夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

公と表現

公とは何か、専門とは何かについては、私もいろいろと思うところがあります。若い作家やタレントが、時事問題などに全く外れたことをコメントしているのを見ると、彼らより、そのミスキャスティング(した人)を情けなく思うこともあります。有名な歌手や声優…

なぜ答えるか

「なぜ専門以外のことに言及したり、発声以外の質問に答えるのか」と聞かれたことがあります。それは、聞かれるから答えているのですが、興味、関心があり、答えられたりするからです。 人に何かを伝えている以上、そういう内容には、私に限らず誰でも触れて…

プロとの基準☆☆

オリジナリナルのフレーズをみるには、せりふや歌に応用させて判断します。 歌い手のなかには、本人の世界観をそのままぶつけてくる人もいます。それはそれでよいのですが、私はプロセスとして、オリジナルのフレーズの組み合わせの結果としての歌としてみて…

習慣

普遍化させる必要はありません。再現をしていければよいのです。自己増殖です。人間という類から個として自由にしぜんになっていくのです。 自然や作業で大いに学ぶこと 効率を考えないこと 遠回りをすること あらゆる試みをすること 極めること 大成を目指…

メニュ

普遍 誰にでも当てはまること。 再現 同じことが何度もできること、いつでもできること。 メニュのなかには、誰かが、大体は、それをつくった人だけが、あるいは、他の人が数回だけできた、というものも少なくありません。それはやる必要はありません。それ…

シンプルに

頭でっかちになり、わかろうとするより、量からしか学べない質のあること、そして深い存在に気づくことでしょうか。 慣れとコツ、力の使い方や抜き方、それらは同時にと欲張ると、複雑になり混乱するか、一つに偏り他のをスルーしてしまうでしょう。そうしつ…

素直に加えて

教えられるまま、言われるままにするのと、素直とは違います。教えを活かすには、素直でなくてはよくありません。しかし、従順なだけでは足りません。活かせない人は、教わるよりも自ら気づくようになることからです。 声は気分や響かせ方を少し変えたらずっ…

見立て

成果を直感でみる、それを10年先か今日みるのかでは全く違います。ここまで近視眼的になってしまったのは、時代とはいえ、教育や環境のせい、大人の責任も大きいでしょう。 きついから高まるわけではありません。でもきつくないのに高まることもありません。…

できる

できた、と言っても、確実にできなければとても使えません。ときたま、できたときだけ人前でやってみせるというわけにいかないのが、肉体芸術やアスリートの厳しさだと思います。 どんな状況でもできるのをもって、応用と述べてきました。オリンピックなら、…

結果として

押すと反発する、その力を吸収すると相手は自ら倒れ、気づいたら勝負に勝っている、結果としてうまくいっていると、合気道の藤平師範に教わりました。人間関係にもアートもに通じるものがあります。 もっとよいのは、そこに関わらないことです。自立、唯我独…

革新をする

余裕があり、煮詰まらないとしたら、低いレベルでやっているからです。高いレベル設定ができていないからです。それでは、少し上達したあとに伸びることもありません。何が必要かがわかっていないからです。 「周りから『うまい』と言われて、これ以上どうす…

考えない

「悪い頭は使うな」と言うのは、使ってもうまくいかなかったら使うな、ということです。最初から使うな、ではありません。使えないのを知るために、大いに使えばよいのです。 心身も頭も、自分に限界を感じて、他人のレッスンを受けたら素直になれるからです…

わかる、できる、やれる

頭がよくて、すぐに「わかった」と言う人が多くなったように思います。私も、若いときは、内心わかったと思っても、後日、わかっていないことがわかったことの方が多かったです。わかっていてもわかっていなくても、できることが問われるのですから、わかる…

力を抜く

力を抜くには、どのように力を抜くのかを学ぶことです。無駄な力、無駄な動きが上達を防げます。腹式呼吸といってもお腹に力を入れるのではありません。集中することで力を抜く、無意識になることで脱力されるわけです。欲を鎮め、無駄な力を収めるのです。 …

力をつける 気をつける

声をしっかり捉えるのと、力で捉えて、動かすのとは違います。体は動いてもよい場合もありますが、心は静まっていなければなりません。 「声を声として捉える」までに、数年はかかるでしょう。 声は、出そうとしたら出てしまうのです。それを根っこで捉えて…

ビブラートの習得

美空ひばりの歌で、私は、声も含め、すべてが静かに止まっていることを知りました。彼女に限らず、一流の歌には安定、安心、やさしさがあります。彼女の歌には、悲しい美しさがあります(私も詩で表しました。「EIのポエム」参照)。 まっすぐな線でも、本当…

ビブラートのかけ方

この研究所には、ビブラートのかけ方を教えるトレーナーはいません。私が、そうするように禁じているのではなく、今までのところ、そうだったのです。今後のことはわかりませんが。それだけをもってよし悪しを決めるつもりはありません。 これは、形を教えて…

理論は方便の弊害☆☆

声については、皆さんより、わかったようなふりをして間違ったことを言う先生が問題です。特に、個人の可能性について、努力半ばで挫折した人ほど、「それは難しい、無理、できません」と言います。自分のできなかったことだからです。その克服法を見つけて…

これから、日本は

今の日本の場合、出過ぎても打たれずに無視され、その存在を許されるので、誰もがやりたいようにやればよいと思うのです。出過ぎる人が出ていくと、それを超える人も増えていくでしょう。妬み、嫉み、狭量、平等意識の強い、相変わらず村社会の日本では、持…

行き着く先☆☆

歌やトレーナーを目指したところから、すでに時代から遅れているという見方には、今さら言及はしません。私はそことは分けて動いています。しかし、レベルでは、トレーナーもやがてナレーター、声優と同じくAIに取って代わられるでしょう。 日本では、ヴォー…

イメージプラン☆☆

私は、レッスン前に提出させるシートで、歌の解釈とどう歌いたいかの意図、イメージ(創造ブラン)を提出させます。そして歌のに、本人のイメージのプランと結果(今回の歌唱の評価)を聞きます。 イメージに結果が追いつかないなら、続けていれば、いつか近…

ヴォイトレの保守性☆☆☆

歌ってしまえばオリジナルになってしまうようなのは、才能に近いものかもしれません。結局のところ、歌もまた、天賦のものとみるのであれば…。ただ、どの歌も本人のものになってしまうのは、それだけの量と質をこなしているから可能なのです。これは練習量だ…

歌か人か、カラオケか役者か

その人に合う歌、合わない歌についても、オリジナルのフレーズから決まってきます。カラオケのチャンピオンは、どの歌も卒なくうまく歌えます。しかし、歌い分けられる人は、歌によって分けられてしまうだけの人です。それぞれの曲を創唱した歌手に似せられ…

フレージング☆☆

フレーズについては、リットー・ミュージック刊の「裏ワザ」にやや詳しく述べました。声の音色と動かし方を、絵画のデッサンでの、色と線で例えて説明してきました。 歌は音色でのデッサン、線のデッサンです。これは、4小節を中心に構成され(8ビートで入り…

オリジナリティの学び方☆☆

オリジナリティの見方となると、相手あってのものです。しかも、いくつかの組み合わせの結果ですので、要素での分類には、そぐわないです。そこをあえて、無理に分けてみます。 a. 声そのもののよさ(白鳥英美子、カレン・カーペンターズ) b. 声の動かし…

チェックとトレーニング☆☆

オリジナリティも、いくつかに分けてみています。表現にも、声にも、歌にも、せりふにも、それぞれにあるということです。 あえて声だけをみるトレーナーにはすぐれた人が多いです。しかし、その指導だけでは、心身の解放の域に留まり、そこを出られないこと…

見本をまねない☆☆

声や歌の判断を、ことばで述べるのは難しいのですが、ことばが使えないのはトレーナーとして失格と私は考えるので、伝える努力をしてきました。10年くらい経つと、それまであまり馴染みのなかったジャンルの歌にも、私自身の判断ができてきました。ことばも…

表現か機能か☆☆

これまで多くの歌を判断してきました。プロデューサーとしてではなく、トレーナーとして、です。プロデューサーとしての判断は、プロデューサーになり切ってみるのですが、なり切れない分、プロのプロデューサーに劣るわけです。私からいうと、割り切れない…

選ぶという才能と感性☆☆

多くのトレーナーにまみえてきたなかで、それぞれのよし悪し、長所短所、さまざまにありました。そのなかで、大切なこととして、次の2つを学ぶことの必要を感じます。 トレーナーは、声や歌を扱っているのですが、声も歌も一人をまねることのリスクについて…

自戒☆☆

声の問題を突き詰めると、心身のことからスピリチュアルなことまで含まれます。相手の未来に対して取り組むのですから、将来の世の中への予見も必要です。その上でその人が声を背負ってきた半生、育ち、誕生、もしかすると、それ以前へまで関心を向けざるを…