夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

06.声量/フレージング/シャウト

声量の衰え☆

昔より声量がなくなってきたというのも、この国では、円熟味がましてきたといわれるようです。 しかし、本人は、昔、出ていた声が出せなくなってきているとわかります。 昔は、若さで声が力で出せていただけです。そのために喉に負担をかけていたのに、次の…

深い声がベース

しゃべりにやせりふに関しては、基本のことを徹底しつつ、キャラに対して、どういう使い方をするかというスタンスの問題が大半です。歌もですが、演説でも、そこでなるべく深い声を使えればよいのです。そのために足りないことをヴォイストレーニングで補え…

シャウト☆

ジャズやブルースも、若いときに喉に押しつけてしまうと問題が生じます。黒人がまねして壊したと言っているほどですから、まねしない方がよいでしょう。

息の力☆

喉の弱い日本人は、強い息の力で声を出すと、喉を壊しやすいのです。 ワンクッション、置かなければいけません。そこで、共鳴を学びましょう。

切り離す

発声と歌は切り離すべきです。しぜんと発声が活かせていればよいのです。 人が大きく歌っているから、その声を目標にする、というのは駄目です。もっと大きな声を出せる人がセーブして、そのレベルの音になっているとみるべきなのです。

声量を共鳴で補う☆

声量がでないから、喉をあけ、喉の後方を広げ、舌を平たくして発声します。共鳴で声量を増すのです。 舌の奥のほうがあがると、深い音がとれなくなります。 役者でも、かつては深い音をとるというようなことをやっていました。

大きな声で☆

大きな声を出せといわれても、今の音響技術の元では、大きな声自体は、そんなに必要はありません。でも、大きな声を出せることは必要です。安易に使わないのは、喉を壊したり表現に無理が生じるからです。

同期する☆

感覚ができて、身体が鍛えられると、声量も音域も伸びます。できるだけ人為的なトレーニングをしぜんに吸収するようにセットすることです。

マックスとメリハリ

私が最速100キロのボールを投げられたとして、下限は、ストライクが入るなら60キロ、すると、60~100キロしか変化がつけられないとします。 それに対し、150キロが投げられたら、その2倍以上の変化がつけられます。まあ、60キロは使えないでしょうから、80~…

歌のパワーとメリハリ

これは、歌や芝居のメリハリに置き換えられます。 声量でいうと、デシベルとなりますが、110デシベルくらいをマックスにして、70~100デシベルを自在に使えたら70あたりだけで歌う人よりもメリハリが付けやすいでしょう。 マイクを使えば50~70でも補えます…

声量のこと

文明が発達すると声は小さくなります。子供が大人になるように、です。プリミティブな社会で不可欠だったのに、文明が進むと声は大きく出さなくなります。それと、大きく出せなくなるのは異なります。でも使わなくては衰えます。 声の大きさは声の要素で、必…

条件の獲得と質の向上

「強い声」「大きな声」を出すようにというと誤解されて、力ずくの危ない練習を導きかねません。私はレッスンでは「深い声」と言っています。「共鳴する声」―「深い声」―「深い息」―「深い体」、深いというのは、「腹の底からの声」と捉えてください。女性な…

喉の強さ

もう一つ、誤りやすいことを注意しておきます。声や喉も、スポーツと同じく、やや疲れたときの方が、感情が乗りやすく、伝えやすくなります。それは厳しくいうと判断ミスです。一流のオペラ歌手は鋭い感性と経験で、そんなミスはおかしませんが、ポップスで…

日本人のシャウト

日本人のヴォーカルのシャウトは、上にあてて抜いたものか、生のまま、大声でがなったものが多く、前者はインパクト、音色・個性に欠けたクセ声か弱い響きの声、後者は生声、喉声で喉をつぶして、再現できなくなりがちです。まだミュージカルにみられる、ク…

一本調子を解決する

その曲を音楽たらしめているものがわかるまで、解釈しましょう。メロディ、ことばがひとつに溶けて、リズムの動きで流れてくるまで聞き込むのです。そことあなたの感覚をさらに融合するのです。次にどこで盛り上げて、どこで語りかけるかなどといった展開、…

メリハリをつけるには

呼吸と声での表現が一つになるまでしっかりとつかみましょう。その表現力を決して損ねず、パワーアップして歌に持ち込みましょう。自然にメロディを処理していくこと、日本のミュージカルのように音程を歌うのはさけたいものです。 次の各要素に注意して、曲…

シャウトして歌うには

日常生活でできていないものは、日常生活で得ていくのがよいというのを知った上で、効率的に早く得る、より多くを得るためにトレーニングがあるのです。 外国人ヴォーカリストがシャウトするときに使っている声は、とても深く、喉に負担のない発声をしていま…

小さく細い声を直す

蚊の泣くような、小さく細い声は、外見的には、あごや首、体格などが弱々しい人、または、内向的な性格からきていることも多いようです。これまで大きな声をあまり使わなかったのでしょう。その状態では、マイクの使い方でカバーするしかありませんが、根本…

細くて弱々しい声を強くする

弱点が強みに変わることもあります。 もともと声の小さい人は、無理に大きくするよりも大切なことがあります。細くてもよく通り、張りのある声であれば、充分に通用します。もちろん、あまり声を出してこなかった人は、目一杯チャレンジしてみてください。 …