07.共鳴
人間の声は、感情が高まるとともに音域も高くなるのが、しぜんです。テンションが上がると声が上ずり、高音域で表現しようとします。しかし、そのときに音色を保つことが重要です。 私の声も低く聞こえるかもしれませんが、実際には太くひびいているのです。…
いろいろな音で共鳴を感じるトレーニング 1~4でやってみましょう。 1.ムームームー 2.フムーフムーフムー 3.ヰ・ヰ・ヰ(「ウ」の口の形で「イ」を発音する) 4.ヌーヌーヌー 共鳴ポイントのトレーニング 1~4でやってみましょう。 1.「ナァ」 2.「マ…
身体が響かず、あるいは響いてもその音を集め切れないと、口先の声になります。すると、うまくことばを使えないものです。 鼻声の方が、日本人には、やりやすいので、アナウンスやナレーションなどでは、鼻濁音(んが・・・)を中心に、マスターしていきます…
ハミングで鳴るところをそのまま、声の響きでとっていきます。胸の方の共鳴がしぜんと眉間の方で響く感じになるのがよいでしょう。 胸の響きでハミングの響きを捉えられるようになったら、頭部の方に鳴らしていきましょう。難しい人(高い声の方が出やすい人…
声を出すときに、軟口蓋に声の焦点を意識して出してみましょう。 軟口蓋とは、上の歯のちょうど裏側の硬いところ(硬口蓋)と、喉ちんこの間です。口をあけて息を口のなかに吸い込むときに、スーッと冷たく感じるところです。 声を出すときにあくびしたよう…
声にとっての楽器は、自分の身体全体です。 どんな楽器でも、音源と共鳴する部分があって、美しい音色となります。 ピアノはピアノ線をハンマーで打ちます。その振動がピアノ線から駒に伝わって共鳴板を鳴らします。ギターやバイオリンは弦をこすり、その音…
1.「ハイ」「ガイ」「ライ」 2.「おはよう」「こんにちは」 3.「さようなら」「ありがとう」 4.「ファイトー」「エイエイオー」 5.「ヤッホー」「オッケイ」
よい声とは、どんな声でしょうか。その目安をいくつか掲げておきます。 □全身を無理なく使って伸びやかである □透明感や艶がある(くせがない) □柔軟性と鋭さが伴っている(固く鈍くない) □軽みと深みがある(柔軟性がある) □音色が多彩に感じられる(変…
声が響くのは、声道という、声帯から出口を鼻、口にすると、その間のところです。もちろん、頭や胸や全身、あるいはあなたのいる部屋にも、声は共鳴して音色を変じるのですが、ここでは身体のなかであなたの音色をつくるところを扱います。ものまねでわかる…
響きが調整できるように、無駄のない発声づくりをしましょう。 勘がよくて才能もそれなりにある人でも、ステージを続けていると、必ず体調が悪かったり調子が悪いときも出ます。喉を壊してしまったりすると、立ち直れなくなってしまいかねません。戻せるとこ…
日本人はフランス人と同じで、しぜんと鼻にかかっています。ですから鼻母音を覚える必要はあまりありません。これは演歌にふさわしい声で、ヘビメタなどでは、通用しません。 普通に話しているところから、高くしていくと、響かせる位置も高くなってしまいま…
副交感神経が優位になると、代謝がよく、血圧、脈拍が安定し、体温が上がります。4000から4500ヘルツの周波数の音を多く含む音楽で、そんなことが起きやすくなるということです。エコノミー症候群の対策にもなるそうです。
椅子に座って低く太い声を出していると、それが椅子に伝わり背骨のほうの椅子の背からマッサージしてくれるように振動が伝わってきます。女性では難しいかもしれませんが、男性なら、どこかで経験しているのではないでしょうか。 あるいは、床の上に横になっ…
女性なら、頭の上に何かをのせてみて、大きな声や高い声を出すと、共鳴はわかりやすいかもしれません。胸の方には、すごく響く人とあまり響かない人がいるからです。この「響く」というのは、「響いているように感じる」という体感です。共鳴ということでは…
共鳴とは、同じ周波数での一方からの刺激を受け、もう一方が増幅する現象です。 2つの音叉の共振を思い浮かべてください。大きな音がすると、窓ガラスが振動したり割れたりします。それらは、共鳴現象です。 ですから、体の不調を、周波数を整えることで治そ…
「体全体に共鳴」といっても、それはイメージです。 また、共鳴器官も似たようなもので、そこで共鳴するのではありません。 正しくいうのなら、共鳴は、声道といわれる口内、咽頭、つまり声帯から口腔までの間(音によっては鼻腔まで)で、行われます。 です…
体の要素、姿勢、柔軟、表情、筋肉、呼吸、声の要素は、1.高さ、2.強さ、3.長さ、4.音色(発音、母音、子音+母音、ハミング)です。リップロールも脱力、呼吸と顔の柔軟運動の一つです。使えない人、やりにくい人は無理に使おうとしないでよいでしょう。巻…
1.声道の共鳴 声帯と口、鼻の間(喉頭―軟口蓋) 2.顔での共鳴 共鳴洞=共鳴腔 3.体での共鳴 4.スタジオでの共鳴 1、2は歌のヴォイトレや声楽で教えられていることが多いから簡単に述べます。軟口蓋を上げて喉頭は上がらないようにして眉間、頬骨に響きの焦点…
ついでに、表情づくりですが、これも、声の発声、共鳴とリンクします。感情を表現すると表情も変わり、それに合った声も出ます。ここは応用です。それと発声、共鳴の基本は違います。 歌は笑顔で歌うと教えられることもあります。そのメリット、デメリットを…
笑顔は、表情の振付ともいえます。メイキャップとも通じています。歌唱力とダンスでなく、ダンスで歌唱力を補うのと同じく、表情で歌唱力を補うようになっているのです。 私のヴォイトレは、無表情で行ないます。応用は、魅力的な表情ですが、しかし、ベース…
息でつくる声のタイプについて述べます。 ポップスでは、マイクが使えるのでウィスパーヴォイスでも伝わります。それは応用として考えた方がよいでしょう。息声、ささやき声は、声にしないので声帯は休まりますが、喉は動くので疲れます。声にしない分、共鳴…
声の音色は、その人の生まれつきのものとして誰もタッチしてこなかったことが大きいと思います。発音(ことばの読み)、音程(音の高さ)、リズム、この3つが歌の基本要素ですが、プロのなるレベルでは、アイドルを除いては、音色の魅力であったのです。 ポ…
音色の加工法としての共鳴を追及していきます。声を×2、×4、×8、×16、別に2乗でなくてもよいのですが、倍々に響かせるためには、邪魔をしないことです。発声した時点で共鳴は生じています。仮に、呼吸量=1で1の声と限定します。長く響かせるのには、呼気…
大切なことは、共鳴をさせるのではなく、共鳴しているのを使うことです。そして発声をしっかりと支える呼吸を育てることです。声の芯を確保してください。そして体-息―声を一本化させること、ズレをなくすことです。☆ 共鳴について、あててはいけない、当た…
効率化というのは、日本人の得意とするところです。元より、加工業で発展した国であり、基礎部分の構想や発想より応用技術に長けていた民族です。 声の効率化の一つは共鳴に表れます。私は「共鳴の専門家は声楽家」と言ってきました。でも、民謡や声明、詩吟…
日本で最も変わってきたのは、芸とは、10年どころか一生かかるものであったのに、それを早く一定の水準まで到達することを目標にし出したところです。そのくらいでもプロといえるようになったこともあるでしょう。有名大学に入ればそこでOK、有名企業に入れ…
私は、「アー」という一言、一声の違いに気づき、特に海外の人との差から、研究所を創設しました。最初は、声のパワーの違いでしか理解できなかったとはいえ、そこは伝わるということですから、間違ってはいなかったわけです。声の要素のなかで、声量はベー…
芯―共鳴とは、基礎―応用ともいえます。私のヴォイトレのメニュでは、「ハイ」―「ラララ」にあたります。「ハイといえないところでは歌えない」が、厳しい条件としての判断の一つです。日本のプロの歌手には必ずしも当てはまりません。シャウトなどしないから…
首の位置はまっすぐにします。顎を引くだけでなく、それよりも体の真上にのせておく、マネキンのようにです。日本人の軟口蓋のあげ重視は、やや行き過ぎのように思えることがあります。鼻にかかるオペラ歌手のように、です。藤山一郎、近江俊郎の発声などは…
たかだか、ことばです。しかし、ことばの使い方一つで、トレーナーの熟練度がわかるものです。つまり、感覚や感性の鋭さは、ことばに出るのです。 例えば、「前に立てたろうそくの火を揺らさず、鼻につけたちり紙を揺らさず響かせる」みたいなのを、理想の型…