1.声道の共鳴 声帯と口、鼻の間(喉頭―軟口蓋)
2.顔での共鳴 共鳴洞=共鳴腔
3.体での共鳴
4.スタジオでの共鳴
1、2は歌のヴォイトレや声楽で教えられていることが多いから簡単に述べます。軟口蓋を上げて喉頭は上がらないようにして眉間、頬骨に響きの焦点をもってきましょう。
私は1、2より3、4をよく使います。3は、イメージ、体幹ですが、頭のてっぺんから背骨、尾てい骨まできちんと声の出る人は、体中から響くのです。
頭声、胸声は、頭や胸が響いているのではありません。そこで響くように感じているということです。体は振動するというイメージです。これを体振といいます。それは、顔も同じことです。顔に空洞があっても声の共鳴は声道で起きていることです。
でも、イメージで体、そして体の存在する部屋の中に響くように、響かせるのではなく響くのです。それが声の器づくりとして、とても大切なイメージづくりです。