ヴォイストレーナーの選び方[アーカイブ版]

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に  バックナンバーは「夢実現・目的達成のための考え方と心身のトレーニング」をご覧ください http://bvt.txt-nifty.com/trainersen/

18.トレーナーについて

30秒で見抜く

指揮者は、初めて会うプレイヤーの実力、資質を30秒ほどで見抜くといいます。ここでは、すぐれたリーダーと置き換えてもらってよいのですが、誠実さ、熱意、ユーモアから支配欲まで正しく判断できる人も世の中にはいるのです。

芸術性と個性

間違い、誤りに気づいて正すのではありません。浅いことに気づく、このくり返しで何事も深まっていくのです。 私は、個性、独自性と、普遍性、共通して通じるものとの関係を見極めようとしてきました。本人の作品と他人の評価する作品のギャップと、その見方…

言うより聞く

あれこれ、何でも言うことでなく観ること、聴くことがトレーナーの仕事だと思います。見極め、聞き極めるのです。聞き分け、示すといってもよいでしょう。思ったことでも、未消化のままでは言わないことです。 瞬時に「だめ」とは言えないことが多いからです…

インプットのプランニング

トレーナーとしては、プロの実感に対して医学的、生理的(それを科学的と言う人もいる)にか、論理的にか、どちらかで迫るしかないのです。医学的、生理的というだけでは、以前の状態に戻せても先に行けません。 自分の感性だけで押してくるアーティストに、…

トレーナーの使い方

レッスンにはお金もかかるので、自分でできることは自分でしましょう。トレーナーは、本来、そこで使うものではないのに、そこだけで使われていませんか、ということです。 トレーナーは、自分できないことを教えてくれたり、できるようにしてくれると思って…

ルーティン

ゲンをかついで儀式化するのは、よく行われます。一流の人ほど決まった型をもっています。でも条件も違うところで、それに囚われてはよくありません。同じように準備しても結果が違うことはあります。固定するとその分析がやりやすい、つまり、データとして…

トレーナーの助言

自分について、自分が一番知っていると言えません。トレーナーのアドバイスに従うべきか迷う人もいます。助けになるときに、あるいは、助けになるように活かせるように活かせばよいのです。 しかし、声は全くわからないようなときもあるので、一度白紙にして…

応じない

トレーナーをみていない。ゆえに、自分のこともみていない。まして、自分の新しい面をスルーしている。それはもったいないことです。 何かをしたいために力をつけるのでしたら、何かを明確にすることです。そのためにレッスンを活かすように方向づけることで…

自分の可能性

新しい可能性を開くのには、しばしば自分の歴史や内面をみることが必要となります。それは、レッスンではないのです。その必要性をレッスンで気づいたら、自分で突き詰めていきましょう。それこそ自主トレで乗り越えていくことです。成長していく人には、く…

スタートライン

自分のことに言及し、トレーナーにも自分に関心をあてたレッスンを望むのは当然のことでしょう。トレーナーもあなたのことを知り、それに焦点をあてたレッスンにしたいからです。しかし、それが行き過ぎると、自己確認、自己肯定がレッスンの目的となってし…

できないレッスン

レッスンでうまくいかないのは当たり前、本当のところ、うまくいくなら、そのレッスンはいらないのです。すでにできていることの確認にすぎないからです。それなら外で問えばよいのです。 できるレッスンでなく、できないレッスンをしなくてはいけないのです…

目的とレベル

初回より2日目、2回目より3回目にほめると、上達したと思って人は、喜ぶものです。そこら辺りでは、慣れていく分、声はよくなったかのように思います。リラックスした分、よくもなっているでしょう。 トレーナーは、レベルを同じにして、あるいは、下げてほ…

挫折と修正と心身

ヴォイトレや発声での効果というのも、本人が満足していても基準が甘いだけで、大半は多くの問題が残っています。少なくとも4、5年経たないうちは上達はしていきますが、何をやっても失敗途上というか、本当の結果は、まだまだ出ていないものです。本当の意…

習作、デッサンのオリジナリティ

習作にもオリジナルは出るのです。練習の声でもわかります。 それを出そうとするのでなく、消そうというのは努力の方向が真逆です。なのに、日本人の多くは、憧れの人やトレーナーのコピーを目指したがるのです。義務教育の弊害でしょうか。もう、そのまま、…

技術のまやかし

技術でこなしたら技術でみせるようになっていきます。歌が歌のようになると、ただ歌のように思われ、そのうち退屈になって飽きられてしまうのです。技術を勉強した人とみえて、技術がでしゃばります。 トレーナーも学ぶときに、もっとも気をつけなくてはいけ…

スキャン能力

トレーナーは、相手の様子から姿勢、表情、喉まで、瞬時に自らの体にスキャニングしているわけです。ヴォイストレーナーなら相手の発声の状態から声とその周辺のスキャンをします。 例えば、声の音源だけでも顔の向きなどもイメージします。イメージしにくい…

カラオケがうまいトレーナー

今のカラオケのチャンピオン歌手などでしたら、新人歌手の歌唱のヴォイトレには向いています。ただ、尺度が一つなので、同じタイプにしか育てられないでしょうか。自分のもっていないものと相手のもっていないものがわかる人は、少ないと思います。

できないことを教える

すぐれたコーチというのは、コーチ自身のできないことまで教えてくれます。難易度が高くなっていくようなスポーツ、例えば、スケートや体操で、コーチがトップアスリートよりもできることはありません。もしそうなら、コーチが出場したら金メダルでしょう。…

メニュやトレーナーのやり方が合わない

自分のやり方で限界を感じてトレーナーにつくのなら、すぐに自分で判断しないことです。レッスンには、自分のやっていたことのない、できるだけ、すぐには合わない、ピンとこないやり方を使ってみることに意味があると思います。 自分自身で、トレーナーもメ…

声の器

研究所や私やトレーナーは、最初は外にあるきっかけの一つにすぎません。それを利用して大きく変わればよいのです。そこでのメリットやリスクも、やる前に個別に説明しています。人によって違うからです。 変わるとか変わらないというのでなく、大きく異なる…

トレーナーとの関係性をみる

ヴォイトレは、今のあなたの声をそのままよしとするか、メニュやノウハウで少しばかり大きくするか、無理に変えて別のものにする、などそれぞれです。トレーナーにもよります。同じトレーナーでも相手によって異なるものです。 私は、第三者としてみています…

修正能力

レッスンでは、次回に結果をみて修正できます。できないから失敗ではなく、それでうまくいかないということがわかれば、それでよいのです。ただし、1回くらいで結果としてみるわけにいかないから、時間や回数もかかります。レッスンの回数を重ねたらできるこ…

発見する力

どの時点で修正をするかも、我慢比べのようなところがあります。最近は、毎回、小さく修正して効果を実感させないと、トレーナーが信用されません。しかし、本当は、そういう指摘に依存するのではよくありません。本人自身がくり返しのなかで気づいて修正す…

技術的なことのアドバイス

技術論やレッスンの理論を求められることが少なくありません。あまりそのようなことにレッスン時間を使いたくないのは、そんなことで何らよくならないからです。その暇に練習をした方がよい。これを読むより練習すること。優先順や重要度を間違えてはなりま…

個人差

トレーナーの教え方、ことばが間違いとは言えないまでも、無理を引き起こしているのに、トレーナーが気づかない、あるいは、相手に応じてうまく変えていかないと、そのまま、それに囚われたままになります。 トレーナーには、自身にうまく使えているのに、教…

教えたことを守らなくてよい

トレーナーが間違っているとは言いません。そういうトレーナーはそう教わり、それで歌うことのできる人だったからに違いないからです。あるいは、実際には、トレーナーは、そう教えながら自らはそれを守っていないこともあります。教えるときと実践は違うか…

「山の頂上は同じで、登り方が違う」

教える人の方法の違いは、そう言われますが、一つの山ならもっともよいルートがあり、いくつかのルートはよく、後はかなり大変なルートかとも思います。私からみると、少なくとも、ここのトレーナーには、同じ山を登らせようとしているのではなく、あなたの…

提供しあう★

私で足らなかったら、他のトレーナーに聞けばよい。私の知らないことを、ここのトレーナーはたくさん知っています。私のできないことをできるトレーナーもいます。いえ、どのトレーナーも私のできないことをいくつもできます。お互い様です。ですから、あな…

声のチェック

トレーナーは、プロの前で歌っても、見本をまねさせるのでなく、その人の本質的なものを発見することです。相手が下手なら、まねさせる方が早いので、そういう教え方が多いのですが、まねても本当にはよくはなりません。 本人自身が、声の可能性に新たに気づ…

プロに通じるヴォイトレ

あるベテラン歌手から「ヴォイトレに行ったが大して効果がない」という話を聞きました。「メニュの大半は歌唱のなかでできるし、それ以外は特殊で、歌に使えないから」ということでした。典型的なヴォイトレのメニュ、方法への否定意見です。 私は、まったく…