夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

テクニック☆

長く生きると、長く携わることになったものについては、表向き、説明したりノウハウを使ったり、うまくこなせるようになります。声というのが、本当に経験キャリアにのってしか、成せるものというのなら、歌手や役者は十代でプロデビューなどできないでしょ…

自省

自分ができていない、間違うこともある、ということを自覚していないとしたら、周りのレベル、いらっしゃる人の要求レベルが、総じて低いということです。 やったことのない人がやれば、何でもその分よくなるのは当然です。そこは教える仕事としては、確かな…

本当の結果

ライバルというのは、優秀さで争い、高め合うモティベーターですが、トレーナーには、欠点を晒し補っていくのがよい関係です。 今、ヴォイストレーナーは、まだ「自分では正しい、自分は他のトレーナーのように間違っていない、こんなことも知らない、用語の…

ゼロとなる

プロの人は、根本的に変えたい、本当の力をつけたいと思っていらっしゃいます。ただ、そこで一歩踏み出す覚悟が、よほどなければ大して変われません。 越路吹雪さんは、日本ではすでに評価されていながら、パリでエディット・ピアフのステージをみて、「私は…

変えるということ☆☆☆

もっとも大切なのは、最低限からの可能性の追求や限界の打破です。これまでの思い込みでの限界の確認をしても仕方ありません。現状維持の安定、安心に確信を得て、満足するのは、トレーニングでなく励ましです。認めてほめるのは、トレーニングの結果におい…

相性のよさ

トレーナーのよし悪しや、合う合わないというのは、感覚的なことが大きいだけに難しいものです。自分が何を学ぶべきかわからず、友だちでもないのに相性を第一にするからです。それは趣味のようなものです。その人から自分が何を学ぶかを具体的にすることで…

選択する力☆☆☆

本人がトレーナーのよし悪しを判断して、それが絶対正しいというくらいなら、本人の声や歌にこれまで問題は生じなかったと思うのです。そして、トレーナーにつく必要もないでしょう。独学で何でもできるようになるはずです。そんな人もたくさんいるのですか…

提供しあう★

私で足らなかったら、他のトレーナーに聞けばよい。私の知らないことを、ここのトレーナーはたくさん知っています。私のできないことをできるトレーナーもいます。いえ、どのトレーナーも私のできないことをいくつもできます。お互い様です。ですから、あな…

影響力

相手が変わるのです。それがどうなるか、先がわからないこともあります。 オーディエンスや読者もそうでしょう。ずいぶん経ってから礼状が来たり、会いにきたりします。私自身、影響を受けた大半の人々には、すでにこの世で接することはできませんでした。 …

感化する☆

大体、自分がわかるようなものを自分よりも天分のある人に教えようというのが、おかしいのです。若い人は将来性がある、今、才能とか実力はなくても、自分より長生きする可能性がある、そういう人は、自分を超えていくでしょう。自分が死んでも、生きている…

口伝の限界

一子相伝では、「なぜ」は生じません。原理やシステムへの探求は必要ないし、疑いようもないものとして継承していくからです。少なくとも、師匠、トップのレベルになるまでは行えません。そこまで、とことんまねて、ものにしていくのです。自分が次の師匠に…

違うということ☆

つかんだ真理が、それゆえ絶対でも、それを表現したら相対的によいとしかならないこともあります。そこに絶対はみえないので、がかりするのです。そういうことがわからなくなってしまったのでしょうか。 教えられたことを信じるのではありません。自己の道を…

「レッスンメモ」★

ノートや録音で伝わるようなことは、まだつまらないことです。誰かの技術を教えたところで、教えながらつまらないと思うとやめることになります。即興こそレッスンの妙味です。 いつも、たった一回きりの内容です。レッスンメモをつけていますか。自分で残し…

できた

どこで学んだのか、発声がよくなって楽になって声がきれいになった、でも、つまらなく退屈な歌になってしまった。歌が安定したので、本人は喜んで、周りにもよいと言われるようになる。表現の魅力はなくなったというのに。こういうケースでは、プロになれて…

にせものっぽい

日本では、本番でバランスをとる、崩れないように心身を調整する、その修正くらいのレッスン中心で終わってしまいます。それで充分に成果が出たと思われてしまうからです。ほぼ音大4年生くらいのレベルです。 前向きに自信をもって明るく元気に歌う、これく…

よくないということ☆

どうしたらよいかがわからなくても、どこがよくないのかはわかりやすいものです。そこで、それを中心に教えることになりやすいのです。 しかし、よくないものを直すのと、よくすることは違うのです。一般的、平均レベル、普通にするのと、誰よりも秀でるよう…

何もない

「身体が動いた、息で声が出た」そこに、理屈も、プロセスも、マニュアルも、ハウツーもありません。流れはいつも突然に変わります。人の世も、人の身体も声も同じです。 便利になると、身体を使わなくなります。そこは、ノウハウでは間に合いません。 次か…

説明できない

説明できなくても、できる人もいれば、できている人もいるのです。何でも説明できると思うほうがおかしいのです。複雑に全体として成り立つものを部分に限定してシンプルにすると、何とか理論とか説明ができ、誰でもできそうに思うのでしょう。わかりやすく…

確かなものはゼロ

辞書、辞典に載っている知識は、確かなものであっても、その分、古い、権威というのもそういうものです。といっても、新しいものは、胡散臭いものです。 これからの人は、「早く人に評価されること」を恐れなくてはなりません。特にこの日本では。 私のもの…

スキャン能力

レッスンでも、トレーナーの声より一流アーティストの作品に心身をさらすことを重視しましょう。その考えは、私の直観とはいえ、今でもその通りと思います。 頭がはずれるのがよい。一流のアーティストは、ヴォイトレでなく、その一流の先人アーティストの音…

ナチュラルを盗る☆

ナチュラルななかでのナチュラル、その状態をなかなかもていない人もいます。そういう人は、ライブやコンサートに行って頭を空にして心を満たしましょう。あるいは、音楽療法にょうに、その状態を状況として把握し、適切な刺激を入力します。アーティストの…

待つ

信じ切る、言い切る、その根拠は、思い込みでよいのです。問題は強さです。それが誰よりも強くなくては、大した効果も出せません。 それを自信をもって確信し、周りに断言するのが、カリスマでありリーダーです。トレーナーもそうありたいものです。が、断言…

できた―できない

できなかったことができたとなるのは、嬉しいことです。でも、人生、特に芸事では、できないことをみつけた→できない→できた、のくり返しです。 天才、一流の成しえたこと、すごいことへ向かっての、この無限のようなくり返しと挫折をどこまで貫くかです。た…

反論への反論(Ⅲ)

今さらですが、質問も意見も反論も礼状も、読まなくてはいけない、受け入れなくてはいけない義務や答える義務はないのです。大きなところからみて、同志と思えば対応するのです。あるいは、先生という立場で教えようとするなら、です。 返事しないのも一つの…

反論への反論(Ⅱ)

理解できないし、しようともしない相手への反論は、労力の無駄ですが、いちいち対応していたこともあります。それは、誠意としてです。相手を信頼するから反論するのでしょう。 ところが、反論されたこと自体を快く思わない、内容でなく、反論されたことで怒…

反論への反論(Ⅰ)

あまりに短絡的な反論は、先に、気にくわないという感情、嫌い、目障りと、妬み、嫉妬、嫉みがあるのでしょう。だから、そのときにそういう人を相手にしても論議になりません。実りもありません。 同じことを、ただ言い方を変え、声高に何回も叫んでいるだけ…

具体的にする

アートとは、どこまで詰めていけるか、だと思うのです。オブジェクトとして、あてをつけていく、検討をつけていく、目当てにもっていく、絞り込んでいく、対象化してみることもあります。しかし、一体化していく方がよいように思います。 ある種のフェティシ…

段階的アプローチ

最初は不器用でうまくないのに、後になって、際立つタイプもいます。いつのまにかぐんぐん伸びるのです。 例えば、こういう中間策があります。発声教本のコンコーネ50の50曲を月に2曲、2年であげたら、次は1曲に1か月かけていくような取り組み法です。もちろ…

時間をかける才能★

上達とは、早くできることではありません。本当の上達とは、時間をかけられることです。 最初は1日1曲しか覚えられないのを1日8曲覚えられるようになる上達と、1か月1曲あげていたのを1年1曲、10年1曲となるのとは、意味が違います。私のレッスンでは、1フレ…

間違えの間違え

時代や場においても基準は、変わります。しかし、それを超えた一流ということを目指すなら、結果として、それ以上にうまくも正しくもなっているということです。 逆に考えると、間違えるとは何かということになります。その一つは、結果として、そうなってい…