夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

26.研究所のレッスン

声の習得のプロセス☆☆

武道のように、最初は型さえわからないのですが、それを通じて深めていくことによって、声そのもの、発声そのものが変わっていくので、プロセスがわかりやすくなるのです。 声楽は、楽器と同じように、初めて接したところから上達していくわけですから、誰も…

基礎と応用

ポップスのトレーナーが総じて、声の使い方から入るのに対して、声そのものの習得という、ひとつ手前のプロセスがあるのです。まさに声の基礎というところです。 ポップスの歌手などは、歌という声の応用から入っていくわけですから、歌唱の発声、それ以前の…

レベルアップ

自分ができてないとか、いわれた通りになっていないというのが自分でわかると、レベルが上がるわけです。 わかったとか、できたなどと、レポートに書いている段階では、その先の問題に当たる前のプロセスだと思えばいいわけです。自覚が必要です。

練習

最初は、練習そのものが大切です。それは練習時に、余計なことを考えるからです。しかし徐々に、練習の前後の方が大切になってきます。あたりまえのことですが、レッスンに対する予習や復習が大切です。

身につくということ

私は声と表現力をベースに見ています。歌がうまくなったとかせりふに感情が入ったなどという点では、本人に満足していただければいいのであり、私は、あまり判断していません。 本当に身についたらその人の人生は好転していくものだからです。好転したことに…

相手の関心へ興味を

目の前のことしか見えないと対立してしまいます。喧嘩やいじめとかも起きやすくなります。 しかし相手のことに関心を持ち、相手の関心に興味を持つと、何らかの交流が生まれてくるものです。 そのためには、謙虚な気持ちが大切です。 ちょっとしたトラブルが…

声はツール

具体的な目標があった方がモチベーションにもよいので、そこから入るのはよいと思っています。 しかし、そういう人たちは、そのことが得られたらどうなるかをあまり考えていません。 そのことを得て、どうするのかを考えていくようにアドバイスしています。

声に恵まれた人

努力したという自覚もなく、すでに自分の声を使って何かをできるものを持っている人もたくさんいます。そういう分野なのです。 しかし、そういう人でも、それを使って、素晴らしい活動ができているのか、どこまで深まるのかということでしょう。 大体は、そ…

未知なる声

ヴォイストレーニングに関しては、声、つまり体に身につけていくものです。 ということはトレーニングをした後に、一体どういう声になり、どのように使えるようになるかが、予め決まっているわけではありません。 だからこそ、楽しみなのです。

未知との結びつき☆

あなたの素質、潜在能力に加え、トレーニングの方法やプロセスによって、声は大きく変わります。その可能性が高まったときに表現をしてみて、初めて自分が何を得たのか、何を表現できたのかがわかるのです。 そこで足らないものを感じたり、もっとこうしたい…

遠くをみる

ヴォイトレにおいても、単純に、高い声を出したいとか、こういう種類の声の使い方をマスターしたいとか、リズム感や音感をよくしたいなどという近視的な目標設定をあまり勧めたくないわけです。

アドバイスメッセージとレポートの共有

研究所では、トレーナーが一人ひとりにレッスンに関する内容のまとめとアドバイスをしています。 レッスン受講者の人も、できるだけレッスンについてのレポートや感想、次回、望むようなことをレポートしてもらっています。それをトレーナーで共有します。

組織力

私は、トレーナーと生徒さんのレポートを読むことによって、研究所の中でのトレーニングが、その人にきちんと対応できているのかチェックができます。 時代遅れにならないように最新の現場の情報を共有します。 それぞれの判断について、知見を深めていくと…

複数スタッフの協力

ヴォイストレーニングというのは、トレーナーが声を直すものとは限りません。むしろ、本人が自分の力と行動で直していくものです。つまり自分で管理して自分で上達していくものです。だから、生活スタイルから自分で管理しなくてはなりません。 多くの場合は…

ホームワーク

トレーニングは、スタジオで終了したら、終わりではありません。 家に帰った後に具体的にどういうことをすればいいのかというアドバイスやメニュなどもあります。 レッスンの時間だけではなく、レッスン後にどうやって身につけていくかに関して、フォローす…

絞られた問題

問題を持ってこられた方にも、その問題にとらわれるのではなく、もう少し前提となること、基礎的なことがあることを伝えています。 理解してもらうのは難しいときもあります。あまり広げすぎても狭めすぎても、理解できないこともありますので、そこは難しい…

副次教科

ここで邦楽やピアノなどの楽器、あるいは、外国語発音まで扱っているのは、ここで専門的なことを学びつつ、そういったものもついでに学ぶという範囲でのことです。 高度に専門に行いたいということであれば、専門家のところに行きながらヴォイスに特化して、…

研究所と私とあなた

ブログも会報も嫌なら見なくてもよいのです。読んだり聞いたりするのは強制ではありません。 私のレッスンをとらないこともできます。学校ではないし、単位もとる必要もないのです。 「そういうことは一切いらない」ということを言われて、そうしたら、学ぶ…

多様と一色

私は、ある時期から、出入りする人やレッスン受講生だけでなく、トレーナーも相互に関連のない人、できる限りの多様性を重視してセットしてきました。 皆が同じ色、似た色ではリスクが大きく、将来性、創造性がないからです。 しかし、学ぶ人には、まず一つ…

大きな違い☆

トレーナーを手本に、相対的な能力を他人と比較して磨いていくのは、わかりやすいし、伸びた気になります。それゆえ、安易で大して効果のないものともなりやすいのです。 そこを目標とするのではなく、そこをスタート地点とします。 それこそが、他のスクー…

慣れと鈍化

慣れると感じなくなるのが刺激です。トレーナーもまた、レッスンを続けているうちに慣れて、クライアントの感覚に鈍くなってしやすいものです。そういうときは、一度、中断、保留してみることもおすすめします。 その間が空くのはよくないので、研究所では、…

かかりつけ医とトレーナー

トレーナーは、「いつでもどこでも」のかかりつけ医のような存在でもあります。 何かよくない症状が出ても、それだけでは正しく判断はできないことが多いのです。過去のことを知っていて、どう変わったのかということが最も大切な情報です。

複数の視点

ヴォイトレでも、長く付き合っているトレーナーがよいことは言うまでもありません。 しかし、トレーナーにも得意、不得意があります。 たとえば、複数いたら、一人はロングスタンスで、もう一人はそのときどきの必要に応じてという使い方もあります。 複数の…

正しい方法で消えるメニューの嘘☆

私どもにも事例は山ほどあります。しかし、どれがどのような効果となったのかは、思い込みや勘なのです。 必ずしも「○○をしたからよくなった」ではありません。「○○をしなくともよくなった」かもしれませんが、それはもう試せません。 他の人が行っても、自…

受け手のデーター

体験談、効果談は、当人の実感としてのデータとなります。 主観的(私的)経験の発表も、表現の自由です。 研究所のトレーナーは、常にアンケート、レポートでフィードバックしています。一部、公開もしています。ただ、その使い方から先は、受け手の問題で…

失敗の改善

経験の浅いトレーナーは、行ったことを成功例としか捉えられず、失敗を知りません。 全ての人にうまくいっているわけはありません。もっともっと、よくなった可能性、他のトレーナーならどうだったかも含めて、比較検討が必要なのです。 そこでうまくいかな…

方針の変わるとき

「納得できない」、「反対」と言われて、すぐに方針や指針が変わることはありません。 そのようなものなら、ポリシーがないということになります。 方針には、それが定められ、受け継がれてきたいきさつ、歴史があるのです。 その上で、改良、改善していくこ…

声を扱う

他人の体にメスを入れるのが医者なら、傷害罪にはなりません。 だからといって、理由なく切ったら罪になるでしょう。 声を扱うのも、同じくらいに慎重でなくてはならないと考えています。

方針の背景

方針は理解してもらいますが、そこで理由を考えて欲しいのです。 「納得しにくいものほど、あなたが考えるのに値する課題なのだ」と思ってください。 方針も一つの考え方なので、納得できないと思うこともあるでしょう。 私とトレーナーの間でもあります。 …

レッスンの必要性

悪いと思えば悪い、不自由とか不快と思えば、不自由、不快と感じてしまうのは、人間だからでしょう。 トレーニングは、自分を強くして乗り越えることをベースとする考え方が必要です。 しかし、レッスンは、それだけが目的とは限りません。 強くすることが本…