「どれが一番よいメニュか?基本か?」と言われても、そういうプログラムではないのです。何をどうやったかみるのには、やっていることからスタートすればよいのです。作詞作曲の本など読まなくても(最初からは読まない方がよいと思いますが)、ことばをたくさん書く、フレーズを口ずさみ楽器で音を確認する。その、まことに頼りないスタートでもよいのです。
レッスンでも、一緒にいる、一緒に時空に存在している、そのくり返しだけで伝わるものは伝わるのです。そうならない、頭が働いたり、集中できずに受け取れない人もいますが。
未熟、かつ何もできていない、わかっていないという自覚があるなら、強みです。弱みでなく強みです。もっとよくなる余地がたくさんあります。しぜんと吸収されていきます。それが行き詰まってからが、本当のレッスンの入り口なのです。
いつも初心者と同じ、日々、初心者として、私も対するのです。「いつもよくわからない」、「不思議」、でよいのです。
全ては自らの内を見ることなのに、他人とばかり比べるようになったのは、教育の悪影響なのでしょうか。