夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

04.発音/言葉

ハモる

音楽は会話と違い、音を重ねられます。言葉は同時にしゃべれませんが、音楽は重ねたりハーモニーを作ったりできるわけです。ダンスと同じです。 身体感覚が優先されているのです。内容や意味のやりとりの言語では限界があるわけです。

原始的コミュニケーション☆

会話に入っていけない人も、ダンスや音楽には入りやすいものです。原始的なコミュニケーションだからです。かつて言語の前に声を出し合うことでコミュニケーションをとっていたわけです。それは、言葉をしゃべれない赤ん坊を見たらよくわかります。

声で元気

スタジアムなどで多くの人が、同時に大きな声を上げると、元気になります。その歓声が聞きたくて、見に行く人も多いと思います。 集団が同じ方向に動くということは、危ないことでもありますが、人間の弱さがそれを求める場合もあると思います。

「もしもし」と「一声呼び」

これは「申します」の繰り返しと言われています。「申します、申します」と断ってから、電話交換手は回線をつないだらしいです。 また、「一声呼び」を嫌う風習が日本人にありました。つまり、1フレーズだけ発することが不吉であるということです。そこで区…

触感と日本語☆

日本語は、触ることについてのことば数の多い言語です。触覚からの擬態語が多いのです。職人が舌や耳を使って、品質を判断しているというのは、よく聞く話です。 一方で、世界一の味覚を持つ割には、日本語には、味覚についてのオノマトペはあまり見当たりま…

褒め方

相手のことを落としてから褒めても、マイナスプラスでゼロにしかならないものです。 たとえば、「あなたには◯◯のようにみえるけれども、本当はそうじゃなくていい人なんだ」のような言い方です。 今や、高齢者、子供、女性、身障者、マイノリティということ…

差別用語、オジさん

その行為ではなく、その人の属性によって叩いてもよいというようなものがあるとしたら、それは、差別です。 かつてのオバタリアンは、今や、女性ということで、叩いてはいけない、よほどうまくパロディーにしなくてはいけないようになったのではないでしょう…

話せばわかるか

話せばわかると思っていた頃があります。 やはり、相手によって限度があります。 意見が異なるもの同士での話し合いは難しいです。 けれども、いろいろと経験して相手の立場に立ち、当事者性を獲得すると、そのとき、すぐには無理でも、いつか、わかり合える…

誤解しやすい日本語☆

コロナ禍が、「この中」と聞こえるのは、ロとノの違いだけで、これまで、日常で「この中」がよく使われていたからです。 似たような発音や発声は、聞き間違えやすいので気をつけなければなりません。 ワープロでの漢字変換においては、伝言ゲームなどでも考…

誤解を招くことば☆

1977年KLMオランダ航空機とアメリカン航空機が滑走路で衝突し、大惨事となりました。そのときは、管制官が「オーケー」ということばを使いました。 「オーケー」と言うのでは、何がオーケーかわかりにくいので、通常は、禁止されているそうです。この時も、…

口と喉の奥

口を開けるのと喉の奥を開けることは全く違うのです。 子音を鋭く、母音を深く響かせます。 お腹での圧で音を発して深い母音にします。 それを意識するようにしてみるとよいでしょう。

ことばで歌にしていく

ことばは、まずは、話すことばであり、語りかけることばです。 歌詞からことばを感じ取って、手ぶり、身ぶりで表現してみましょう。 はずみと高まりで声が出て、フレーズとなり、リズムとなり、歌となります。

アナログ、肉体、声

声は、喉に納まっていて、とてもアナログにできています。 出した音声は、デジタル加工できても、出すところは肉体です。 そこは、ヴォーカロイドの入れないところです。 ヴォーカロイドの歌は、楽器のプレー、ミュージックなのです。

日本人と声☆

日本人は、音を、なかでも、声を重視してきました。 昔の偉い人は、御簾で遮って姿を見せずに話をしました。 籠の中から指図したのです。 視覚で自分を判断させないための秘訣でもあったのでしょう。

ことばのバーチャル性

ことばは、技術、文明の利器ですから、手に入れると使わずにはいられなくなるのです。 ことばは、時空を超えるので、擬似的に体験するバーチャルなツールとなります。 そして、私たちは、記憶と想像力とでいろんな錯覚をしていくのです。

言挙げ

神道の祝詞は、神に対することばです。仏教の説教とは違います。 日本人は、言挙げを嫌います。無口だった、いや、ことばではないもので、伝え、察し合っていたのです。 西洋のキリスト教では、人間を神の姿にして、契約で人間に統治を任せます。 日本では、…

頭のことばでひっかかる

発音で同じことばでひっかかるパターンがみえたら、その前に違うことばをつけるとよいです。吃音は、1音目で起きることがほとんどなので、1音目の対策をします。 歌の出だし、車の走り出しが一番難しいのと同じで、何事も、助走なしのスタートは困難です。準…

ことばを変える

言いにくいことばが頭にあるなら、言い換えられることばを探して、とり替えるとよいでしょう。どんな人も相手によってわかりやすくことばを言い換えて使っています。それと同じです。 自分に出しやすいことばにします。新春なら年明け、昨日ならきのう、先週…

吃音と不安☆

吃音には、最初の音をくり返すのと、引き伸ばすのと、出せなくなるのと、3パターンがあります。イップスの研究(論点参照)で述べたように、不安を感じて緊張すること、それを予期することで、うまくいかなくなることが多いのです。これを予期不安といいます…

どもることへの対策

どもることへの対策としては、話の出だしにつっかかるのには「あの」「えーと」などを入れることです。これは、普通の人でもしぜんに行っていることなので、違和感はないでしょう。

うまく話しだせない

吃音の人は、1回ではうまくいかなくて、「あのーあのーあのー」とくり返すことが多いです。くり返せばよいと思ってくり返しているうちに、タイミングがつかめて出せます。なので、そう思えばよいといいます。周りの人にも予め話して理解してもらっておくこと…

カタカナの存在意味とオーラ

カタカナは、呪術的です。カミ、音と声、天皇の宣明など。音を写すのには、カタカナを使うのです。ですから、文字以前の力、オーラがあると言われたのです。 戦前は、カタカナを先に学びました。平仮名があるのにカタカナを先に学んだのは、皇国史観(天皇制…

日本語は文字中心

平仮名は五十音、表音文字で誰もが使える万能なツールです。 字をみないと意味が通じないのが日本語です。 日本人は、文字をイメージして話すし、外国語を学ぶのにも、スペルから入るのです。

日本語の秘密☆

翻訳語は、音読みの漢字となります。外来語として区別しておくためです。つまり、日本人は外来文化を受け入れているようで受け入れていないということです。 しかも、2字で似た意味の漢字を重ねるわけです。Societyに「世の中」を使うのではなく、「社会」と…

世界を一変することば☆

「ありがとう」は、「有難し」であって、嬉しい感じです。 それが行き交わない職場や家庭は、愛がないと思えます。 そういうところでは「ごめんなさい」も少ないことでしょう。 「いらっしゃい(ませ)」「まいど(おおきに)」だけでも、世界は一変するので…

日本人の切り替えと文化

日本では、同じ人が相手によってことばを使い分けて使っています。 イギリスのように階級社会のために、ことばが区切られるのではありません。 敬語とタメ口の切り替えも、日本独特の文化でしょう。公私の区別のように、武士、商人の世界のように分けてきた…

豊かになると、ことばは不要か

豊かに平和になると、ことばが早口になり、切れ切れになっていくそうです。 平穏のなかにいると、生活、ひいてはものの考え方が似てくるので、しぜんと意志が通じやすくなり、ことばもなおざりになるそうです。 会話も反応だけになりがちになるのです。

感情とことば数

日本では、風や雨などに関わることばが、相当多いようです。 生活と密であるほど、人間は心身にぴったりくることばを探したり創ったりしてきました。その結果、数も増え、深くなるのです。細かく感じるところに気づくことは増えていくのです。それは、どの民…

滑舌の最終的解決

滑舌に悩む人に、早口ことばで、と考えて実行しますが、それで直らない人とか、その上でさらなる完成度とか表現力を問う人には、早口ことばは、もはや最適のメニュでないわけです。 元より、発声が発音の基本ですから、発音から発声―呼吸と、基礎を掘り下げ…

マウスミュージック

マウスミュージックは、声を器楽のように使います。人間の声、ことばでのハイテンポ、早口ことばの音楽で、マウスというのですが、全身を使います。 ヒカキンなどで有名になりましたが、楽器音、スクラッチなどを人間の声とは思えない完成度で模倣します。こ…