラというか、凝縮した何かに触れることから始まり、続くといえるのではない…

五感を補う茶道

私たちは、相手の姿を視覚で捉えます。歌や声は聴覚で捉えますが、音を体感するのは、触覚です。五感のうちの三つを使い、嗅覚、味覚は、それほど、使いません。 となると、五感ということでは、茶道が日本文化の中心にあるように思われます。飲食物は、体の…

歌い手への希望☆

最近は、誰もが二番煎じになってしまいます。「これまでの人の足元に追いつきたい」くらいでスタートするのでなく、「これまでの人よりも上にいく」をめざすのです。 となると、これまでにも、そこまで秀でた人材を出していない分野では、これでは絶望的です…

歌い手の2世は出にくい

政治家や芸能人も、2世となると守りから入るので、年齢なりのハイリスクは、ゼロやマイナスから出発した人よりもハードルが高くなってしまいます(ときに、守りがあるから突出してぶち壊せた2世が出ることもあるのですが)。 それゆえ、思い切ったことができ…

17歳からの配線

そこからは、主な配線です。 組み合わせを思春期でやり遂げて、17歳からも、ずっと長い年月を生きていきます。 昔なら、その3倍、17×3=51歳くらいまでだったのが、今や、17×5=85歳となってしまったのです。 いや、逆算して、私のときの17歳は、今の子の28…

14歳と17歳

思春期、私の感覚では、14歳で、ほぼ、その人間の型は決まり、17歳で不動のものとなるように思ってきました。 脳は、3歳で基本の配線をつくりあげます。 そこまでに脳細胞のほとんどを失い、ショートカットしてしまうのです。 つまり、成長というのは、使う…

若年寄化

若いときに、「早くすごくなりたい」というハイリスク、ハイリターンを求めていたのが、歳を重ねていくにつれ、ローリスクからローリターンでよしとするようになります。 特に日本人などは、若いときにハイリターンを得ると、そこで、それなりにリターンに甘…

ルーティン化☆

経験は、思考を合理的、効率的にしていきます。 ですから、歳を経ていくにつれ、手間暇かからず、考えや結論をショートカットで出せるようになるのです。 一方で、それが固定観念や偏見となって、新しいことへの発想や挑戦を妨げることも少なくありません。 …

夫婦

「あばたもえくぼ」が、「あばた」にしかみえなくなっても、それは自分をも知れば同じことでしょう。妙な一体感が表れるとしたら、パートナーでなく夫婦というものなのかと思います。自分でも他人でもないところにも存在ができるものを許容していくのでしょ…

種のサバイバル

自分と違うものに魅かれるとき、そこばかりをみて、相手の欠点をスルーしがちです。それをもって、それぞれの新たな学びとなるとは限りませんが、たとえば、男と女、二者が結びつくと、子供にそれが得られることになります。種としては、生存率が高まるので…

究極の型

祈るときのように手を合わせたり、仏様の手足のまねをしてみましょう。 古今東西の知恵、偉人の伝えたものは、形として継承されているのです。五郎丸の試合前の儀式でも似たことをやっていましたね。

リラックスのデメリット

リラックスすると作業効率は落ちるものです。 緊張すると実力が出ないからといってリラックスすることのリスクも知っておくことです。その点、ストレッチとも似ています。