夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

理詰め

私はトレーニングについて、理詰めを徹底して使えばよいと思っています。 多くの問題は、「○○では△△できない」です。これは「□□では△△できる」という、声の程度の問題です。声が出ている以上、ゼロではないのです。できないというのは、すでにできている延長…

トレーナーの割り振り

どういうトレーナーを選ぶかは自己責任です。選んだ以上、選んだトレーナーをどう使うかが大切です。メニュもトレーナーにも当たりもはずれはあります。しかし、そこからみると大したことではありません。 私はセカンドオピニオンをやっています。ここに通う…

第一線へ

アーティストで、一人でうまくできるようになった人は、必ず私の述べていることを自ら実行しています。別にどこかのトレーナーのメニュを使わずに、第一線にいるのです。 ですから、トレーナーは相手を自分の才能の範囲で判断して、自分の下においてしまうこ…

基準と材料☆

私は理論、メニュやQ&Aをたくさん公開しています。「考えるな」と言っても人は考えてしまうから、それならとことん考え尽して考えるのが切れるのを待てばよいのです。私が考えておくことで省けるでしょう。 トレーナーは、説明して、自信をつけたり、信用さ…

メニュの使い方

目的によってメニュも判断も違います。仮にメニュは同じでも、判断を変えることになります。 今のヴォイトレは、部分化しているため、○○のための○○のメニュとなっています。「○○のメニュを行うとこうなる」というのが、形だけになっていることが少なくないの…

感覚とギャップを埋めるための鍛え方

声の学び方について、輪郭が見えてきましたか。一流の人からどう学ぶかは、「読むだけで…」(音楽之友社)に、詳しく述べましたが、前提として必要なのは、一流の耳作りと感覚作りです。声楽の人も邦楽の人も、参考にしていただければよいと思います。 歌謡…

自分のメニュづくり

対処法は、その時その時にある力の方向を変えることです。トレーナーのメニュは、大体そういう大きな叩き台です。健康法と同じで、あなたにすぐ合うのも、しばらく合わないのもあります。今、合わなくても、合っていくものが重要です。口、舌、喉と一人ひと…

滑舌

声優、ナレーターのように「滑舌をよくしたい」なら、私の本のCDで、優れた声優をまねると、人並みになります。それを続けながら、基本(体―呼吸―発声―共鳴)に戻していくことです。そこは人によって異なりますし、その人が何をどこまで求めるかによります。…

質と個人のレッスン

研究所は、量の時代を経て、質の時代に入りました。いくら量だけを与えても、自分で365日やっているアーティストには敵いません。そこでトレーナーに質のチェックをさせています。 レッスンでは、課題とのギャップの現状を把握させます。そして、その改善を…

ワークショップ

ワークショップのもっとも大きな問題は、そこで行われていることが、レッスンやトレーニングへの前提、導入になっているようでなっていないことです。次のアプローチがないという点です。気づきとしてあっても、同じライン上に並んでいるだけです。実際は、…

チェックと自覚

目的が違うといえば、それまでですが、チェック機能、自覚のなさは、問題です。皆で声を合わせて応用しているだけでは、基本を深めることに役立っていないのです。 歌っているだけの歌い手の歌も、あるところから変わりません。話のスタイルも、中学生くらい…

基本と応用

ヴォイトレも「5分で…」というのは、それで一つのアプローチにはなります。入口はどこでもよいでしょう。問題は、入り口なのか、最初の一歩になっているのかということです。 私のところでも、「基本ができないと、次にいけない」とは、言いません。基本も程…

程度という問題

昔の芸人や職人は事実より、真実を知っていました。それは見えません。暗黙知です。教えて直るようなことではありません。教えたくらいで直るなら直っているのです。だから教えても仕方ない、だまってくり返せということでした。 トレーナーが、目先の効果で…

ギャップと時間

トレーニングですから、できている人はできているという状況の事実を知ることです。 それをイメージして、 できていない人はできていないというギャップを把握する―A、 それをできるようにしようと意識する―B、 そのギャップをうめるために行動する―C、 をセ…

腹式呼吸を例に

一流のレッスンとトレーニングは、一流に目的レベルをセットしたものです。しかし、一般の人でも、一般向けのトレーニングや初心者用トレーニングを行うよりも、私は最初から一流に、ハイレベルにセットすることを勧めてきました。 基本の体―呼吸―発声―共鳴…

プランニング

プランニングとは、その名の通り、計画ということです。 1.モデルの選択、把握、目的をおく。レベル―ある人物(→作品→歌唱→声)を想定する。 2.現実を把握、分析する。自分に欠けているものを知る。 3.アイデア、ギャップを埋めるアイデアを出す。 4.プラン…

全体と個

それでは、個人の問題として、声を強化したり変えるには、どうしたらよいでしょう。 たとえば、「黒人は足が早い」という現実を目にして、彼らに勝ちたいと思ったら、何をしますか。 欧米人が考えるのは、まず「ルールを(自分に有利に)変える」、次に「本番…

外国人のトレーナー

海外のヴォイストレーナーについた日本人が、ほとんど実質上の効果をあげていないのは、どうしてかと聞かれたことが何度かあります。本人に効果をあったと思わせるようにセットしている点は、ワークショップと似ています。そもそも、トレーニングというのは1…

養成所時代

どのトレーニングも、大きな効果を早く求めるとなると、個別に(人によって)どれくらいを、どのペースでやるのかを、丁寧に扱う必要があります。大きな効果と、早く出る効果は違います。 私自身、最初は一般の人にもかなり大きく目標を与えてきたと思います…

状態を使い方で変えるヴォイトレの盲点

私は、声の弱者のためにメンタルとフィジカルの勉強をしました。これは、声の強者の基礎づくりのために、最初はアプローチしていたものです。 1.体と感覚の条件の違い―鍛え方でフォローする。 2.体と感覚の状態の違い―使い方でフォローする。 1は、どっぷり…

一流への基礎づくり

海外での経験が先であった私は、研究所でも、世界の一流のアーティストが鍛えられ、成立するレッスンやトレーニングというのを、常に念頭において考えてきました。それを実際に海外のトレーナーやアーティストと試みたこともあります。 そういう体や感覚をも…

条件改良のための高目標

私は、ヴォイトレも、マラソンの例えでいうと、オリンピックに出るか、かつよい成績で完走できるか、など、具体的な目的を設定するとよいと考えています。今のあなたからみて非日常的なものにしたいと思います。それを遂げたらすごいけれど、遂げられなくて…

目標をMAXにしてから整えていく

走りたいならマラソンのレースに出る、マラソンに出たいなら、オリンピックに出る、そのように目的をレベルアップして必要性をあげるとよいでしょう。すると、効果もすぐには出ませんが、出るとすぐわかるほどになるのです。日常を非日常化させてこそ、非日…

非日常化のためのトレーニング

トレーニングが真にトレーニングといえるものなら、それによって明らかに、体や感覚が変わり、結果、ヴォイトレなら声が変わるものです。 日常のなかで、よく眠ったり心身が活性化されたりしたら出るくらいの声を目的にとると、声の出方で自分の体調などわか…

レッスンとトレーニングの異なる次元

走ることを目的としていても、1.オリンピックで勝ちたい、2.マラソンを完走したい、では、求めるレベルが違います。1はスポーツ選手レベル、2はアマチュア選手レベルとします。そこに30分、5千歩も歩いたら、足がパンパンという人がいたとします。これを3.一…

調整とトレーニング

研究所には、お医者さんの紹介からもいらしています。ポリープ、声帯結節などは治療します。手術すればすぐによくなるものもあります。しかし、そのままでは再発する可能性が高いなら、ヴォイトレすることでしょう。 他の人と同じ練習をしていて、自分だけな…

日常生活とヴォイトレ

声、話や歌は、日常にありますから、トレーニングを考えるにあたっては、両親やまわりの人、また遺伝的要素まで、深く関係してきます。しつけ、教育や遊びの環境とこれまでの生活に、経験ものります。考え方、性格の向き不向きも含めて、関係してきます。自…

能力発揮までの三段階

例えば、走ることでは、天性のランナーがいます。走るのが好きで走っている人が選手になった、というレベルです。その人の生来の素質、精神、いわゆる心技体が向いていて、しかも日常でかなり接していたというケースです。 走ったことがない人は、ランナーに…

アーティストとトレーナー

喉を壊す歌手が少なくなったのはヴォイトレの進歩でなく、そこまで使えなくなったということです。レコーディングレベル以上に、生で歌える人も少なくなりました。カラオケのようなリバーブの効果に頼り、表現よりも喉を守り、そつなくこなし、ビジュアル(…

客のありかた

ファンはその人が歌っていたらいい。曲が好きならば、それでいいのでしょう。日本のアーティストは自分の歌のよし悪し、レベル、どう歌えばもっと良く見せられるのかを知らないのでは、と思うほどです。うまく歌えば、すぐに評価される、そのまま、同じに歌…