夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、noteをご活用ください。)

16.一般/会話/話し方/スピーチ/ビジネスなど

エマージェンシーヴォイス

⚫️非常時に使わざるをえない声のトレーニング 「キャー」「助けて」「コラー」「危ないぞ」「ワー」 非日常的なところで、準備した心身の状態は、伝わる声を使うのには理想的です。 なぜなら、非日常は、ピンチやチャンス、つまり、日常性を破るからこそ、他…

海外では役者レベルの一般人

考えるまでもなく、彼らは日常であのような対話やスピーチをしている国を代表する表現のプロなのです。まさにこれは、基礎としての音声表現力での国力の差でもあるのです。 外国人の一般の人たちの声や話も、日本人なら役者レベルにあると考えてみるとよいか…

スピーチに学ぶ

私はTVでみるグラミー賞やアカデミー賞でのスピーチに何度も感心し、感動もしてきました。スピーチの内容も構成も表情も、声の使い方も、プロフェッショナルの見本でした。 私がアメリカにかなわないと思ったのは、そこに出る何十名もプレゼンターや受賞者の…

声を読み解く

そのため、ことばにとらわれ、声の中の真意の見えない人も、増えています。声のことを学んで、耳を鍛え、相手のことばのうしろにある本意を読み取るトレーニングは、どんな人間関係においても必修です。 最近では、マイナスに受け取られることばをプラスに受…

音声コミュニケーション

欧米の文化を、目で見えるものから取り入れてきた私たちにとって、音声=声での表現力は、最後の砦のように立ちはばかっています。 ステージでのしぐさ、表情、大道具照明、ストーリー、脚本、詞、歌ならメロディと詞、次に音程とリズムの順で追いついた今も…

共鳴の違い

かつて、教会では、高音は天井(ドーム)に、低音は床に響かせて歌っていました。 私はリスボンの町を歩いたことがありますが、石畳の細い道を両脇に石造りの家がきちんと並んでいるために、何百メートル先から、ファドとギターの音が聞こえてきたのです。湿…

音声の感覚の違い

私に黒人の知人がいます。年に何回か、私のスタジオで会うのですが、そのとき彼は、5メートルくらい離れたところで足を大きく開いて座り、このスタジオに響く声で話すので、私もつられて対応します。きっと私たちのこのときの声は、マイクなしで体育館に大…

公的なコミュニケーション力

極端にいうと、欧米では、相手と話している内容が、第三者にもそのまま伝わる対話型になっているということです。 私自身、身内としゃべるときと、知り合いとでは、スタンスもことばも声の使い方も変えます。TPOや相手によって、細かく変えるのは、日本の社…

内と外

私が思い当たるのは、内(自分と身内)-外(よそ様)の関係しかない日本では、ほとんど会話しかなかったということです。寄り合いでも、内に入ったメンバーとしての会話でしかないということです。 企業でも、社外取締役や監査のあり方は、日本人には難しい…

会話と対話

音声コミュニケーションでは、伝え手と受け手の間を声がつなぐわけですが、ここでいくつかのタイプがあります。 命令、指示 上 ―→ 下 報告、連絡 A ―→ B 会話 A ←→ B 対話 (A ←→ B) ← C ここで会話と対話は、どう違うのでしょうか。 簡単にいうと、話して…

人生の転機での声

話を電話で行なうというのは、音声だけですから、特殊なケースです。特に日本の社会では、難しいところがありますね。ですから、本当に重要なときは、膝をつき合わすことになるのです。 説得、謝罪に、使っている声から考えてみましょう。面接や会議での声は…

説得と謝罪

日本では唯一といっていいくらい、伝わる声でなされてきたケースがあります。それは、人への説得と謝罪です。 つまり、ビジネスの中でも一線を越えた場合です。 しかし、このケースでも、日本では、声というよりは態度、しぐさ、表情の方が大きいのかもしれ…

声かけが決め手

ビジネスで大切なのは、お客さんとの出会いのときと、再会のときです。どんな商売であれ、客が集まり、それが続いていけばこそ、成り立つのです。となると、出会いを演出するのは、姿格好がものをいうとしても、その後のよい関係をキープするのは、まさに声…

声での信望

私も多くのプロフェッショナルといろんな仕事をしています。ビジネスでも、大成する人、そうでない人をたくさんみてきました。人は、見かけが大切というものの、出会いでの自己紹介から始まる最初の見かけというのは、案外とあてにならないものということも…

中身は声に出る

「人は見かけが9割」という本がヒットしました。面接では、その人の見かけや言動が採用を大きく左右するのはいうまでもありません。私の知り合いのベテラン面接官はこんなことを言っていました。 「その人の中身は声に出るんだよね。外見や使うことばは、そ…

大声ハラスメント

最近は声の大きさに違和感や不快感を感じる人が増えたように思います。先日、初めて私は声を大きくしたいというのと全く逆の、声は大きいが、その大きさをセーブしたい(つまりは伝わる声にしたいということですが)というセミナーを研修会社で頼まれました。…

感情を動かす声

特に、人の心に働きかける、感情を動かすのは、ことばそのものよりも、その言い方ですね。 あなたも、ことばの内容よりもその言い方にカチンときたり、むかついたことはありませんか。反面、和やか、穏やか、やさしい声は、人の心を癒してくれます。 電話で…

声量と声の働き

声の第一条件は、声量です。声量は最低限、相手に届く音の大きさとして必要です。しかし、大勢の場では、必ずマイクを使うので、この時代においては、声量不足で、不利なことは少なくなりつつあります。 次に、届く声がどう働くのか、その働きの大きさを伝わ…

声で不愉快にさせない

私は、小学生の頃、親に映画館に連れて行ってもらって、その感想を聞かれたとき、何か適当なことをぶっきらぼうに言ったら、怒られたことがありました。これは、声の感じ、言い方が相手を怒らせてしまったというケースです。 こちらとしては、何の意図もなか…

内容より声の感じ

例えば、電話では、親しい人との間になるほど、内容などはあまり聞いていないのです。声の調子、その声の感じで、体調や心情に、「具合悪い、何かあったの?」ということが直感的にわかります。声というのは、相手に対して、内容や意味以外にたくさんのこと…

その声での表現力が問われる

何か話すときには、誰しも話の内容を考えます。ところが、その言い方や声の使い方について考えている人は少ないものです。 「役者やアナウンサーのようなプロではない」といっても、相手が聞いているのは、あなたのその声です。 ビジネスにおいても、社長は…

声は変えられる

多くの人は、声は生まれつきのもので変わらないと思っています。でも、ときによって、いろんな声を出しているのです。 「何か読んでください」というと、ほとんど一通りの声しか使わないのです。ところが、日常の中で怒ったり、泣いたり、わめいたりするとき…

自分で聞いていない自分の声

では、どうして自分の声だけ、変に思うのでしょうか。 先に述べたように、外耳だけでの声を聞き慣れていないのが第一の原因です。 次に、多くの人がテレビやラジオの出演者を基準にしている、ということもあります。 最近は、テレビに素人のようなタレントも…

声のメイキャップ

鏡をみると、すぐに髪型や服装の乱れは直せますね。メイキャップを直すように、自分の声を直していくことはできないものでしょうか。 「鏡の代わりに録音しては直すのです」、でも「どう直せばよいのですか」「どこがよくないのか、どうしたらわかるのですか…

他の人の声になりたいか

自分の声が嫌だと思う人は多いのですが、「他の人の声になりたいですか」というと、どうでしょうか。 「自分の声は好きではないけれども、他の人の声にはなりたくないです」という人の方が多いでしょう。 さすがに、声を取り替えるのは抵抗があるかもしれま…

あなたは自分の声が好きですか

他の人の声は正しく入っているのに、録音した自分の声を聞くと、なんか違う、嫌だと感じる人は多いものです。 「本当にこれが自分の声の声なのですか」と、思う人も多いようですが、録音された知り合いの人の声が、聞いてすぐに分かるくらいには、聞こえてく…

相槌の違い☆

欧米では、日本人ほど、相槌を打ちません。うなずきもしません。表情筋で身体全体を使って対応します。目や眉毛の動きが大きいのです。首も上向きにうなずいている人もいます。

食べることでの摂食嚥下障害

食べるときにむせてしまったり、誤嚥をしてしまったりすることがあります。食べることは、生命維持を目的にしますが、同時に、食文化として、社会的文化的活動ともなります。楽しみであり、コミュニケーションの場ともなるわけです。

コミュニケーションについて

コミュニケーションはラテン語のcommunicationと言う単語から来ています。これはわけ合うと言う意味です。何をわけ合うのかと言うと、お互いの意思や考えと言うことになります。ですから、言葉が使われるのです。

言葉の用途

言葉は、伝達だけではなく、言葉で物事を捉えたり考えたりします。認識や思考です。 自分の行動をコントロールする、行動調節の機能もあります。文章を書いたり、小説を書くのは創造です。そして、言葉でコミュニケーションすることで、自分自身を意識するこ…