ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

29.ブレスヴォイストレーニングメソッド

感じとる

どんなにできなくとも、感じとれるなら先があります。感じとれなければ、感じとれるように努めましょう。感じなければ感動もしないのです。感じとれるからできるようになるのです。 次に感じたことを自らやろうとしても、うまく一致しなくなるから、基礎条件…

3つのステップ

声は、喉で出す→頭で出す→胸で出す、という方向にいくとみてもよいでしょう。あるいは、喉で出す→全身で支える→しぜんに響きが集まる、という方向が深いかもしれません。 これをa応用―b基礎―c応用とします。部分を全体でやるために意図的に全体、まさに体全…

月輪観

研究所に、冥王星のポスターが貼ってあります。それを元に丸いのをイメージします。そして「あー」と声を出します。(阿字観) お寺には、唱える真言が、ひらがなで書いてあります。せっかくですから唱えてみましょう。 「のうまく さまんだ ばざら だん せ…

力感と声の重さ

声の重心をイメージして、体をボールのように感じてみましょう。これは身体の重心を感じることが元になっています。声を身体化させるのです。芯、線、中心、でも、一つでないかもしれないし、その一点といっても不動ではないと思うのです。 たとえば、剣は、…

改め続ける

本は書き続けていますが、多分、マニアの人よりも他の人の本を読んではいないでしょう。知らないこと、わからないことだらけのなかで、まとめられるのは、その理を捉えているからと思います。これを法とか本質と言う人もいます。原理の理、法則の法です。 で…

基準

芸術において、基準とは、難しいものです。多様性に支えられ独自の個性こそが問われるからです。とはいえ、ピアノ、バイオリンなど、楽器には個性があっても、聴くことだけで決まるので、基準は明確です。コンクールの採点のフェアさは、ときに疑われますが…

基礎と自主トレーニング

Cのしぜん=遊びの時期に入ったものは、その人の素質、素養になります。小学生で100メートルでいつも一番の子は、多分、特別な努力やトレーニングをしたわけでないし、気づいたら他の人よりも足が早かったわけでしょう。50人いたら、1人は1番です。それだけ…

期間と量

長い期間をかけて有利にしていくというのは、何事でも本道ですが、本当に問われるのは質です。より高くより深くです。期間や時間という量は、才能を努力で補う手段の一つにすぎません。ただ、大体は、最低限の量というのがあって、それを必要とするものです…

役者的な歌

A.応用 ステージング 表現 ことば パフォーマンス B.基礎 クラシック 音楽 基礎 (共鳴 頭声)(胸声 芯) C.しぜん 遊び 心身 リズム感 音感 ことばで感情表現していくと、歌の表現力は上がります。強い声を出していくことは、ある人にはハイリスクハイ…

自分の声と音楽の声

ここでBの基礎というのは、歌唱力や音楽力、ミュージシャンとしての楽器の音の出し方とその動かし方、オリジナルフレーズでの表現力ということです。わかりにくいので眼をつぶった世界での成り立ち、かつ、音の流れでの音楽としての歌唱の完成度といえばよい…

声の芯と歌唱

私の強みは、声の芯づくりですが、歌い手のサイドに立って10年、さらに歌手を10年みているうちに、音楽の演奏というのが入ってきました。いつしれず、歌の音楽性と声の表現を判断する耳が売り物になっています。 声づくりで、芯が共鳴を伴ったままに上げてい…

唱法~本番との違い

ここでは、新たに、なぜヴォイトレが声を育てられないのかをまとめていきます。ちなみに唱法というのは、私としては、どれも否定、必要悪として容認してきました。発声法、呼吸法、声区融合などと同じく、トレーニングのプロセスとして区分けする分には使え…

優先すること

声、共鳴、音色が変わることがc→c´なのですが、その前に声の使い方で+α調整ができます。声域より声量を優先すると、c→dと変わってしまうこともあります。生声、大声、叫び声、シャウトは応用の部類としています。基礎として学ぶものには入れていません。 で…

感じとる

a=a´=bのケースでも、a、a´が本人のもつ声、喉とズレているので一致することはありえません。多かれ少なかれ、必ずズレるのです。それがヴォイトレ、発声、共鳴にマイナスの場合は、異なる見本としてのa―a´を使う方がよいでしょう。aよりもa´においてステ…

タイプAのトレーナー

ヴォイトレでも高い声の出し方などは、それを望む人とそれが出にくくなった人にわかりやすいから、ニーズが大きいです。その結果、日本では、ほぼタイプAのトレーナーばかりになりました。ヴォイトレというと、高音やミックスヴォイスとやらを楽に出すため、…

目的とする声

実感のズレについては、イメージからみる必要があります。いつも私は、出口、つまり、ステージで使う声を出口として、そのイメージの入力を正すことを述べてきました。私の「読むだけで声と歌が見違えるほどよくなる本」(音楽之友社刊)に、ヴォイトレのと…

タイプAかタイプBか

ここでタイプAとは、共鳴、調整をメインに、タイプBとは、呼吸、体の鍛錬の上でのリラックスをメインとします。ヴォイトレでいうと、タイプA、タイプBのプロセスを経た人が、それぞれに調整型と鍛錬型として教えていることでの問題が多いといえます。共に逆…

タイプBからタイプAへ

タイプBに関してです。私は、一般の人と行うに際して最初に体、次に心の問題にあたりました。そして、感覚、実は、これこそが、伸びるための全てといえるのですが、その捉え方を伝えることに苦心しました。体、心、感覚の3つの関連は前に述べたので省きます。…

コンサルタント

私が、これまでヴォイトレに関して一貫してきたことは、主として、表現においてのパワー、インパクトの欠如の補強です。それを支える声の声質(音色)、声量ということが中心です。 日本において、なぜ、それが実現されていないのかを、ヴォーカリストと歌い…

不調に学ぶ

何でもできていると思って、実のところ、できていないということが不調になると明らかになります。甘い基準でOKにしていたものからできなくなります。好不調は、声の場合、体という生体が楽器ですから必ずあります。不調の時は、素人でもチェックしやすいの…

プロと次元

10代で歌でプロであった人が、20代では歌はふつう、声は人並みですから、無理すると壊す、すると、今はすぐに医者に行きます。そこで、症状としてみられてしまうのです。それは勉強し直すよい機会です。なのに、そこで知識を得て喉を大事に使うことだけに委…

「ベター」のレッスン

私が「ベスト」でなく「ベター」というのは、今のもっともよいところに声をもってくることです。声域、声量も、使う音(ハミング。母音子音)も一番使いやすいものを選びます。使いやすいものはベターで、必ずしもベストでないと知ったうえでのことです。 ま…

声明に学ぶ

声明での実習は、音色に節をつけて動かす、というもので、まさに発声の応用力を問われる課題のようです。私は、これこそがヴォイトレのフレーズであり、今の一般的なヴォイトレに欠けている基礎課題と思いました。 一人でもっとも声の出るところで行えば、高…

しぜんで習得の限界

守りのときは「ベターをベストに」でなく、「ベターに」までを目的とします。実力を向上させるのでなく、復調する、調子を戻すのですから何よりも無理は禁物です。 守りのヴォイトレは、調整ゆえに実力はつかない、正確にはとても時間がかかる、ゆえにしぜん…

実力をつける順

A芯、B共鳴、C歌、D表現で、C(A+B)→D、このうち、A、Dは日本の歌手があまり重視していません。トレーナーも触れないのです。A胸声、B頭声、そのバランスとしてのC歌です。 普通の人が、A’―B―C’―D’でプロが実力があり、プロの器がある理想がA―B―C―Dとする…

声の世界へ

A―B―C―Dの世界は、器が違うのです。その次元を変えなくてはなりません。まずは、D、歌の表現に対して材料の取り込みです。聞き方を変える、つまり、インプットです。インプットするものを補充していくことで、インプットの仕方を変えます。例えば、Aの器を得…

プロと「バッテリー理論」

「バッテリー理論」を、もう一度まとめておきます。 1.バッテリーは古くなると充電時間がかかるようになる。それに反し、出力時間は短くなる(つまり、休みがより多く必要になるのに、それでも声はもたなくなります)。 2.出力そのものが落ちてくる。100→90→…

方針

基礎と応用を両立させて進めざるを得ないのが、プロの現状です。アマチュアでも感覚的には同様といえます。 日本人向けのやり方として、B:頭声の共鳴とA:発声のうち、調整でできるものから入ります。姿勢と発声の形、軟口蓋、喉頭の位置での声道の確保など…

仮の扱い

要素別に基礎と応用を考えてみます。ここでいう応用は、基礎ができた後の応用でなく、基礎をつくっている間にステージを凌いでいくための応用、切り換えて使うための応用です。これは今の現場のニーズに応えるものです。基礎はないけど出番のある人には欠か…

基本トレーニング

胸部からことばへのアプローチは、体―息―声の結びつきをつけようとしています。「ハイ」のトレーニングと息吐きのトレーニングが基本です。外国語の深いところで読めるところも外国人や役者の声のポジションです。 その上で、共鳴としての「ラララ」「ガグギ…