ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

他力

毎日のサッカーの練習でしぜんと20キロ走っているという人や陸上の長距離の選手から転向した人なら、10キロ走る特別のトレーニングはいらない、小さい頃から毎日10キロ走ってきたような人も、その日常をキープすればよいことでしょう。つまり、プロの体があ…

高める

ヴォイトレは、「高い目的に強い必要度をおかないと大して使えない」ということです。その必要度は、これもアスリートで例えます。オペラ歌手やアスリートの例を出すのは、今のヴォーカリストでは定められないからです。 世界レベルのサッカーの選手は、試合…

深める

くり返すまでもありませんが、単独での「正しい声」「正しい発声」「正しい呼吸」などはありません。すべては、どう使えるかの程度問題です。ですから、私は、ことばとして「正しい」でなく、「深い」をよく使っています。トレーニングは深めていくプロセス…

オンとオフ

直前に筋トレしてから、バッターボックスに入る人やPKを蹴る人などいませんね。 スポーツのオンシーズンとオフシーズンにも例えると、オンで力を発揮するのにオフでジムに通います。 特にトレーニングをせずに、それなりに必要な要素を取り込めてきた勘のよ…

一つになる

どんな方法、メニュも、とは言いませんが、基礎ということで行うなら、やがて声は一つの大きな動きとなります。流れるように柔軟にしなやかに結びついて一つのまとまりとなります。そうならないものは、現実に使えませんから省いていくことです。なのに、そ…

ふしぜんの理由

「早くしぜんになるためにふしぜんなトレーニングをする」といつも私は言っています。 しぜんになったとき、トレーニングは日常ということで置き換えられ、消滅するのです。少なくとも、トレーニングのままに、人前に出してはいけません。トレーニング中でも…

特別な呼吸法を知りたい

呼吸は、あらゆるもので扱われているので、呼吸法もメニュもやり方も集めたらきりがないでしょう。特別な方法もたくさんあります。大体、特別というのは、無理ということです。特別なほど、ハイリスクと思えばよいのです。ハイリターンとは限りません。 一人…

小さな質問

大きな流れ、プロセスからみたら、次のような質問は、ほとんど意味をなしません。そのように疑う時点で効果がないし、効果が出にくくなります。結果は続けていくことでしか出てこないからです。 ・息は吐き切るところまで伸ばすほうがよいか。 ・息を吐いた…

プロセスと結果

例えば、今、最大限の力で持てる重いリュックを持ち上げるときに、呼吸は変わりますね。体の使い方も腰の入れ方も変わるでしょう。それを持って歩いたり走ったりできませんね。でも、力のある人は、軽々と、あなたがハンドバックを持つくらいに、それを扱え…

呼吸と呼吸法

呼吸が深まっていくと、すべて解決する。とまでは言いませんが、呼吸を深めることは、何事にも切り離せないところです。特に、声は呼吸で出しているのです。 声楽家は共鳴のプロと思いますが、一流の声楽家は、紛れもなく呼吸のプロです。呼吸によって発声も…

習得するとは

トレーナーの方法でよくなったと、それを過大に評価しては依存になりかねません。教わるのでなく、自分が自ら体得したようにしていかなくては、本人のものになりません。時間はかかります。できたとしてもトレーナーから離れると、本人のものになっていない…

シンプルに

いくらいろんなメニュや方法を寄せ集めて試してみても、大して役立たないものです。一貫した方向とプロセスがみえていないからです。そこまでは役立たないのですが、だからといって不要ではありません。すぐに役立たないからこそ、本当のトレーンングです。…

荒療法

日常に呼吸を意識しなくてはいけないのは危機的な状況ですから、そこで歌えるわけがありません。ギャップを無理に埋めようとしては却ってうまくいかなくなります。あえて、その拡大版をトレーニングでセットしているのです。それは、無理を承知で無理な状態…

捨てる(呼吸法について)

こつを得たい、それもまた邪心です。リラックスしたい、そうできない自分を感じているのでは、どうしても固まってしまうだけです。それを捨てるしかありません。 それらは呼吸を深めることで、自ら解き放っていくのです。深く吐けるようになるためには、深く…

悟る

発声に限らず、悟ることの難しさは、いくら説明しても伝わりません。無意味で空しいものです。ことばにすることで、批判的、理屈となり、独善に堕ちるからです。自ら得るよりも、他人に説明して理解させる方が難しいものです。 具体的な方法は、いつもいくつ…

流れ

「自分はもっている」と言える人も、ときたま、いるようですが、フォームづくりまでは、プロセスとして用意します。決定的なものとして、つかみ直すのには、白紙で臨むことです。 本当の意味を知るのに、いつも邪魔するのは、頭、思い込みや偏見、固定観念で…

声の芯とパワー☆

これまで自分に大きく聞こえていた声は、喉で内耳に響いてうるさく、外には拡散する生声やこもり声、だんご声です。その判断ができることが、よくないとされるほとんどの声からの脱却のポイントです。 鐘をきちんと叩けば、強くなくとも、その響きを邪魔しな…

よい声とは

よい声について、発声ではよく言われている次の例が具体的でよいかと思います。 1、自分では大きく出していない、よく聞こえない声 2、響いていない声、自分にきれいに聞こえない声 普段の練習の目的とは全く別のことが、ここでは言われています。1はとて…

つかむ

必ずしも、真実の声は瞬時にわかるとはいえません。まったく異なるから、次元が違うからです。全体を完全につかんだときならともかく、部分的にそのきっかけだけが来ることの方が多いからです。その断片を早くから組み合わせていける人は少ないものです。私…

ゾーン

ゾーンとは、ある時間のある感覚で、それですべてであるという決定的なものです。それを得た人、感じた人、みたけど逃した人、少なくともその存在を知る人は、こういうことを理解できるでしょう。 読まなくてもわかっているから読まなくてもよいし、わからな…

体を使う

知性や理性、悟性でつかむものは、形です。体を使えば土壌ならしはできます。耕すことの毎日から、いつのまにか芽が出て花が付きます。そのときに、何の花か、どのような美しさや大きさかは知らなくとも、そのときに種がどこからか入っていたとわかるという…

究める

声の使い方としては、ピアニッシモや丁寧さから教えるのが今の風潮です。それは喉を壊した人へのフォローとして、あるいは、自主トレで声を酷使しすぎて荒れている人へのレッスン内容です。 レッスンのときしか声を出さない人には、歌のためのバランス調整に…

思いっきりよく

「無理に出すから痛めるのでなく、中途半端に出すから痛める」というのは、メンタルの弱い人はわかりにくいことです。恐れてやると怪我をしやすいのと同じです。メンタルが声を引き出す、心身一体でこそ、超えられるのです。そういうことは、どこかで経験し…

プロのヴォイトレ

楽譜通りに歌えない人ばかり教えていると、もう、正しさを100点として、そこにいかに近づけるかがレッスンになります。音楽の基本3つの要素を正しくするのがレッスンの目標となるのです。 プロとやっていると、そこは超えて、歌唱力、その解釈と表現に集中で…

切り替え

私は、他の人のトレーニングをお手伝いしているうちに、歌、声のなかに何本もの線がみえてきました。あたかも、初心者のとき、歌い始めは何も聞こえず歌い、そのうち、ピアノにのって歌えるようになり、しばらくして、バンドのそれぞれの音やトータルのサウ…

知らずに知る

知らずにするというのは、頭で知らずにということです。気づかないうちにできるようになるということです。それならば、頭が邪魔しないようにする、次に体が邪魔しないようにする。逆の順でもかまいません。理想的には同時にそうなるとよいのです。 「ヴォイ…

なくすこと☆

喉をならすのでなく、なっているとしぜんと呼吸も長く使えます。だから「ならすな」というのです。 「喉を開ける」これもイメージ言語ですが、そこで「締めろ」というトレーナーもいます。まったく逆のことのようですが、私からすれば、同じことです。喉はあ…

中心の確保☆

発声の理想の状態は、結論からいうと、ゾーンに入った感覚です。我が消えて自分が世界、宇宙の中心という神の媒介のようになった至福感に満たされ、そこに方法も術もないのです。それは、使えるようになるために使うもので、使えた時には消えます。消えない…

声の凋落

歌が、歌詞やアレンジでしか違いが出せなくなってきたのは、メロディ、リズムのすべてのパターンが出尽くした、とは言わないまでも、かなりの部分は使われてきたでしょう。声も変化させるのにも限界があります。同じ声、フレーズでの変化、それらは、人のこ…

精神のレベル

戦いとは、敵と対峙しているようであって、常に自分のものとの対峙です。それは、スポーツでよく知られていることでしょう。すぐれた選手、達人は、相手が誰であれ、自分のベストを出せばそれでよいと思っています。まずは、それが前提です。なかには、本番…