2023-07-19 託する 28.個人史 たとえば、私は、歌い手や小説家、映画監督、俳優、声優などになりたいと思いつつ、本気でそれを成し遂げた人ほどには、そう思わなかったのです。私のまわりにそういう職についた人たちがたくさんいます。それを成し遂げていくのを見守ってきました。この場合、私1人が成し遂げられるよりも、よほど大きな可能性が開かれていったと思うわけです。 自分が、と考えると自分だけで成し遂げるところにしかいけません。「みんなと一緒に」とか、むしろ、「誰かにそれを叶えさせてあげる」と考えた方がよいこともあるのです。