2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
そんなことがなかったから、あるいは、なくなったから、イマジネーションが広がって、作品ができるということがあります。
目合で、まぐあいと読みます。 本能が成熟しないと、感受性も豊かにならず、理性も開花しません。
親でも職業でも、何かになるというのは、息苦しくなることです。 しかし、何かを為すにも、それをただ、やっているというのと、役柄や職業だからやっているというのでは、違ってきます。 本能が創造エネルギーの原点です。 そうなると親の財産とか職の肩書な…
舞台で演じられるのは、1つの死です。 存在感などというのは、消える方が目立つのです。あるのにないもの、そこにいるのにいないものであるのです。
力士は、拍手を打ち、塩を撒き、四股を踏みます。四股で地に潜んでいる邪悪なものを踏み殺し、田畑の豊穣につなげます。 相撲は、五穀豊穣を神に祈る儀式です。力水は聖水です。かつては勝敗で農作物や漁の収穫を占っていたのです。「はっけよい」の語源は、…
1673年、江戸幕府によって施行された文治制限令で、相続を長男限定としたためです。 次男以下の男性を「おじろく」、女性を「おばさ」と呼びました。
昔は、女性だけでなく長男以外、次男以下の子供は、結婚も人付き合いも制限され、奴隷のように扱われていたところがあります。 家族全員を養える余裕がない場合、長男に全てを与えたのです。
これは「申します」の繰り返しと言われています。「申します、申します」と断ってから、電話交換手は回線をつないだらしいです。 また、「一声呼び」を嫌う風習が日本人にありました。つまり、1フレーズだけ発することが不吉であるということです。そこで区…
魏志倭人伝によると、紀元3世紀から、お辞儀の風習はあったそうです。それは、自分の首を差し出すということです。 欧米の手を前に出て武器を持っていないことを証明する握手に似ています。つまり、挨拶というのは、お互いの不信感から来ているのです。
口笛を吹くと風が吹くと言われました。 ですから、船の上で口笛を吹くのはタブーでした。 夜は口笛を吹いてはいけないとも言われています。 悪霊や妖怪を呼び寄せてしまうからです。 実際、泥棒などが口笛で連絡をとり合い侵入していたとか、口笛が人買いへ…
息には特別な力があります。患部に息を吹きかけると、かぶれ、出血、やけど、病気などに対処できるのです。蛇やムカデに噛まれたときもです。 おまじないの「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの、飛んで行け」というのも、実際に効くのです。息によって災いを吹き…
人間の眼と動物の目の見え方が違うのは、よく知られています。また、青や緑の瞳の外国人と黒い瞳の日本人とは見え方が違っています。 欧米人がサングラスをよく使うのは、太陽から眼を守るためです。暗いところがよく見えるし、色に対しても細かく見えます。…
歳をとったり下っ端でも、ハゲやデブでも、そのどこが悪い、という開き直りで、 笑いは起きるわけです。これは、人間の多様性を認めることになります。 どんな格好でどんな生き方をしていてもよいということで、安心できるのでしょう。 人間の欠点や醜いこと…
挨拶では、日本は、「語先後礼」といって、ことばを先に言ってその後に礼をします。 今は、まずアイコンタクトをとって目を合わせ、笑顔になることが先でしょう。
「ピンチピンチチャンスチャンス楽々楽」、童謡の「雨降り」の替え歌(昇幹夫さん)です。
「ウイスキー」「ラッキー」などのイ列やエ列のことばで口角が上に上がります。「はい」ということばも、とてもよいです。「チーズ」では「チー」と言うときが、よい表情で、シャッターチャンスです。
人間は、歳をとるほど顔の筋肉が緩み、口角やほうれい線が下がってきます。笑顔になると口元が上がるので若く見えます。 笑顔はsmail、声を立てて笑うのはlaughです。
日本人は笑顔が苦手で、どうもうまく作れません。どちらかというと、いつもまじめに稽古に励みます。 でも、そういう選手たちだからこそ、試合での厳しい表情から勝利した瞬間、はち切れるような笑顔になるのは、美しく感動的なものです。
コロッケさんのお母さんが口癖で言っていたのが「あおい くま」だそうです。 これは、焦るな、怒るな、いばるな、腐るな、負けるなのことです。 出所は、京都のお寺に伝わる「おい、悪魔」だったそうです。
動物が笑うかどうかは見方によりますが、人間は動物の中で唯一、おかしくなくても笑える能力があります。そうでなくては、作り笑いや愛想笑いはできません。 笑うことで笑顔になり、そのように表情筋の変化することで、脳は面白いと認知して、幸せに感じられ…
「原因を自分の中に有する、すなわち自分の苦心、自分の努力によって勝ち得たる幸を福という、幸というのは幸せの源が、自分の中にない偶然的な、他より与えられたものに過ぎない」(安岡正篤の「幸福論」)
一人ひとりの体も声も呼吸も共鳴も、それぞれに違っています。それを1つのモデルに無理に合わせようとして、1つのノウハウやハウツーで整えていくのは、無理なことなのです。 たとえば、体つきにしろ、姿勢にしろ、皆、違います。咽頭、喉頭、声帯もです。状…
砂漠や宇宙というのは、何もないからこそ、むき出しの生身の体験ができます。 そういう瞬間を全身で味わった人は、世界観も人生観も価値観も変わってしまうと思います。まさに何かを悟ってしまうのでしょう。
瞑想とは、ただあることです。息を吐くときに副交感神経が強くなります。 ですから、息を吐くときは、意識して、感謝の気持ちをもって、ていねいに長く吐いていくとよいのです。
自分の体や声を、モノとしてトレーニングしては、よくありません。体や声をつくるというのは、肉体的なトレーニングで、筋トレと違うのです。何らかのサムシング・グレートを感じながら行っていくものです。
運動をしないで体も動かさないのに、ずっと健康な人がいます。 それは職人さんなどでは、居職といいます。しかし、手先に全集中力をかけるのは、全身運動なのです。
しなるということでいえば、心が萎えるときは、とても大切なときなのです。ポルトガル語ではサウダーデで、心がブルーに感じるときです。 我慢して耐え抜くことが、よくないこともあります。そういうときは、怒ったり泣いたりして老廃物や邪気の滞りを出して…
心は内側に向けて、集中力をつけていきます。 弾みをつけないでゆっくりと行います。動作と呼吸を合わせます。 ポーズが決まったら、痛みのあるところに意識を集中します。すると雑念が消えます。 ですから、体の固い人の方が効果が早く現れたりします。 負…
ヨーガは、3つで成り立っています。 まず、アーサナといってポーズという体を作ります。足を組んでずっと苦痛を感じず心地よく座っていられる体をつくるのです。 次は呼吸法で、深くリラックスした呼吸をいつでもできるようにします。 そして瞑想を行うので…
ヨーガの呼吸法では、背筋をまっすぐにすること、背骨に沿って天地を行き来するといわれています。 腕を真横に伸ばして体を広げるポーズは、なじみがあるでしょう。 プラーナというエネルギーを引き出すのです。 右の鼻の穴でプラスの気を吸います。右はピン…