ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

原点に戻る☆

歌手よりもものまね歌手の方が客を呼べて食べられる―これは歌手に歌の力、声の力が落ちた、ものまね芸人の声の力と想像力が上がったこともありますが、まさにプロの歌そのものの力が落ちたと認めるべきことなのです。 初回に、体から声の出ている人をみるこ…

ギャップの拡大

声や歌は習うものではありません。日常に触れているものから身につけていく母語やダンス(踊り、舞い)のようなものでありたいのです。幼いときから声や歌に親しんでいたら、あるレベルまで行くので、トレーニングはさらに、その上を目指すものとしてあった…

現状適応のレッスン☆

すべては自分に活かすためのトレーニング、そして、自分に活かしていくプロセスです。自らそれを否定する、そういう人が、いつ知れず出てきたときがありました。 私のところは、かなり早い時期から複数で教えていました。今ほど役割分担をしていなかったため…

鈍さとセンス

急いで体や息の力を使って大きく声にしようとしたら、喉に負担がかかります。声を潰すリスクも出ます。一時、こういう方法が、指導者や若い人に否定されたのは、そのリスクのせいですが、それは自主トレでの無理な追い込みが、ほとんどの原因です。休みを入…

配分か積み増しか

声について、自分の体から考えること(この体には感覚も含みます)そして、人間の体から考えることです。世の中のすべてのものは、声についての見本、参考になります。 器を論じたのは、私の最初の本「基本講座」からです。そこには、器が10なら声域に5、声…

誰がふさわしいか☆

ここでは、自分だけが正しく、できていて、他の人の教え方は間違っていると思い、研究を怠たるトレーナーには、生徒がつかなくなります。これは、演奏面で評価されている人(特にプリマドンナタイプ)に多かったのですが、教える力が伸びません。自分が教え…

トレーナーの成長

日本においても、声のベース、体-息=声-共鳴までの器づくりにおいて、それなりにできているのは、邦楽(詩吟、声明などを含む)と声楽家です。演奏や歌については、それぞれの価値観、時代と場と客の好みもありますから除外します。 一括りにしても、一人…

まとめ☆☆

人は、声が出るようになってから、しゃべりました。感情で叫んだり、怒ったり、泣いたりします。それが歌の成り立ちというのなら、声量はいりません。しかし、体からの息を伴わなくては生きた表現にはなりません。声量は、そこで、より働きかける大きな要素…

歌での甘え

プロしかできないこと、それが声に基づくもの以外になってしまったのです。アイドルやコミックバンドなどのようにです。もちろん、亜流はいつの世にもあってもよいでしょうが、それは、本流があってこそ存在できたのです。 作詞作曲、演奏、ステージパフォー…

みえない深さ☆

歌の前に声、「アー」という一声、そこで差がつくかをみてください。これをお笑い芸人ほどにも今の歌手はもっていないのです。また、問われてもいないのです。それくらいでは、自ら歌う楽しさを知ったカラオケ好きの客が、歌手のファンとして増えるわけはあ…

声量と共鳴

声量は、カラオケでは、エコー、ポップスで導入されたマイクがもっとも助けてくれるものです。リヴァーブ効果に、フレーズさえ、ビブラート効果でつなげます。声そのものを聞きやすい音質にして伸ばしてつなげるので、レガートやロングトーンをクリアしてし…

正すか深めるか

歌の3要素は、メロディ、リズム、歌詞です。それぞれ外れたらわかります。つまり、それは間違いとして正しやすく、レッスンがしやすく、トレーナーやプレイヤー(伴奏家)の仕事として成り立ちやすい、のです。かつて、作曲家や伴奏家、つまり、ピアノやギタ…

プロとカラオケ

何百曲もレパートリーがある人でも、歌は、あるところからうまくなっていかない。それは声が伸び悩んでいるのです。発声よりは、イメージと呼吸によることが大きいです。そのため、100点をとっても逆に感動させる歌にならないのです。 プロにもなれないので…

カラオケでの優先順

声量と声域の問題に移ります。わかりやすいのは声域でしょう。カラオケでは1オクターブと2、3音くらいの調整をすれば、およそ間に合います。「高い声に届かない」は、もっともわかりやすい問題です。採点機もあるので音高、音程も次にわかりやすい。リズムも…

カラオケの点数

カラオケの点数を上げる目的であれば、そのヴォーカルアドバイザーは、結果として、私がカラオケの本で述べたプロセスや価値観をとっています。そこで私と対立や矛盾するところは少ないでしょう。研究所にも、そういう目的でくる人もいるので、そこへは充分…

歌のトレーナー

私の述べていることを素直に読めるのは、もう60代以上のトレーナーやポップス以外の声の仕事に携わっている人ではないかと思います。 歌手は、お笑い芸人よりも声が使えなくなってきています。才能は客のいるところ、稼げるところに集まります。歌という分野…

若手の伸び悩み☆

ここでは、ステージ実習やオーディションを目指す人も、ほとんどのケースではマイクを使いません(本人の希望があれば使います)。 マイクのないところで声をみる、これだけで、カラオケを使って教えるトレーニングとかなり違ってきます(実際は、ステージ実…

歌以外での対応力☆

私のところには早くから歌を専門とする人以外の人がたくさん来ました。外交官、弁護士や企業のセールスマン、役者、声優、語学教師、噺家、芸人、邦楽、今と違って他に行くところがなかったいうことがあったのですが、私も元より歌の専門家とは思っていませ…

現場対応のレッスン☆

器を大きくすることを旨としてトレーニングとしている研究所ですが、よく例に出すのが、レッスンの受講者の希望への全対応です。「3か月後の結婚式で歌うウルフルズのある一曲の、一番高い音が出ないから教えて欲しい」というのにも対応しています。その方法…

結果として

私は、他のトレーナーについて語りたいわけでもないし、他のトレーニング方法について論じたり否定したりしたにのでも、そのことで自己肯定したいわけでもありません。トレーニングということを取り上げるのに、トレーニングしている人の現状に触れないわけ…

前提

前提とは、基本のようであって、応用のことです。つまり、「カラオケ、そこでみるなら欧米、いや世界の人と日本人は同じように歌えている。素人でも100点出せる日本人はたくさんいる」となります。 つい、20年ほど前ならカラオケで外国人が歌うと、日本語の…

否定

一流のものが、これだけありながら、本質を捉えられないのは、どういうことでしょう。直観力が衰えていることもありますが、元より、声の場合は、聴く耳の力のことだからでしょう。聴力でなく、聴きとる力です。声の表現力、その効果がどこまでわかるかとい…

3冊の基本書と声の本質

考え方の法則を、ルールのようにまとめたのが、「ヴォイストレーニングがわかる!Q&A100」(音楽之友社新書)です。私の経験をまとめた「ヴォイストレーニング基本講座」(シンコーミュージック)の初版から10年ほどかかりました。そこで考えるだけでなく…

「ヴォイストレーニング基本講座」とカラオケ

例えば、拙書の、「ヴォイストレーニング基本講座」(シンコーミュージック)と「カラオケ上達方」(音楽之友社)とでは、私のスタンスを逆にとりました。それは、一方が正しく、他方が間違いというのではありません。一方が浅く、一方が深いということでもな…

わかるということ☆

2つに分けてみるのはものごとを捉えるときに、納得しやすい方法です。わかるは分けるからきたことばです。もちろん、わかることができることではありません。わかること自体は悪いことではないのですが、わかると思うことによって分けてしまったことを忘れて…

お笑い芸人の声の鍛錬☆☆

歌手やタレントよりも、お笑い芸人の声の方が勉強になります。そこに声量も個性も出ている現実をみると、そこに学ぶのが、声を出せるようになりたい人の正攻法です。私は、ずっと前から、日本の声の表現力の流れを(黒沢映画の)役者→歌謡曲、邦楽歌手→お笑い…

順番

先に、上達は順番ではいかないと述べました。高い声からの順番でうまくいくのなら、すでに日本にはグラミー賞はおろか、ブロードウエイでも、オペラでも世界的スターが生まれているはずです。それが、むしろ、遠ざかっているように思えるのは、なぜでしょう…

方向性

トレーナー、師匠、先輩などを追うことの是非を述べてきました。最初は上の人を目指していくのもよいのですが、いずれ個人的資質の違いでの限界が出てきます。師が名人であるほど、それはうまくいかなくなります。名人に直接つくのはハイリスクなのです。 限…

器の分離☆

a.基礎 今の器 b.器の応用 c.器の外 c1.何とか c2.かなり無理 c3.できない これは声域のことでなく、質のことです。 発声のできていない歌い手は、a、bがなく、c1のくせで歌っているのです。 これを流用すると、よくある高い声の出し方が説明…

次の器☆

1.今の器の確立、2.次の器の獲得として、2つに分けて考えます。実践した分、広がる可能性も早く尽き、やがて限界になってきます。今の器で、調整しつつも、次の器のための準備をしていくことです。それがトレーニングです。それで調整の度合いが緻密、確実…