14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題
ピークのときの感覚が、まったくふだんの時間や感じ方と違うのは、よく指摘されることです。スローに、とても長く感じます。この心理的時間は、しばしば漫画や映画では、大げさに拡張された表現として用いられるので、おなじみでしょう。
外に向いている意識を、自分自身に戻します。マインドフルネスなどでおなじみだと思います。自分を自覚すると、自分で行動を修正するきっかけになります。
ジムやカルチャー教室でも、教える先生は、病人が来ているとは思いません。外に表れるものがなければ、ストレスや内なる病気は、なかなかわからないのです。 そうした人たちは、自分を取り戻すために、無意識に体の動かせるところに行きます。それにうまく対…
特にストレスでは、日ごろから運動不足になっていると、身体なども動きがおかしくなったり、過度に食べたくなってきたりします。 そういう場合は、リハビリのように、最小限の運動量で慣らしていく、そういう時間を取る必要があります。
ストレスの発症には、いろんな原因があります。例えば、過剰適応というのは、外部の現象を過剰に見て取り込んでしまうことです。相手の何気ない言葉に、過度に反応してしまったりして、外のことにばかり気持ちがいくわけです。 すると、体の感覚がつかみにく…
言葉にできないときのストレスは、体に影響します。つまり、ストレスなどで、自分の感情が把握できない、落ち込んでいるのか怒っているのかもわからなくなることがあります。すると、体感ではなく心の問題となり、大きなストレスを抱えることになるのです。
感情がわからなくなると、次に身体性や社会性が失われていきます。自分を見失ってしまうという状態です。鬱やパニック発作などは、そういったところから来ます。統合失調症になる人もいます。
ストレスによって病気になります。心が乱れると胃潰瘍、リウマチ、心筋梗塞、円形脱毛症、糖尿病、顎関節症など、一口に心身症といっても、いろんな出方があるのです。鬱や統合失調症、摂食障害も、そうでしょう。
マインドフルネスというのは、ヨーガと思ってもよいと思います。 自分自身で動いてみて、心理療法的な効果を上げるのが、一番です。体操をしたり、歩いたり、自分で自分の身体を動かしてみて、チェックしながら整えていくのです。
自分のエネルギーが放たれ、ものごとをづくり、それが現実ということです。つまり、そこから未来が開けるのです。声もそのようにして考えてみると、その表れの1つと思います。
他山の石、目の前の人を大きな鏡とすることです。よいことも悪いことも、人によってもたらされるのです。そういうものを呼び込むのが、自分の心なのです。 三人の煉瓦職人の話で、レンガを積んでいる、家を建てている、国を作っているという意識の違いです。
内面のエネルギーが出ている、その表れの1つが声です。オーラや気などよりもよほどわかりやすいのです。 内面が変わらなければ声はよくならない。声がよければ内面もよい。そういうふうに思いたいものですが、声は形からも変えられます。フィジカルと同じで…
筋肉質になったからといって、スポーツの能力が定まったり、仕事の労働がうまくできるわけではありません。でも、そういう条件を持たないよりは、よいということです。型、形から入るというのは、1つのアプローチの手段です。
自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが取れた状態が理想的です。 しかし、逃げられない状態で危機的な状況に陥ると、動物は、身体の働きを低下させ、不動の状態にします。足がすくむとか感情が麻痺したり、頭が真っ白になるということです。
緊張状態が続くと、抑うつや無気力になり、副交感神経優位の疲れを感じます。少し動いても疲れるのです。やる気が起こらない、小さなことが気になったり、落ち込みやすくなる、起きたくなくなるなどです。
交感神経優位の過覚醒の状態になると、心拍や呼吸が増加し筋肉は硬くなります。窮鼠、猫を噛むとか全力で逃げるということです。戦闘状態ですから、それが続くと疲れ切るのです。
迷走神経に支配され、副交感神経優位な状態で、交感神経も適度に覚醒してるのがバランスのとれた状態です。最適な心地よい覚醒状態です。リラックスしているが、だらけてなく集中してるというときです。
恐怖や痛みは受け入れられやすいのですが、それ以外の感情は認識されにくいのです。それを避けずに、その感情を受け入れて、休めさせることです。それを気にかけてくれる人と話をすると効果的です。言葉で語ることは1番の近道です。自分を理解し、励ましてく…
仕事と勉強の両立に悩んでいる人は多いでしょう。 両方ともやってみればよいのです。大切に思うことをすぐにすればいいのです。
自分の身体の声に耳を傾けて向かいましょう。身体のどの場所がどんな感じがするのかを注視しましょう。その感情を感じた部分に向かって呼吸をするのです。すると、そこからの反応で、解決に導かれることになります。日常の中でも、活用することが大切です。
感情全て解き放つことができるのでしょうか。それはとても怖いことに思います。 何かを充分に感じることは、そこから解放されることです。感情を隠すと逃れられなくなり、感情に向かい合うと、解放されるのです。あるがままに感じることを自分に許すことです…
感情にも始まりと終わりがあります。そこから目を背けてみないでいると、それが問題を起こすようになってしまうのです。
トラウマからどうすれば解放されるのでしょうか。 不快な感情が沸き上がったときに、いつまでもそれを抱え続けることが問題です。普通に受け入れることができない感情は、恐怖や痛みより複雑に作用するからです。
相手をめった刺しにするような犯人は、その被害者よりも弱い小心者が多いのです。弱者が強者に立ち向かっていくと、逆襲を恐れて、そのようになってしまうのです。
いじめられる惨めな自分を隠そうと、逆に、おどけて明るく振る舞う人もいます。人前で明るく、振る舞って、影で泣いているのが、ピエロです。周囲のいたわりや優しさが行き交って欲しいものです。
ハーバード大学のカーツグレイは、お金を寄付するという道徳的な行為が、身体の力を増大させることを明らかにしました。5ポンドのおもりを手に持って、1ドルを、ユニセフに寄付できるかできないかということで実験したのです。 よいことをしたというポジティ…
身体に比べると、人間関係というのは、複雑であり、一方で、すごく単純でもあります。喧嘩をしていた相手が、急に優しい声や申し訳そうな声をしてきたときに、喧嘩腰を続ける人は、さほどいないと思います。
すぐに相手に反応してしまうわけです。売り文句に買い言葉と同じで、何をいったということよりも、どんな言い方だったかということが感情に火をつけるのです。
声に現れた現象は、その人の心の内面が出ているというふうにいえます。ただし、絶対ではありませんが、人も大人になっていくと、そういったものをかなりカバーして演じられるようになります。
最初からきれいに正しくなくてはダメとなってしまうと、どんな習い事でも失敗してしまうものでしょう。楽しくなければ、よい声、よい歌になりません。