夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

目安とスタンス☆

喉に痛いこと、うまく声にならないことは、よくない発声です。それがダメなのでなく。何かを変える必要があるという知らせです。トレーナーやそのメニュが悪いとはかぎりません。使い方が悪いとか、合っていないこともあります。別の原因、例えば、体調や睡…

リスクをとる☆

身体を早く変えようと時間や量を増やすと、すごく効果の出る人がいます。反面、リスクが高くなります。トレーナーは、そのリスクをみて調整する役割があります。それをリスクを取りたくないから、最初からリスクなしにしましょうとするのは、どうでしょうか…

練習して喉が痛いとき☆

痛みは警告です。休ませて回復させなくてはいけません。その原因をつかんでいくことです。対処をして、結果をみます。記録して、次の同じような場合に備えます。 それを、最初から全て人任せにするのはよくありません。例えば、薬などで抑えると、正しく把握…

高く深く長く

先生が管理していくと、生徒はいつまでも生徒、人もスケールが小さくなってしまいます。表現としても破たんしないし、先生の上に成立する可能性をなくしていきます。それぞれが自立して、自ら判断し、よい結果を出していくようにするのは、大変なことです。…

イメージの必要性☆☆

イメージが必要なのは、イメージしないと先に出られないからです。怖くて守りに入ってしまうからです。つまり、イメージしなくても何らかのイメージしてしまう、漠然としていても、それがマイナスになりかねないのです。そこで、イメージをプラスにもつこと…

しなやかに☆

毎日300歩しか歩いていない人が、どんなに楽に歩ける方法を教えてもらっても、毎日300歩しか歩いていないでマラソンに出られるわけがありません。仮に、完全脱力した理想発声とやらを学んでも、歌やせりふは、そこから離れた声を使ってしまうこともあるので…

自明のこと☆

声をていねいに小さく取り出していっても、 ていねいにていねいに大きくしたら、より伝わるようにできます。でも、時間がすごくかかります。声楽家の言う、「呼吸だけで10年」が待てますか。それだけならよいのですが、これまでに長く、10年以上生きてきて、…

プロセスの組み立て☆

喉や発声に負担をかけないようにする呼吸法や呼吸のトレーニングもあります。それを体や喉の弱くなった人の多くなった最近、よく使います。でもこれは、筋トレと同じ、部分的に切り離した強化へのアプローチです。 これだけで声が大きくなるなら、アスリート…

目的

声の出方(声帯)の状態だけからみてメニュを与えるのは、医者や言語聴覚士なら必要なことでしょう。しかし、体を変えて呼吸のコントロールの力をつけるのに、深い呼吸を最初からコントロールできないから、大きな呼吸を必要とするのです。大きな声を必要悪…

よくある問題☆

あるトレーナーのレッスンで、声の状態が悪くなり、次のトレーナーのレッスンが丁寧にできなかった。稀にそういうケースがあります。即効的な解決は、2番目のトレーナーだけにして、丁寧なレッスンを行うことです。それは、今の日本の声楽家やヴォイストレー…

トレーニングする☆

筋トレで、速く走れるようになり、重いものを持ち上げられても発声とは関係ない、確かにそうでしょう。でも、歩くことも荷物を持つのも疲れるような人が、体力をつけようとしないとしたら、それは発声力の上達どころか、維持を妨げます。 私が否定するのは、…

仮説として考える

プロになる人には、声を壊しでもしなければ、その実力をつけるのに医者のような知識はいりません。プロになってからの声の管理などには使えることもありますが、知識は、極端に偏りすぎることを止めてくれることもあります。知識の集大成がある点で常識があ…

古きよきものと科学的なもの★

ここでは、一般化された知識や、これまでの教え方に囚われないために、いつも最新で斬新でありたく思っています。最新だからといって、家電やロボットではありませんから、必ずしも最高ということではありません。 あらゆる仕事の分野の人が来るのと、時代に…

調整☆

専門家が必要なのは、専門外のこととの調整の能力なのかもしれないと思うのです。専門のこと、時間をかけてきたこと、自分ができることの方が案外と、できているということで、勘違いしてしまいがちです。 できているとみられると、人に教えられると思います…

接点としての研究所★

私が生まれるより前に、声楽という発声プログラムは、すでに世界中で多くの人に使われていました。長期にわたり実証されて成功していたのです。その実績は認め、使わせていただく、ノウハウも人材もあらゆるリソースを通して、利用する価値はあると思うから…

声楽とヴォイトレ

声楽家は、発声、共鳴の職人です。日本のケースでは、まだまだ地に足がついていない状況です。この点は、今はともかく、昔から深く足を下ろしてきた邦楽よりも劣ります。しかも、そこに教養主義みたいなものがあります。歌舞伎のように、そこらのおばさんが…

総合力としての声☆☆

ヴォイトレは声のトレーニングですが、道ということでいうと、もっと総合的なところへ開花していくのです。 声は変っていないのに、本人がとてもよくなったと喜んでいる、そういうことは昔からよくありました。私が間違っているのかとも思いましたが、それで…

三本立て☆☆

二人以上のトレーナーがつき、異なるメニュを使っています。そのことで少しでも多くに気づくようにしているのです。「全てをいつかできる」ようにするため、そのときが来るようにするために、今から「全てをすぐにできないこと」を知るためにやってもらいた…

レッスンのスタート☆☆

どこをどう聞くかで、その人の今の器がわかります。「どこを」とは、「何を」、ということです。問いが初心者レベルなら、やはり初心者なのです。 「知りたいなら、すべてそのレベルでの答えを知ったらよい」というのが、研究所のQ&Aブログです。でも答えで…

わからないこと☆☆

いつからでしょうか、「わからないからダメだ」という判断をする人が増えました。わからないところを探しては、すぐに直そうとか潰そうとする人もいます。日本の芸の衰退はそこらから始まったと思います。「他の人もわからない」と言っていると安心するので…

初心者の声

「どれが一番よいメニュか?基本か?」と言われても、そういうプログラムではないのです。何をどうやったかみるのには、やっていることからスタートすればよいのです。作詞作曲の本など読まなくても(最初からは読まない方がよいと思いますが)、ことばをた…

総合領域としての声☆☆

声の力を、声としてだけでなく、相手に対する働きかけ、効果、影響力と広げるなら、声は人としての総合的な能力の開発と深く結びついています。私は、歌も話も下手だという人、セールスマン、店員、経営者や商売人などのなかにも素晴らしい声の持ち主をみて…

シルバー世代の声☆

私は「私にでなく、同世代以下の人や周りの人に歌うのですから」と言うことがあります。それは、トレーナーの気に入るように歌えるようになったのに、どこにも通じない歌い手をたくさんみてきたからです。 シルバー世代が音楽分野にも力をもつ日本では、この…

日本人の声☆☆

なぜ、皆さんが、他の国の声、未来の声に、もっと敏感にならないのかと思うことがあります。声は、国民の声など、意見の意味で使われることがあります。声は、メッセージ、働きかけなのです。 日本人の声がパワフルにならないのは、日本の国民性ゆえです。コ…

心身と声

私が最初にヴォイトレを一般の人と行ったとき、何人かの若い人に、ヴォイトレよりも古武道を先に勧めたことがあります。今なら、トレーナーが、体や呼吸を、かなりの時間を割いて指導しています。それでも、声のために心身を整えさせるなら、ヴォイトレより…

2つの違い

ある時のある空間においての即興の仕事、つまり、どこかに行って何時(なんどき)でも、定めた時間、場で行われなければいけない仕事は、どんな問題にも答えられる力が必要です。声の仕事はそういう仕事です。それを扱うヴォイトレも含まれます。歌手や声優…

話の専門、声の専門とは

プロとプロになりたいという人は、能力を高めなくてはなりません。能力には、専門技能だけでなく、対人コミュニケーション能力や自己コントロール力も入ります。才能があっても人とうまくできない人は、今の日本社会で認められることは難しいでしょう。認め…

自論

専門家が専門外で自論を述べるのは、一つは、一人の生活者としてです。ただし、多くのケースはその専門で成功するまでに磨いてきた知恵で本質を捉える力を期待されるからです。 そのなかには、知名度や人気での影響力で、ということもあります。今やタレント…

同調圧力

誰もが声を日常的に使い、生活、仕事、職場、家庭でも使っています。政治にもビジネスにも、人間関係に声を使うのですから当然です。それに言及すると、私の出してきた本のように、テーマは、あらゆる分野にわたります。声の全般的な説明やトレーニングを中…

専門

専門家は、他の専門家との連携はかかせません。自らの限界と他の専門家に任せるべきボーダーを知っているからこそ専門家です。その専門の限界を知らないのが素人です。 私は、世界、未来を見ることを学んできました。しかし、素人さんの声への考え方までのフ…