2021-12-28 口伝の限界 14.メンタルヘルス/イップス/心理的問題 一子相伝では、「なぜ」は生じません。原理やシステムへの探求は必要ないし、疑いようもないものとして継承していくからです。少なくとも、師匠、トップのレベルになるまでは行えません。そこまで、とことんまねて、ものにしていくのです。自分が次の師匠になったときにしか「なぜ」を問うてはいけないのです。まして、そこから超えられない。だから、大半は、すでにあるものを演じることになってしまうのです。それは、基礎よりも応用ですが、応用だけで基礎を賄うに足るのです。