ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

待つ

「本当にやらなくてはいけないことをやる」「本当はやっても何にもならないことやらない」この2つを見分けるために、トレーナーのレッスンは意味があるのです。 トレーナーには、それぞれに専門があります。その専門のところを使えたらよいのです。一人のト…

高める

プロへのレッスンでは、ヴォイトレや発声、技術の習得が前提ではありません。自分のもっているもの、もっていないものを知ることです。足らないものがあれば、それを身につけるかどうか決めること。努力をして身につくかどうかもチェックしていきます。フィ…

レベルを上げる

私がサッカーを私のまわりの仲間と楽しむなら、シュートだけを練習したら十分です。でも、サッカー部の人と試合をするには、ボールを受けパスを出したり、ドリブルする練習が必要です。 「こういうのも何時間かやってみる」、というのが、今、行われているヴ…

高音の技術

心身の鍛えられたアスリートが歌っても、追いつけないところが、歌い手の歌い手たる技術となります。そこでわかりやすいのは、声の高さです。そこでヴォイトレの、半分くらいの目的が集中してしまうのです。誰かの歌をカバーしたいとなると、今のプロは高音…

アスリート並み

技術は、表現と基礎を結ぶものです。心身の基礎というのなら、一流のアスリートなら充分にもっています。本番に強く、日常での心身の管理ができていなければ、スポーツで結果を出せません。歌手や役者はアーティストといっても、画家や作家よりはアスリート…

表現=基礎

「表現というものは、ジャンルを超える」、その最たるものが神懸かり的なもの、ファインプレー、あるいは、「ゾーンの状態」です。一方で、「基礎というのは、ジャンルを超える」のです。心身の力を欠いたアスリートもアーティストも、一流の仕事人もいませ…

鈍らない

感動を結果とする世界を妨げるのは、退屈に麻痺していく感覚です。ですから、私はレッスンは30分で1コマで充分としています。本当のところ、初心者には10分でもよいとも思います。正味15分のレッスンもあります。60分あるなら2人のトレーナーをお勧めしてい…

離反する

音が導くように―まさに、プロのダンサーはそこで勝負しようとしているから、日本人でも追いつけ追い越せで、マイケル・ジャクソンのバックダンサーのレベルにまで到達しました。 歌はまだまだです。お笑いやダンスほどにも自分自身でつくるということさえ考え…

誤解のプロセス

トレーナーも他の専門家(医師など)も、実績を積むにつれて次のような傾向が出てきます。 1.最初、自分なりのやり方を試行錯誤しながら、自らの経験をもとに方法や論を確立していく。(仮説) 2.他人にそのやり方を試してみる。(試行) 3.効果が現れる。(…

万能になりえない

「万人にとっての万能なトレーナーはいない」 私の専門外のことは、専門と思う人にまわします。声については、専門家はあまりにも少なく、しかも、何をもっての専門で、どうみて、そう対処するかは、わかりにくいものです。適任の人を選ぶだけでも多くの課題…

多様性を認める☆

最近も日本の有名どころのトレーナーをまわってきた人が、ここにしばらく落ち着くことになりました。トレーナーもうまくいかないこと、認めたり、悩んだり、迷うことを素直に認めたらよいのにと思います。私の立場からは、ストレートには言えないことをです…

遅れている

声とヴォイトレの分野は、取り組みも方法も人材も、そして、その結果を世界的レベルでみると、全てに遅れをとっています。客についても、文句を言えることではありませんが、優しすぎます。意志をステージに伝える人はいません。辛口な批評家はいるでしょう…

入れ込み気づく

私は、月16曲紹介し、そこに本人の選んだ4曲を加えて、年に240曲を、覚えられなくても、聞くように勧めています。できたら月に20曲から気に入った曲を4~8曲マスターしていくようにさせています。これでもかなり甘いものですが。 ネタを入れ込んで、シェーク…

オリジナリティ~憂歌団

「自分の歌」とは、私は「本人だけの声とフレーズ」をもってオリジナリティとします。自分のつくった歌がヒットしたのでなく、他人と同じ曲を歌っても、その歌手独自のものになるということでのオリジナリティのことです。 私はが、古いものは必ずしも好きで…

プロとしての力

自分のネタは自分の歌というと、日本の場合、自分の作詞作曲したものが、ネタとみられてしまいます。シンガーソングライター全盛となったため、歌唱だけで勝負できる歌手は少なくなりつつあります。プロを、その収入で生活している、と捉えるなら、歌唱より…

DJヴォーカル

ヴォイストレーナーで、基本をきちんと勉強し、声楽科を出たような人は、発声や歌唱を、正確さ、安定度を重視して歌い手をみるものです。そのことは問題です。歌い手としてなら、その活動でみることです。 ヴォイトレで「育てなくてはいけない」と思うと、そ…

「ネタ切れ」☆

「基準をもって学ぶ。そのために、その基準を高めていくことが学べることの前提」になるのです。自分がよしと思えば、レッスンをやめてよいのです。 基準アップよりも、そのレベルでの活動を保持するという考え方、方向でいらっしゃる人も増えたと思うのです…

本当に心地よいもの

基準は、「読むだけで、声と歌が見違えるほどよくなる本」(音楽之友社)に述べました。 私は、同じ曲を80人、80回、一日で聞くようなことを10年以上やってきました。歌った本人たちよりも私の耳がもっとも厳しくつくられました。 そこから、曲のよさ、詞のよ…

イベントとライブ

私は「イベント」と「ライブ」ということばを意図的に使い分けています。「イベント」というのは、限られた時間で行われるものです。たとえば、何年かぶりに懐かしんで聞く歌は、人の心を打ちます。でも、毎日となるとどうでしょう。 私は、その日に聞いたら…

働きかける

私は、オーディションを、ときに客席のさらに前や、ずっと後ろからみています。私は、私の見方だけに踊らされないようにとても気をつけてきました。トレーナーやお客さんの反応も受けとめて学んでいったのです。私の尊敬するアーティスト(複数)ならどう聞…

日本人の許容度

表現は、伝わることが第一に大切ですが、本人の肉体とその使い方に負うダンスも、今や複合アート化した歌(というより音楽のステージ)とは、かなりのズレが生じています。日本のダンスのレベルはアップしました。Jリーグ並みで、世界に通じるトップダンサー…

楽しめないステージとは

私はいろんなステージで、本人や本人たち(出演者)だけが楽しんでいるステージをたくさんみてきました。いや、トレーナーという立場上、プロセス上の人をたくさんみているのですから、半分以上は、そういうステージであり、そのうちのいくつかは本人も楽し…

楽しむ前に

私の体験でも、プロとして、自立して一本立していく人は、楽しいとか楽しくないとか、そんなことではありません。聞く人やみる人が「楽しめるかどうかが全て」というのは、当たり前のことです。 アスリートが、昔の特攻隊のように、オリンピックへ日本代表と…

楽しめるか

ダンスに距離をあけられてしまった日本の歌、そしてヴォイトレを述べます。 トレーナーが、最初に「歌やステージを楽しめ」と教えるのは、日本では、あまりに当たり前となってしまったことです。それと、真逆の私は、けっこうな批判も浴びてきました。「海外…

2つの位置づけ

「絶対的に正しい人」も「絶対的に間違った人」もいません。「絶対的に正しいやり方」も「絶対的に間違ったやり方」もありません。 私がヴォイトレを論じるのは、多面的な考え方をして欲しいからです。方法や技術などでなく、ましてや、理論や知識でなく、表…

蔵言のブーム

蔵言とは、「よいことばに学び、悪いことばに学ばない」ようになるための、「どんなことばからもよくなる方に学ぶ」ための試金石と思っています。 人との付き合いにも似ています。相手の悪いところに目のいく人は、よいところに目のいく人よりも、その人とう…

人のことばの使い方

引用するのですから、自分の論に絡めなくてはいけないのですが、鋭い人には、面倒な解説なしに「○○が○○と言っていたよ」だけで済んでしまうのです。これがアナロジーのよさです。どんなことばも価値は受け止める人によるのです。 とはいえ、同じことでもくり…

他人のことばを使うということ

他人のことばを使うというのは、どういうことかというと、私は、最初は自分のことばだけで述べていたのですが、どうしても、原因や理由づけには若い自分の体験だけでは説明できずに、権威筋の理論や論文、科学的データなどを使うことになったわけです。まと…

南流石さんに学ぶ

心して聞いて欲しいことがあります。振付師、南流石さんのことばです。習い事の4つのステップです。 「他の振付師とか、踊りの先生は『君が楽しまなかったらお客さん楽しめないよ』って必ず教えちゃうんですよ」私は真逆なんですよ。『お前ら楽しむな。私の…

鍛練としてのヴォイトレ

ヴォイトレは調整でなく鍛錬です。日本どころか世界でも、ヴォイトレから鍛える。負担、負荷、抵抗などということばが除かれていきました。困ったことです。 健康も、食事も、表現も鍛えないと身につかないのです。自らを強くすることです。免疫をつけ、体力…