夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

29.ブレスヴォイストレーニングメソッド

ヴォイストレーニングの定義☆

私の定義でのヴォイストレーニング、これは世の中では、もはや狭義の意味でのヴォイストレーニングですが、その人の喉、つまり、「声を聞いたら、それだけのキャリアを積んだということが、すぐにわかるような声」ということです。それ以上のなんだというの…

応用

役者の演技や歌唱においては、どうしても現場での実践的なもの、即効的なものにならざるを得ないわけです。スクールでどんなに学んでいても、現場を経験しなくては、なかなか上達するものではありません。 現場で、学んでいくのが一般的な方法となり、それを…

基礎

声についてのみが課題となると、本格的に学べるところありません。研究所にいらっしゃるのはそのためです。 せりふや音楽性だけをいかに磨いたところで、それだけでは、なかなか一流の役者や声優、歌手にはなれないからです。

優先順位と主体性

人生は長いので、要望次第で、まずは、その人のやりたいことを優先するという考え方をとっています。自分の思うように行っていくことは、先生のいう通りに行うことよりも大切だと思うからです。 ただし、本音のところでいうと、将来の可能性の妨げになるよう…

日本の偏向

この当たり前の考え方がなかなか支持されないのは、オペラやミュージカルの場合、音高が決まっていて、そこで出さなくてはならないからです。 高音志向に加え、日本の業界の体質、病とも思われる画一的な考え方のせいです。 個人差もありますので、私のいっ…

キュレーター☆

キュレーターとは、学術的な専門知識を管理監督する立場の人です。 この情報社会では、情報を収集し分類しつなぎ合わせて、新しい価値観を打ち出します。それを共有させる立場の人です。専門家とジャーナリストの間に立つような人です。

立場☆

声という専門がないところでは、キューレーター的な立場で、研究をし、ヴォイストレーナーというレッスン指導者に場を与える私のような活動を表すのかもしれません。 というのは、いつも根本的な問題、原因や理由、原理、道理といった本質的なものを見ようと…

次元

高次元の自分をハイヤーセルフ、そして次元の上昇にアセンションなどという言葉が使われることがあります。血のにじむような努力もなしに、違うレベルに進めるとしたら、それは、おかしなことでしょう。 そういう世界の存在を否定するわけではありませんが、…

研究所の課題

研究所も、トレーナーも、ただの名前ですから、そういったものを消して、自分というものの存在だけが残ります。 自分の頭の中にある、何らかの成果を探そうとします。しかしそんなものは大して使えません。ですから頭に頼らないことです。これまでの正解は、…

言葉と表現

言葉で伝えるようにしています。ところが言葉で伝えると、それを内面で感じても表現として表に出さなくなってくる。内面で閉じるのではなく外へつながりを得ていくようにしていくことです。外に問いつつ、内的な表現であるということです。

わからないと発見

ほとんどの人は、つまらなくてめんどくさくて続けなくなります。「訳がわからない」などといい出すこともあるのですが、訳がわからないからこそ面白いのです。 訳がわかったようなことなどは、すぐに満足できたら充足してしまい終わってしまいます。 私がこ…

トレーニングは強化

鍛えるというのは、強化することに相関する言葉です。それに対してあまり使いたくない人がいるのは、理解できます。 しかし、全く鍛えていないのに、ノウハウや技術的なことなど、いろんなことを会得しようとしても、それは少なくとも鍛えられたレベルの人の…

質的転換

そういうふうに学ぶ場合に、こういった手段をどこまで延長をしていったほうがよいのかは大きな問題です。 そこは質的な転換が最大のポイントだからです。 鍛えることが肯定されていたのは、多くの場合、ハードなトレーニングから質的転換がもたらされるから…

個人差

大きな転換が起きる人には起きるからです。量から質に転化するのなら、それは正しいことです。しかし、すべての人に同じように起きないということ、そのことによって質的な悪化をする場合もあるのです。 そこにあるのは個人差だけでなく、目標や価値観、世界…

設定

アーティストの場合でも、「短く太く活動する」という考え方もあれば、「長く細く活動する」という考え方もあります。本当は、「長く太く活動する」ことができればよいのです。 それは価値観にも本人の持っている資質にもよるし、トレーニングにもよるわけで…

鍛えた結果

鍛えることが、否定されるとしたら、そのことが精神主義的であったり、自己満足であったり、疲労感や時間や労力をかけたというプロセスだけに過ぎないこともあるからです。それで結果が出なかった場合に、何のために鍛えたかがわからないとなるからです。

モデル化

科学的な手法での分析が入ってきて、効果を測定することが行われるようになりました。記録や動きもですが、身体の筋肉量や血流などが測れるようになったわけです。つまり、理想のモデルを設定してみて、それに近づけていく、それを上達や鍛えるプロセスとし…

初期のステップ

これは平均的なレベルのモデルにまで当てはまることです。初期の段階でそういう方法をとるのは、確かに効果的です。めざす効果が明確であり、それを狙ってトレーニングができるからです。 特にフィードバックには重宝できます。

アーティストと

個としての表現、存在を問われるアーティストであれば、これまでの平均的な基準に合わせて、目的を遂げていくのでは足りません。 自分の感覚と身体をきちんと捉えて、それに最も可能性が開くようにしていくのです。 そこで、まずは声を中心にして他のものを…

基礎トレーニング☆

基礎トレーニングは、簡単に見えて、マニュアルになりにくいです。 地味で素人には面白みに欠け、つまらなく、ただ、きついばかりだったり手応えのないものだったりします。 でも、レベルの高い選手ほど、そこに時間をかけるのです。ていねいに扱えるように…

声を鍛える

「声を鍛える」というように、初期の私の本などによく出てきた表現に対して、批判的な人がいるのはわかります。 声域を伸ばすというわかりやすい指標に対して、声量という曖昧なことを基本の器としたからです。 トレーニングで、その獲得を約束できるもので…

鍛えるへの反感

鍛えるというと、精神主義的な体育会系の考えのように思われ、喉を壊す危険をイメージして反発されるのでしょう。 こうしたスポ根的なものに反発する傾向が強いのは、アーティストだけではありません。 アスリートの指導者にも多いのです。 それによって、自…

グループレッスンの試み

私は、同じような条件の人たちを集め、グループで長年、同じレッスンを5、6クラスほど続けていたことがあります。 そうなると2、30人×6での中でいくつかのタイプ分けをしてみることができます。完全ではありませんが、いろんなパターンでの実証実験のような…

他に学ぶことと実証

自分が最初に考えていたやり方が、すべての人に最も効率的に当てはまるとは考えなくなりました。 他の優れたトレーナーや専門家の指導のもとで、より伸びている人なども知ることができました。 つまり、このように総合的に実証していく必要があるのです。 特…

対象の想定

初期の段階では、私は、多くの人がそうであるように自分の体験を元にしていたのです。つまり、自分のトレーニングを始めたときのことをゼロと考えて、同じ環境下にいる人を想定していたのです。 トレーニングを始めるまでの、いろんな経験とか心身について、…

自力修正

メニュやハウツーに頼らず、勝手に治るということやしぜんによくなるということも多々あるわけです。それをトレーニングのおかげと思っていただくこともあります。しかし、私は、その辺を非常に厳しく見てきました。

実践経験

私もライブハウスなどの現場に直接行ってトレーニングをすることもありますが、今は、なかなかそういうことのできる状況でないので、来てもらうことが多くなっています。 録画映像で、ほとんど理解できるようになりました。それにはいくつも現場で見た経験が…

専門性

私は、いくつかのことについては、かなり詳しいつもりですが、あらゆる声や音楽に精通しているわけではありません。 私が詳しいのは、基本的にヴォイストレーニングでの声、セリフや歌に結びつく声、さらにそのトレーニングに理想とされるようなアーティスト…

異なる身体づくり

すぐにまねできてしまう型、できなくて悩まないような型なら、準備体操に過ぎません。 これまでと全く異なる感覚、身体をつくるのが、トレーニングの目的です。 となると、これまで使っていないところやできなかった動きを取り入れなくては、大して変わりよ…

フォームづくり☆

メニュは、型ですから、フォームづくりに使います。 自分にとって不しぜんと思われるものほど、重要です。 心身を大きく変えるのに、これまでと同じ動きでは、足りません。 たとえば、日常の動きでできることをやっていても、大した進歩はないでしょう。それ…