夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の山

登山をスポーツとして楽しむ欧米人に対し、日本では、山は、神のいるところ、修験道で六根清浄を唱えながら霊気を吸収して聖なる力を得るところでした。 山に神様がおわすのか、悪魔がひそむのかは、全く異なる考えのようですが、とても似ているのかもしれま…

アニミズム

西洋では、犬や猫が死んでも天国に行けません。動物は洗礼を受けていないからです。 我々、日本人の大半もそうなのです。 あらゆるものに神が宿るアニミズムの方が、普遍的に通用するでしょう。l

研究所の防音と環境

研究所では、防音マットを鉄筋造りの内壁のほうに貼ることによって、30デシベルくらい減音しています。ドアがライブハウス用の防音扉ですので、オペラ歌手が本気で歌ったりドラムやトランペットの演奏でもない限りは、大丈夫です。 まわりも鉄筋の建物なので…

防音工事

防音工事については、最近では、いろんなところが扱っています。完全なものでなくても、ホームセンターなどで材料を買ってきて工夫することによって、減音ができます。 実際は、40デシベル減音できるのが、理想です。そうなるとブロックや鉛版、重く厚いもの…

防音の練習環境

「声を出して練習ができる環境がありません」という人のために、防音の設備についてアドバイスします。 よくある悩みは、「アパートやマンションなど共同住宅なので声が出せない」とか、「家族と住んでおり、家族がいるときには声が出せない」、です。 外に…

1人と皆

考えてみれば、私も1人でやってきたようであって、最初から会社をつくり、研究所をつくり、学校に勤め、大企業や官公庁の仕事を請け負い、出版社からの本を執筆し、やってきました。それは、他の組織や人を頼んできたのです。 だからこそ、30年以上続いたの…

組織の力

私は、全て自分でリスクを背負って稼ぎ、投資し、続けてきたつもりでした。最初から、人の助けや税金や大組織のお金を使ってやるということは、考えたことはありませんでした。そういう組織とか国、政府、大企業、官公庁などには反発していたのでしょう。 し…

託する

たとえば、私は、歌い手や小説家、映画監督、俳優、声優などになりたいと思いつつ、本気でそれを成し遂げた人ほどには、そう思わなかったのです。私のまわりにそういう職についた人たちがたくさんいます。それを成し遂げていくのを見守ってきました。この場…

あきらめ

人には、あきらめ切れないことがあります。 あきらめることができないのであれば、それを確認していくことが大切だと思います。 あきらめられないということを確認してあきらめるのです。 勇気を持ってあきらめないと、心残りがあって、あきらめきれないわけ…

影響力

「人類」というのは、必ずしも「自分」ということではないのです。 自分でなく、他の人がやり遂げることがたくさんあるのです。いや、考えるまでもなく、その方が多いわけです。多くの人がそういうことを思えば、どこかの世代の誰かが成し遂げるということな…

思えば実現するのではない

いつの時代も自己啓発的なもの、成功哲学のようなものはあります。強く望めば、ものごとは実現できるという思考です。 望まないと何も実現はしないのですから、これは正しいのですが、望んでも実現しないことは、たくさんあります。高く望むほど実現は、難題…

希望に沿いつつ、次へ

目の前の相手の希望をどのくらい優先するかということにもよります。 もちろん、いらっしゃる方の希望を第一に尊重します。 本人の自己決定権です。 しかし、それは同時にその人の考えでの枠に囚われることになります。 希望を聞くのは、原則、レッスンは、…

対象の想定

初期の段階では、私は、多くの人がそうであるように自分の体験を元にしていたのです。つまり、自分のトレーニングを始めたときのことをゼロと考えて、同じ環境下にいる人を想定していたのです。 トレーニングを始めるまでの、いろんな経験とか心身について、…

他に学ぶことと実証

自分が最初に考えていたやり方が、すべての人に最も効率的に当てはまるとは考えなくなりました。 他の優れたトレーナーや専門家の指導のもとで、より伸びている人なども知ることができました。 つまり、このように総合的に実証していく必要があるのです。 特…

グループレッスンの試み

私は、同じような条件の人たちを集め、グループで長年、同じレッスンを5、6クラスほど続けていたことがあります。 そうなると2、30人×6での中でいくつかのタイプ分けをしてみることができます。完全ではありませんが、いろんなパターンでの実証実験のような…

プロを教える

自分よりプロ、実力のある人を教えた経験を積んでいるトレーナーは、稀有の存在です。 研究所では、そのような人をたくさんトレーナーに引き合わせているので、トレーナーの実力がつくのです。

偏向していく理由☆

「自分一人で最初から教えたい」というトレーナーは多いのですが、そこに習いに来るのは、自分よりできない人ばかりです。 すると、トレーナーが進歩しない、それどころか偏向しがちになるものです。 その方法を使っていなくても、そうなったという可能性を…

ジンクスの力

ヴォイストレーニングにおいては、ジンクスの上でもっていることがけっこう多いのです。またメンタルによる影響の方が大きいと思われる人もたくさんいます。 因果関係に対して、比較実験で検証できればよいのですが、この分野では、ほとんど不可能です。

因果関係

二項対立的に、効果があるか、効果がないかと考えるとうまくいきません。 大切なのは、どのぐらい効果があるかということです。 ですから、それは〇か×ではなく、これまでの経験で「こういうふうに感じた」「こういうふうになった」と述べるものです。「こう…

レベル

「こうなる可能性は否定できません」などということばは、間違えようのない絶対に正しい言い方です。ということでは、全く意味のないフレーズで、何も言ってないのです。 考えるまでもなく、質が低いのですが、それを鵜呑みにしてしまう人が、素直な日本人に…

経験の質

間違えた経験を踏まえたトレーナーは、間違えないように正していきます。 一方、自分は絶対に間違えていないと思って、学んでいかないトレーナーもいます。 難しい手術をしない医師が失敗をしないように、低いレベルでの経験は、学ぶのでなく出力だけです。…

教えること

スポーツなどでも、選手として活動することとコーチとして教えることというのは、問われる能力が全く違うわけです。 天才的な選手ゆえに、一般的な人には教えられないということもあります、違うタイプの天才には合わないし、もともと、そういう人は、教えら…

合意の形式

トレーナーによっては、自分にできたことは、そのまま人に教えられる、ストレートにそういう感じになってしまう人も多いのです。 でも、教えた、できたと双方で思っていて、全くできていない例を山ほどみてきました。 つまり、できた程度を把握せず、できた…

実習経験

若いトレーナーは、自分の知っている限りの処方をします。次に、思いついたことをすぐ行います。 それは、本来、勉強中に試行しておかないといけないことなのですが、資格のないような分野では、そういった実習を積む経験があまりとれません。総じて、経験不…

問いと試行

もしかしたら、もっとうまくいくかもしれないということで試せることは、少なくありません。「やってみたら何かわかるだろう」というようなことで、試行錯誤することは大切です。 これまでに教えた経験のない相手や初めて扱うような分野や目的の場合は、そう…

効果と確認

対策をして、全くよくならないようなレッスンは、ほとんどないでしょう。 ですから、「効果がありますか」と言われたら、どんなトレーナーも、どんな相手に対しても、「効果がある」と答えるでしょう。ということは、何の問いにも答えにもなっていないという…

程度への感覚

レッスンを受講する人はともかく、教えるトレーナーの方に、この「程度」に対する感覚が鈍いことは、よくないと思います。 診断する力と処方するメニュが決まりきっていて、それをただ切り売りするだけというようなプログラムメニュのレッスンが多いからです…

効果の程度

私は、いつも、「程度の問題」ということばを使ってきました。日本人はどうも、この「程度」についてのこだわりがないような気がします。 どのぐらいよくなるのか、どのぐらい効果があるのかを問うべきなのに、ただ効果があるかないかという二択での問いを立…

身体性と感情移入

デジタルで怖いのは、映像と同じように、そこに身体性がないことです。つまり、映画やテレビで殴られたり刺されたりしても、実際にそういう経験のない人には痛くないのです。 役者が痛がる演技をみて、痛みを覚えるということもあります。しかし、相手が怪獣…

コーチに頼らない

コーチに依存してしまうと、何も考えずに、新しい可能性のフォームを頭から否定してしまいます。まず、コーチが否定するでしょう。それが初心者を平均的なレベルに引き上げることを得意とするコーチについたときの限界です。 もし、あなたに抜きん出た才能か…