声優、ナレーターのように「滑舌をよくしたい」なら、私の本のCDで、優れた声優をまねると、人並みになります。それを続けながら、基本(体―呼吸―発声―共鳴)に戻していくことです。そこは人によって異なりますし、その人が何をどこまで求めるかによります。
新人アナウンサーレベルから実力派といわれたいのなら、滑舌などは一つの条件にしかなりません。そのことを早く知ることです。かまないでスラスラ、日本ではそれで出ていける人もいますが、そのうちやれなくなります。声、表現力、演出力をつけていくなら、芸人、役者や歌手のようにハイレベルでナレーションや、声優の仕事もこなせている人をめざしてください。本質を捉えて本当の地力をつけていくことが大切なのです。