2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
昔の身体ではできなかったことを身体の面で支えていきます。本当に才能がある人はオンしていきます。 そんなことを本能的に察してやれる人もいますが、多くの場合、レッスンが必要です。
トレーニングは限界を知るためにやっておくということでもあるのです。それと共に、身体を鍛えることで限界を伸ばすことです。
声楽は無理であっても、ポップスなら歌いようでなんとでもなるところが、あります。声がよくなくても、プロになりようはいくらでもあります。自分の持ち味、力がどこにあるかを見分けて伸ばす力が必要です。
本格的にヴォイストレーニングをやると、できていないことを実感できます。声量や音域の限界を知ることも必要です。その中で何が活かせるかを考えるのだと心得た方がよいです。
小説や絵などに比べると、肉体を使うものは、筋力など、最初に与えられた条件の差は非常に大きいです。声帯は、同じようなものを持っていないと似たようなこともできません。
大谷翔平選手と松井選手とイチロー選手のフォームは、まったく違います。それを標準に戻したらだめになります。まして表現するものになると、もっと個性がでなければいけません。
二つの考えが必要です。人間の身体として共通している部分に基づく基本、これは、トレーニングとしていろんな先生に教わるとよいでしょう。それを活かしていきましょう。 もう一つは自分の固有の身体があって、声帯も人それぞれバラバラです。そこに基づく、…
声楽になると、発声の基本だけを考える人が多いです。 基本は、球技なら、どんなボールがきても両手でとらないといけませんし、基本のフォームで打たなければいけません。しかし、本番の試合でそうできるのは、限られています。
理想はファインプレーなど意識をせず、力も入らず柔軟にうまく動けることです。ファインプレーの練習をする人はいません。実際に難しいボールが来て、キャッチするときに「基本は両手を使う」などと考えている人もいません。
トレーニングは部分的なものですから、そのままステージや歌、試合で通用するものではありません。試合は白紙で起きたことに対応しなければならず、全体的にバランスをとり無意識にしておかなければいけません。
新しい呼吸法をマスターしないといけないと、練習をする分に悪くはないですが、それをどう活かすかが問題です。日常生活で使い、トレーニングで補強しましょう。
声を出すということは、かなり微妙なバランスの中で奇跡的に行われているのです。1ヶ月しゃべらないと声は出にくくなり、呼吸も浅くなります。普通の人もかなりのレベルで、呼吸の能力は持っています。それを徹底的に使えるように補強することなのです。
生きている中での呼吸や声は間違っているわけではありません。程度の問題です。間違っていたら声は出ません。生きていけません。
なぜ腹式呼吸を練習するのかというと、舞台では、いろんなことを瞬時に切り替えなければいけないのです。いきなり泣いたり笑ったり歌ったりと。それには、普段の呼吸では足りないから大きめにつけておくというわけです。
よいものを聞き、それに近いものが出てきたときに、認識できる能力を持ちましょう。並行して、呼吸などを鍛えておくと、自然とよい方に開かれていきます。 座っているときなども、意識的に呼吸する必要はありません。リラックスしましょう。
高い声は、ある程度、出していたら出るようにはなるが、それ以上のことが求められます。 出るようになったけれど、通用しない、さらに高い声が求められる、など。 重要なのは、自分でできることは、自分に一番いい声を見つけ、それを確実に出せるようになる…
トレーニングでは、今までにない感覚、今までにない声が出ないと意味がないくらいに思っておいた方がよいでしょう。それは、自分からできることではなく、心身が整っているときに、起きるかもしれないということなのです。ですから、できるだけ、心身が整っ…
高い声を出したい場合、状態がよいときは出ても、そういう状態になったときに、やりすぎて次の日に調子を崩してしまうことが多いものです。昨日は出たのに、と頑張ってしまい、さらに1週間くらいで声が出にくくなったりします。身体が変わらないから、オンで…
レッスンに行くことで、声の出にくいときにも、出やすいようになることが肝心です。すべてがその上に乗ってくるものだからです。悪くなっては元に戻ることを繰り返していても、その先に進歩はありません。悪くならないようにすることと、悪くなったらすぐに…
プロは、プロの中で通用することが求められます。それは差別化であり、オリジナリティです。 長いこと続けても、長いこと続けている人の中では、差にはならない。しかし、まずは、自分の一番よい状態を保っていることが大切です。
声を出すには内部の感覚を変えなければいけないでしょう。 日本人の感覚で、くり返しやらなければいけない、という考えだけでは足りません。どのようにして、内部の感覚を高めていくかということです。それには、外からすぐれたものを入れて、おのずと出るよ…
歌は歌っていくと、うまくなるものですが、何をもってプロかは、わかりにくいものです。役者やアナウンサーであれば、その活躍具合でわかるのでしょうが、歌は、自分自身で決める部分がとても大きいからです。そして、それが、どのぐらい認められるかという…
人間の身体として誰でも声帯があって、というように、共通している部分を徹底して活用すると、クラシックの声も出せるようになるのです。それは、人間としてのベースでは、なんら特殊ではありません。ただ、鍛えていく必要が多くの場合、必要でしょう。 フラ…
声楽も、いろんな先生がいろんな教え方をしていて、クラシックでの身体のオリジナリティというのも、それぞれです。しかし、あまり特殊なものと考えない方がよいでしょう。必ず、共通しているものがあるからです。ただ、そこまで至らない声楽経験者も多数い…
声の養成のトレーニングとなると、ひとつの価値観として、クラシックに求めざるをえないものがあります。研究所でやっているところの基礎トレーニングは、大まかには、声楽と変わりありません。応用面での歌唱で、オリジナリティが問われるまでは、同じです。
スポーツではプロとアマでは、筋力や身体自体が違います。 トレーニングは全員に結果をださなければいけません。ある人に効果が出て、ある人に出ないのでは、トレーニングではありません。そこは、身体で変えるのが、確実です。 結果として、人間の身体とし…
トレーニングは、身体を変えていく、ある意味で負荷トレーニングです。 しかし、一般的に行われているヴォイストレーニングは、矯正トレーニングです。邪魔しているものをとるというトレーニングです。
発声が歌に結びつかない人は多いのですが、歌の中では、発声練習は忘れたほうがよいのです。習った発声で、すぐ歌おうとすると、難しくなってしまいます。 発声は身についていっている、やってないよりは成果は現れていると信じて、忘れることです。発声など…
オペラやカンツォーネなど、イタリアの言語感覚で生活すると、日本人としての日本語の歴史が一旦切れます。そのように声楽やポップスなどをやるときに、向こうの感覚に入ってみるのがよいでしょう。日本を切って、そ この部分からやってみましょう。最終的に…
声を変えるには、耳も変えなければいけないのです。 聞きとる回線が必要です。たとえば、TeaがTeeとしか言えない人には、イとエから認識させる必要があります。それと似たことです。